貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

アジアの星一番Ver4

アジアの星一番Ver4

Calendar

Favorite Blog

a puff 杏子どら焼き… New! tougei1013さん

「SwitchBot 温湿度… New! ひでわくさんさん

錦木 敢闘賞 にし… New! ほしのきらり。さん

surfersparadise☆2 ☆rokogirl☆さん
~徒然なるままに@サ… snowshoe-hareさん

Comments

ロマンスドール@ Re:0925 チェンマイから日本へ移動  ~(09/27) New! いつも長々すみません。 中性脂肪の値は前…
アジアの星一番Ver4 @ Re[1]:0924 日本帰国準備 ゆうこりんと食事  ~(09/26) New! ロマンスドールさんへ 10月の健康診断…
ロマンスドール@ Re:0924 日本帰国準備 ゆうこりんと食事  ~(09/26) 一番さんの腎機能は悪いというわけではな…

Freepage List

2024.08.27
XML
カテゴリ: 作家



このブログが削除されないようにしたいので、ご理解の上、ご了承願います。

===================================

あらすじ
悠介は、長野県安曇野の隣、池田町に産まれ、長野高校に進学した。大学は東京のM大学である。その間、小平由樹枝と良いお付き合いをした。大学2年になりとあるコンパで飲み過ぎて矢代美恵子と深い関係となる。小平由樹枝を愛していたが、愛想をつかされ振られてしまった。その後、美恵子とは変則的な付き合いを行い、1年先輩の美恵子は就職して大学もアパートも去った。悠介は大学4年になり就職活動も終わり、希望の会社に就職も決まった。そして友人高橋の結婚披露宴も無事終了。その後新婦の友人の唐橋由美子と親しくなったが、別れたいが別れさせてくれない。一方、美枝子は玉の輿と言える結婚する事になった。3月末、悠介は就職したが、実習中に由美子が自殺未遂をしたと言う連絡を受けて真っ青になった。由美子の父親に会い、慰謝料も支払い問題は解決した。悠介は希望の鹿沼工場に配属され社会人生活が始まったが、女性問題がありタイのシラチャへの出張が決まった。




写真はネットより借用

===================================

愛し合った名残りか薄っすら汗を掻いている。それで交替でシャワーを浴びることにした。一緒でも問題ない広さがシャワールームにはあった。しかし今から愛し合う訳ではないので誘う事なく別々にゆったりと入った。

まだ夕食には早いが、散歩に出かける事にした。ハンサによれば、旅行社に行って明日のショーのチケットを買うとの事である。ニューハーフショーである。ハンサがとっても綺麗よって言っていたショーだ。話を聞いて悠介も一度は見て見たいと思っていた。メインストリートと思しき通りに旅行会社はあった。ハンサがタイ語で聴いている、悠介にはさっぱり分からないので、隣に立っているだけである。暫く話した後、何時のショーにするかと悠介に聞いて来た。1日4回ショーがあり、17時、18時半、20時、21時半とあるようだ。食べる前に見るか食べた後で見るかによって、時間が決まる。悠介は、ゆったり食事をしたかったので、夕食前の17時にしたいとハンサに告げた。ハンサも了解した。


「そうだね、海みたい。」
二人で手を繋いで、海の方面へ向かう。途中、飲み屋街らしきお店が、両側にあった。まだ開店していないようであるが、広いお店であった。10数分歩いたろうか? 海に出た。涼しい海風が吹いて来る。気持ち良い。日陰の縁石に並んで座って海を見つめる。悠介は海なし県で育ったので、海は珍しい。海で泳いだのは、北海道無銭旅行の時の一度だけである。
「俺さー、海に入ったのは人生で一度だけなんだ。」
「ええー、そうなの? 私は何度もあるわよ。」
「ここは綺麗な海だよね?」
「綺麗。でも、もっと先にラン島ってあるけど、そこの方が海は綺麗よ。」
「ラン島? 行って見たいな。簡単に行けるの?」
「行ける、行ける、フェリーが出ている。」
「それじゃー、明日行こうよ。ショーは夕方だから行けるでしょう?」
「大丈夫行ける。それじゃー、シュノーケリングしよう。」
「シュノーケルって?」

「良いなー、それ、やって見たい。」
悠介は、思わぬ会話の中で、海を泳げることになって気分が高揚して来た。シュノーケリングと言うのもどんなものか、楽しみである。

二人で話していたら、太陽も傾いて来た。まだ夕食には少し早いが、食べに行く事にした。街の方へ戻るが、来た道を戻るのでは面白くないので、違う道を歩く事にした。悠介は出来るだけパタヤを知って置きたい。帰りの道にはお店は少なかった。しかしゲストハウスとか宿のような店はあった。
「パタヤで一番の繁華街へ行こう。」
ハンサが言って先に歩き出した。もう海から結構歩いたはずである。お店が多い通りに出た。まだ明るいので、ネオンは点っていないが、繁華街らしい。

「あぁ、どこでも良いよ。」
吹き抜けの屋根が張り出したお店に入った。まだ客は少ない。時間的に早いのであろう。

ウェイターが席に案内してくれた。通りに面しているテーブルであった。
「何食べたい?」
「う~ん、何が良いかなー? がっつり食べたいなー。さっき、頑張ったから腹減ったよ。ステーキのようなのはないかな?」
「待って。」
ハンサがメニューを見つめている。
「あるよ、チキンステーキと、ポークステーキ、どっちが良い?」
「じゃー、俺はポークステーキにする。ハンサはチキンにしてよ。半分づつ食べよう。」
「それは良い考えね。半分づつ、そうしよう。」
ウェイトレスが注文を取りに来た。ハンサがテキパキと注文する。頼りになる女性である。ビールも頼んでくれたようである。

まもなく、生ビールが運ばれて来た。
「乾杯!」
「よし、二人の為に乾杯!」
ゴクリゴクリと生ビールを飲む。気持ち良いセックスをしてシャワーを浴び、夕陽を見ながら、明日の予定を会話し、そして飲むビール、悠介には最高である。

ステーキも運ばれて来た。ハンサがポークを半分に切っている。そしてやや大きめのポークを悠介のお皿に置いた。
「こっちの方が大きいよ?」
「だって、頑張ってくれたから、大きいのを食べて。」
「いや、ハンサだって頑張ったろう?」

==================================





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.08.27 04:50:42
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: