2004年06月24日
XML
カテゴリ: 小説『Atomic City』
この小説の原文を書いたのは 4年前にさかのぼります。
当時 時間をフリーに使えた事もあり 日に3~4時間は 曲創り 休日
の土日は 12時間以上 ギターを弾き続けていました。
そんなあるとき ふと何の気なしに文を書いてみたのです。
ある男が 長い階段をのぼる途中で見た 暖かい光を放つクリスマスのイ
ルミネーションで飾られた家。。
男は 悲しみと笑みとを交錯させながら実に複雑な表情で残りの階段を 
下をうつむきながら登って行く。。 


約300メートルの階段をのぼる間の表情で 男の人生と心の中を書いて

友人にその内容を話したところ とても感動してくれたのを覚えています。

今 ホームページに掲載しているのは 『Atomic City』の小説用の文です。

この小説を公表するのは とても勇気が居り正直 悩みに悩みました。
200年後の世界のみならず 今後の世界がどうなるか予測し それを書
くことで多くの人たちを傷つけるかもしれないと思ったからです。
それと言うのも 登場する場所は 全て実際にある場所であり あまりにも科学
の進んだ世界には 今の常識や倫理観が通用しないからです。
中には オノ教授のように 生徒に機械に頼らないで何ができるか感じて
もらいたいと思う人間も登場します。
しかし 彼自身も文明社会の中で どう生きたらいいか模索を続けている
状態にまだ過ぎません。


わらないと思います。仕事をしたり 学校に行ったり 恋をしたり 喜びも
悲しみも同じように感じて生きています。   
私たちと同じように 過去の人類の積み重ねの上に生を受け生活しているはずです。
そのため 人類のしてきた行い全てを彼等 200年後の人々は背負い込んでいます。
ゆえに 今より過酷な自然が彼等の生活を圧迫しているでしょう。




今後100年間 2001~2100年では 5~7度更に上がる可能性がある とも言われています。
2201年には 夏の東京.都心は 50度をゆうに越えるかもしれません。
水没して海に消える海岸 環礁や島も沢山あるでしょう。。

しかし そんなことが当たり前の世界に主人公たちは 住んでいます。
この文を読んで ”未知の世界だ””不思議な世界だ”
そう思われた方は 多いはずです。
でもこの小説の世界では ”現実”なのです。

内容は あくまで予測を元に脚色し展開しています。

海面の上昇を想定した初めての大型近代建築は 小説より
もう少し早く建てられるでしょう。
企画や設計は すでに出来ているかもしれません。
もしかしたらもう建っている可能性だって有るでしょう。
おそらく 海に近く海抜の低い土地か 島国が初めての建設地だと思います。

土地の盛り上げなども 小説の2085年よりもかなり早いうちから
始まるかもしれません。


事実 1980年代~から現在にかけて多くの環礁で水が採れなくなり 
中には ツバルのように島が満潮時に水没する所も出てきています。
この島に関しては 地盤が沈んでいるとか 海からの浸食で島自体が無く
なってきている等と 多くの人々が説をたてていますが 海面上昇の説を
否定する国や学者もいるそうです。
何が真実かは 解りませんが 水が採れなくなり水没する島や環礁がある
のは事実のようです。 
これから 彼等がどうなるのか心配です。
話によると 他の島や国に移住をし始めているそうです。。


僕が中学生の頃 父親が仕事で持ってきたある 建造物の図面を観たことがあります。

高さ数百メートル 横3~4キロメートル
建物の中は 町のようになっていて
ショッピング街 映画館 飲食店 居住区 横スライド.同時に縦にも動くエレベータ。

自由に部屋の位置が変わり他地区へ動く移動式の部屋。。
十数年前に出たプロジェクトで建設地は東京。。。 
今は まだ造られていませんがこの馬鹿げた建物の図面が僕の心のなかに
『Atomic City』の種を植えたのかもしれません。。 


この小説が進むにつれ 僕が感じ経験し記憶し 考えたものが
次から次へと出てくるでしょう。。
大学の描写などは 小学校時代 親につれられ何度か
聴講に行ったとき感じた感覚を取り入れています。
又 未来に対して私たち人間は 何ができるか考えるきっかけなると
嬉しいと思います。


何にしても 小説『Atomic City』は 続きます。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年07月28日 17時32分01秒
[小説『Atomic City』] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

kaizu-vvv7

kaizu-vvv7

お気に入りブログ

家族で宮古島へ!~3… ぽぽみぃ95さん

 かすみ草 の原っぱ かすみ草¨さん
粉粉実験室 Shizuさん
DECO BLUE デイGさん
がんばれ!自分!!! ともろぉ★さん
heavily struck ゆっきぃ1858さん
Eternal Flame of Th… 鉄牛/Shining Dragonさん

コメント新着

デイG @ Re:小説『Atomic City』第1章 第3節(06/19) 明けましておめでとうございます! 昨年…
千世ぼー @ 難しそうですが期待! すごいー!kaizuさん色々なジャンルに挑ん…
Shizu @ こんにちは。  ヨーロッパの歴史物、大好きです。大変…
鉄牛/Shining Dragon @ Re:『アダム・ルーベンスの誕生』(12/24) 壮大な物語だね。 前のSF大作も鋭い描写…
みえる@ 新小説 こんばんは。 新作ですか? 今度も海が…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: