ＢＬＵＥ＆ＢＬＵＥ

清澗寺シリーズ　その１

来年おっきー×進歩さんでＣＤ化されるというので、原作をまず読んでみました。
和泉先生の本は初めてで、どうかなーって思っていたのですが、続きが読みたくなりましたよ。

初の軍服モノです。時代背景がストーリーに大きな影響力を与えてるんですね。
没落しつつある旧家・清澗寺家長男の国貴は軍人。
そして幼馴染で使用人の息子だった遼一郎は社会主義運動をする危険人物として軍からマークされている人物。
国貴は遼一郎に抜けるよう説得するが聞き入れてもらえず、同期で憲兵隊の浅野に逮捕しないよう頼む。
しかし、浅野は情報を流す事を約束するが、その代わり国貴の体を交換条件に求めてきた。
遼一郎を救うためにはそれしかないと、しかたなく浅野と関係を結ぶ・・・

国貴の一途な思いは国（軍）をも裏切る行為となりますが、それでも遼一郎の為ならと、一生懸命になります。
たとえ、それが浅野に体を売るはめになっても・・・
それに応えたいのに、自分の立場（使用人の息子だったり、社会主義運動をする危険人物だったり）から素直にできない遼一郎。
でも、本当はずっと国貴の事が好きだったんですね。
最後は二人で「愛の逃避行」ですよ！
大どんでんがえしのドラマティックな展開がラストに待ち受けてます。
書き下ろしの逃避行後の二人の生活も書かれていて、ラストはハッピーエンド。

浅野は最後まで悪いヤツにみせて、本当はイイヤツなんじゃないかって疑って読んでいたんですけど、いい味だしてくれてますねー。こういうキャラ好きです。

このシリーズは清澗寺受け一家の物語って感じでして・・・
今回の長男　国貴に続き、『夜ごと蜜は滴りて』で次男　和貴、『せつなさは夜の媚薬』で三男　道貴が主人公でお話が出来ています。
更に、父の冬貴も受け！いったいこの一家はどうなってるんだ・・・（こちらの話は後日出るようです）
当主であるのに、すでに世捨て人の様に秘書と快楽を貪っているんですね。イラストを見ると、パパって何歳？って思うほど若くて美しいｖ
秘書の伏見×冬貴の話も見逃せません！
まともなのは妹の鞠子だけか？

円陣さんのイラストは美しく、この時代や貴族、軍といったものにとってもマッチしていて、イラスト買いしてもおかしくない程です。

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　ＣＤ『この罪深き夜に』
2/26発売のこのＣＤ。
おっきー出演と言うことで知ったＣＤ化で、原作をその前にと読んで
この「清澗寺シリーズ」というのにどっぷりはまったものです。

清澗寺国貴：千葉進歩、成田遼一郎：置鮎龍太郎、浅野要：風間勇刀
清澗寺冬貴：神谷浩史、清澗寺和貴：野島健児、清澗寺道貴：福山潤
清澗寺鞠子：増田ゆき、伏見義康：遊佐浩二、

ストーリーについては、トラバっておきましたのでそちらをどうぞ。

２枚組というボリュームですが、長いと思わせる事もなく
ドラマティックに出来上がっています。
ＢＧＭも時代や場面の雰囲気にとってもマッチしていていいですね。

遼一郎×国貴、浅野×国貴、伏見×冬貴のラブシーンがあります。
まず遼一郎×国貴、主役ＣＰですが、千葉さんの長男や軍人らしい堅さの見える受けもすばらしく、おっきーの手塚の様な攻め声にドキドキです。
おっきーの丁寧な言葉攻めも主従関係らしくてグッドｖ
千葉さんの「遼ｖ」って響きがなんとも言えません。
この「遼ｖ」にドキドキなおっきー。ご自分の名前が「りょうたろう」なんですもんね。

浅野×国貴は、もう鬼畜の一言。
風間さんは『ひそやかな微熱』で初めて攻め声を聞き、堅すぎると思っていたのですが、
今回は軍人役ということもあり、その堅さが効いてますね。
主役ＣＰが甘さを出しているだけに、その対称的なＣＰとしての役割を十分に果たしていると思います。

伏見×冬貴は・・・なんてエロいんだｖ
ほんの少ししか出てきませんが、こっちのシーンを堪能したい！！！と思うほど
想像をかき立てるものとなっております。
原作の方は今月の「小説リンクス」から連載となり、どんな二人なのかわからないのですが、
さすが大人のエロさですね。
神谷さん、魔性の父を熱演されてます。

次作以降の主役たち、和貴と道貴も思っていた通りの声。
和貴の野島さんは一瞬「ユウナ？＠SEED DESTINY」と思ったのですが、魔性の父に一番似ているとあって、色気ムンムンの声でした。
あの声で、深沢の鬼畜攻めにあうのかと思うと・・・ああんｖ

道貴のじゅんじゅんは、かわいいです。
３男ってこともあり、甘えた感じが出ていて雰囲気がありますね。

父、冬貴の神谷さんは、魔性の父そのものです。
本当に父親かい？
そして怪しさ満点の伏見の遊佐さん。腹黒さが良く出てましたね。
以外と出番がありましたが、攻めシーンがもっと欲しかった（泣）

とにかく、続編のＣＤを出して欲しいです。
これだけ個性豊かなキャストですから、もったいないです。

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　　小説リンクス「清澗寺シリーズ特集」

和泉先生のインタビューと「せつなさは夜の媚薬（三男編）」の短編が載っていました。
三男　道貴は前作まで目立たないキャラだったので、書くかどうか迷ったそうです。
でも、一番ラブラブなカップルになってますよね。
前作の和貴が鬼畜攻めにあっていて、かなりエロ重視だったので、なんだか爽やかな印象になってます。
来月発売されるＣＤには、原作には無いシーンが入ってるそうです。
ページの都合上で削ってしまった部分だそうですが、ＣＤオリジナルとして復活！これは楽しみです。

そして、３月発売の４月号からお父さん　冬貴の話が始まります。
男女どっちでもいけるくちの冬貴。
えー伏見との時は攻めなんですか？
伏見役を遊佐さんがされるので、てっきり冬貴は受けだとばかり思っていましたが・・・
いままでの話の中でも、受けっぽいんですけどねー。

短編の感想。
道貴を中国に連れて行く許可を得に清澗寺家に来たクラウディオ。
兄　和貴は反対だそうだが、結局許す事になってしまった。
その後、道貴、クラウディオ、和貴、深沢の４人で食事をする事になっていたが、それまでの時間それぞれのカップルはデザートを先に食べてしまい、食事会は流れてしまうのだった・・・チャンチャン♪
たった４ページなのに、半分以上がヤッてます（笑）
しかも、２組分ですからね。

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