『人間関係と力を奪われた世界。
モブにとって厳しい環境であり・・・
救いのないまま日々が過ぎていく。
ゆっくりと。
それは終わらなかった。
そして、その世界の中で・・・
半年の月日が流れた。』
うぇぇぇええええええええええ！！？
半年も(((゜д゜;)))!!?

なんという生き地獄・・・
過酷な環境で数日でモブの精神を破壊する目的かと思ったら、半年もあんなクズだらけの環境で過ごさせるとは・・・

これで登校拒否にならないって、むしろモブの精神力凄くない！！？
イジメにしても、結構たちが悪い内容だった気がするんだけど・・・
それとも夢の世界だから、登校拒否になるってこと自体が不可能なんだろうか・・・

自分も靴に画鋲や泥詰め込まれたり、プールで無理やり顔沈められる程度のイジメは受けたことありますけど、給食中に牛乳ぶっ掛けられたりするほどのイジメを毎日受けたらさすがに耐えられる気がしない・・・(-"-;)

ここまで酷いイジメを受けて、それでも学校に通い続けてる人もリアルにはやっぱりいるんでしょうか・・・？
そんな人に、自分は何もしてあげられないし、薄っぺらい言葉をかけてあげることしか出来ないけど、 その人は本当に人間として立派だと思うし格好良いと思う。

モブの世界で半年が過ぎる間、現実の世界では30分の時間が過ぎていた。
エクボは経過時間から、モブがピンチの状態にあると察したようだ。

様子を見る限り、霊言師匠は逃げる気がなさそうですね・・・
さすが師匠・・・っ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡

野良猫に餌を与えるモブを見つけて、取り囲むみのり達。

保健所に通報すると言われ、大人数相手に立ち向かうモブ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)゜｡
あんた男や・・・

だがその結末は・・・

猫が・・・.jpg

なんという胸糞悪い結末・・・

最上啓示はこの世界のことを 『モブの人間関係と能力以外は現実と同じ』 と言っていたが、さすがにこれは嘘だろう・・・
いくらみのりがそそのかしたとしても、モブをいじめるだけならともかく、猫を平気で殺せるようなやつが中学校のクラスに何人もいるなんてことは無いんじゃないだろうか・・・異常すぎる・・・

ここでとうとう最上啓示が自分の過去を語りだす。

最上啓示が母の病気を治すためにテレビの出演や殺しの依頼を引き受けていた事はすでに語られていたが、まさかその結末が・・・

最上啓示の母.jpg

『私の行為が自分の周りに”魔”を集め・・・　その災いが母に降り掛かっていたのだ。』
これは辛い・・・

今まで母のためにずっとず～っと頑張ってきたのに・・・

利用されているとわかっていても、
悪いことをしているとわかっていても、
それでもずっと母の為を想って頑張ってきたのに・・・

その結末がコレとは・・・
これは世間に絶望し、闇堕ちしてしまうのも納得の理由・・・

でもちょっとだけ言わせてもらうと、予め最上啓示とその母の生前の会話なども描写しておけば、もっと最上啓示の絶望に説得力を持たせられたと思うのですが・・・
一応自分が同じ境遇だったらどう思うか考えてみれば、最上啓示がどれだけ辛かったのか想像できますが、そこまで深く想像しない読者にとっては、ここまで描写不足だと最上啓示の闇堕ちの理由には説得力が足りなく感じるのでは無いかと思います(´・ω・`)

あ、ちなみにちゃんとしたお寺の人に聞いた話だと、霊感商法などをしている人間や、心霊スポット巡りをしている人間の周りに不幸が振りかかるのは現実でもよくあることみたいですよ。
皆さんもお気を付けて！

最上啓示『力は自分のために使っていい・・・いや、使うべきなんだ。　今のキミならわかるだろ。』
最上啓示はなにか別の目的があってモブを覚醒させようとしているのかと思いましたが、この境遇を見る限り、もしかしてただ単純に過去の自分と現在のモブを重ね合わせているだけなのかも・・・

まぁまだなにか目的がある可能性も捨て切れませんが！

モブが戦っているあいだに、エクボの超能力により閉ざされていたドアが壊された模様。

これで怪我人も運び出せますし、ここにいる人達が殺される危険も減りそうですね！
重症を負った依頼人・浅桐正志も助かると良いのですが・・・

これだけでもモブが命をかけた甲斐があったというもの・・・！
まぁ、それだけではなんの解決にもなっていないのですが・・・

エクボ『霊幻。逃げねーのか？』
霊幻『おう。　ま、一応仕事だしな。』
霊幻師匠のプロ意識が素晴らしすぎる！！！
~~いつもやってることは詐欺師紛いなのに！~~

他の霊能力者にもちょっと聞かせたい台詞ですね。
霊幻達以外は全員逃げ出したのだろうか・・・？

まぁでもこの状況で逃げ出すのは、いくらプロだと言っても仕方がないか・・・
自分も（自分の弟子がピンチで残ったりしてなければ、）先に逃げ出す自信があります(`-ω-´)

今がいかにやばい状況か、いくらエクボが説明してもモブを信じることを止めない霊幻師匠。

『モブは俺達を信用してるんだ。馬鹿だからな。』
というこの台詞が格好いい・・・
モブに対する理解と、師匠としての愛を感じますね。

霊幻の悪い顔.jpg

エクボを諭す、霊幻師匠の悪い表情が良いｗｗｗｗｗ

この表情と台詞だけ見ると、霊幻師匠はモブを都合良く利用しようとしているだけの悪い大人に見えますね＾＾；
まぁ『爪』編以降の霊幻師匠を見る限り、ちゃんとモブのことを弟子として大事に思っているのは間違いないと思いますけど。

エクボ『この身体、使いやすさは間違いないけどよ、シゲオ本来のスーパーパワーは俺様は引き出せないみたいみてぇだ。　アイツの精神がこの肉体に入って初めて条件が合うのかもしれん。』
前々回、 『両方の力が使える！！？　何それ強過ぎる！！』 と思いましたが、さすがにモブ本来の力までは使えないみたいですね。
やっぱりこの世界の超能力は精神に宿るのでしょうか。

気が変わって自分も残ると言い出したエクボ。

そのまま待とうとする霊幻に対して、
エクボ・・・出る！.jpg