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2017年10月05日
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カテゴリ: 本に親しむ
以下、目次

第一章 構成の秘密
    ―ブリッジの作り方
 まずはテーマを決める
 「身近な話」には魅力がある
 「連想ゲーム」トレーニング
 結論よりも、まずは「書き出し」を
 無駄を恐れない
 「部品」の種類は多めに持とう

 読者に展開を予想させないテクニック
 文章に必要な「部品」は探しにいくもの
 時には強引につなぐ
 池上式、文章校正力向上法
 「部品」を集める感覚で、知識をストックする
 職業病も悪くない
 思考に「奥行き」を持たせるトレーニング方法
 最後をちょっと緩める

第二章 本当に伝わる「表現」とは

 わかっていることを、わかっている言葉で書く
 ベタに書くことを恐れない

 ツッコミを先回りする
 短文の効用
 とにかく「削る」練習をする
 簡潔であることの強み
 「誰に読んでもらうか」を意識する

 なぜその本が好きなのかを分析してみる
 「控えめな表現」の効用
 「たとえ」の作り方
 「です・ます」調と「だ・である」調の書き分け
 ことわざの使い方
 「自分」に取材する
 毒舌は名文である
 許される毒舌、許されない毒舌
 戯作者の手法
 季節感の出し方
 自分の文章は、時間をおいてから読み直す

第三章 名分でリズムを学ぶ

 名分を「書き写す」意味
 「リズム」を身体になじませる
 「お勉強」では続かない
 家具を買い足す感覚で好きな言葉を集める
 「事実の積み重ね」で内面を描く
 「体言止め」でリズムを整える
 映画的な工夫

第四章 悪文退治

 悪文の見本
 書きにくいことは「人に言わせる」
 「〇〇したいと思います」は避けよう
 「こだわる」と「片手落ち」の本来の意味
 ちょんちょん括弧は逃げの言葉
 「絆」は使いたくない言葉、「機会」は注意しなければいけない言葉
 自慢話はしない
 失敗談こそがもっとも面白い
 無理に奇をてらった話をしない


 以下、本文から“”部抜粋引用

 “将棋の世界に、大山康治15世名人という大棋士がいました。「得意な手はなんですか」と問われて、「プロに得意な手なんてありません。得意な手があるならアマチュアです」と答えたという話があるんです。私は、これにギャフンとなりました。言われてみればその通りで、「好きな表現」というのは、自分にとって「便利」だから使ってしまう表現にすぎなくて、その文章にとって最適の表現ではないことも多いんですね。響きが綺麗で、文章が締まるからよく使っているということでもなくて、ただ、自分がラクできるから使っている。ラクをして、いい文章なんて書けるわけがない。だから、「好きな表現=便利な表現」だとすれば、「好きな表現=使ってはいけない表現」ではないか。大山名人の言葉に接してから、そんなふうに考えるようになったんです。”

“政治家を批判するときに、口から唾を飛ばして激しく怒ると、読者はその政治家の味方についてしまう。激しく批判したい時ほど8割くらいの力に抑える。すると、「手ぬるいな。もっと怒ってもいいんじゃないか」と、読者が怒る側にまわるんです。こちらからガソリンを撒いて火を大きくしようとすると、読者は火を消しにくる。こちらが火種をそっと差し出せば、読者がガソリンを巻いてくれる。
文章というのは、一方通行ではないんですね。必ず読者が読んでくれて成立する。自分の書いた表現で読者は何を思うか、読者がどのような行動に出るか、考えながら書くこが大事です。“

“版画でも、「こういう絵柄を描こう」と張り切って全部彫ってしまうと、印刷した後、何も浮き上がってきませんよね。彫りすぎると何も彫らなかったのと一緒になってしまう。だから、余計なところは彫らないように、ぐっと我慢する。彫るべきところだけを、表現を凝らして掘る。これは文章も同じなんです。”
基本的には、淡々と事実だけ書いていく。そして、「ここぞ」というところだけアイディアとテクニックを駆使して表現する。「文章というのはこうやって書くもんだ」と教わったのが、この文章でした。”



将棋界の大棋士、政治家の批判、版画の話、さすがにたとえに引っ張っての内容が非常に分かりやすかった。ぐりぐりとマーカーで記したこの個所をピックアップしてから気がついた。いずれも竹内氏の言だった。この人の本は初めてだったので、新鮮だったのかな?

あとは、近年良く聞く「こだわる」という言葉、十数年前、以前勤めていた会社の社長がこだわりを持てとよく使っていた。 良いこと、悪いことの両面で使われていたのがちょっと気になっていたが、本来は良い面では使わないのが正しいとのことだった。

しかしながら、やはり、一番面白いのは、いかにしてブリッジを創るか! そこではないかと、個人的には、、、思う。

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最終更新日  2017年10月05日 22時55分18秒
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