かなぽん&はるぼんのおうち

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妊娠初期 ~初めての産婦人科



そこは夫曰く「野戦病院」と言わしめるほど、古色蒼然たる病院でした。

(だって、どこに入り口あるんだかよくわかんないんだもの)

その病院はなぜか外科と産婦人科で成り立ってます。

私が物心ついたときからあって、その向かいにある耳鼻科へしょっちゅう通い、

耳鼻科の待合室から「ふるい病院だな~~」と見ていた病院に、

まさかこの年になっていくことになろうとは夢にも思わなかった。

でも陽性反応が出ただけで、正常な妊娠かどうか確認したかったし、

他に産婦人科を知らなかったという理由だけでその病院を選びました。


さっそく受診すると、かなり年とったおじいさん先生と、

ちょっとこわそうな中年のおばさま看護士さんが一人いるだけ。

初めての産婦人科でかなり緊張しまくりでしたが、

おじいさん先生に陽性反応が出た旨告げると、

「あ~、そりゃおめでとうございます。じゃあ、ちょっと確認しようか」

ともう1回尿検査をすることに。

・・・そうかもう1回しなくちゃならんのか。

だって病院行くからと思って、家出てくる前にトイレ入ってきちゃったんだもん。

そう思っても気の弱いわたくし、もう1回検査するため、頑張ってだしました(笑)

そして血液検査のため血を採取され、超音波検査もやりました。

初めて見たときは「おおっ!これがうわさの超音波」となぜか感慨深かったです。

いざ診察となるとびびりまくりの連続。

下着脱いでくださいね~と言われ、さらにはいきなり分娩台みたいな診察台が登場。

ここに足広げてあがってくださいね~、って簡単に言うけど。

まさに初体験。

超音波にも2種類あったのね。。。

てっきりお腹からぐにぐにうつすのかと思ってた。

「じゃあ画面みててよ」

とじいさん先生。息をのんで画面を見ていると。。。

胎のうがうつり、ち~さなち~さなマメつぶがぽつんと見えました!

「はいっ、これが赤ちゃんですよ~」

とちょっと手品師口調で言われた(笑)鳩じゃないんだから。

嬉しいっていう気持よりも、ただただ涙にじんできちゃいました。


なんともいえない感動に浸っていると、とてつもない現実に引き戻されました。

「じゃあ、本日のお会計、検査料も含めまして14840円になりますね」

って、そんなにかかるのっ---!?(@_@)

そりゃ、保健きかないからお金かかるとはきいてたけど。

いつもならお財布にもうちょっとお金はいってるんだけど、

その日はたまたま持ってなくって、病院がおわったら銀行に行こうと思ってたのに~~っ。

「あ、あの。すいません。持ち合わせないんで今から銀行行って来ます」

たぶん、顔はまっかっかになってたはず。

受付のおばさんも「はあぁっ!?」てな顔してるし。

妊娠初期で一番思い出すのはこのエピソードかも(涙)


その後、急いで銀行へ行き、病院へ逆戻り。会計を済ませてから帰宅。

そしてまず実家へ電話で連絡しました。

実母は息がとまっちゃうんじゃないかというくらい喜んでました。

なんせ待望の初孫。

やっとの思いで呼吸をととのえ、それから細々と妊娠初期の注意事項を教えてくれました。

どこの病院で検査してきたの?って聞かれ「○○病院だよ」と答えると、

電話の向こうで実母は「あそこ行ったのっ!?」とすごい見幕。

そういう発言って・・・ヤブだったの!?ってこっちもびびりまくり。

理由はあそこはじいさん先生で今は分娩やってないからだそうだ。

私もあの病院で分娩までお願いするつもりはないんだけど。

母「なんで病院行く前にお母さんに相談しなかったの?」

私「だって妊娠がはっきりしてから報告したかったしさ」

母「次の検診の時は病院かえなさいよ」

私「あ、でも1ヵ月後にまた来て下さいって言われた」

母「なんですってぇっ!?分娩しないくせにぃっ。あんたまた行くの?」

私「いや、採血してもらってるしさ。血液検査の結果がでるんだって」

母「じゃあその時転院しますってちゃんといいなさいよ。それまでに分娩する病院を探しなさいよ」

って、ことで1ヶ月の間に次の産婦人科を捜すことになりました。


母はさっそく自分のパート先から産婦人科の情報をかき集めてきて、

私の家からも実家からも近く、評判も良い個人病院を見つけてきてくれました。

1ヵ月後再び野戦病院へ検診に行きました。なぜか夫も休みとってついてきた。

夫がついてきていることを知ったじいさん先生は診察室に招きいれ、

「今からいいもの見せてやるから、あんたも見てなさい」

といって超音波検査を今回は腹部からやりました。

夫が見守る中腹を丸出しにされ横たわる私。

そして画面には、前回同様マメつぶがうつしだされました。

1ヶ月たってもマメツブかと思ってたけど、よ~く見るとこの間はただ丸いマメつぶだったけど、

そら豆型に成長し、真ん中あたりがぺこぺこ動いている。

先生「これが心臓ですよ。元気ですね~」

って説明してくれました。

夫は画面を凝視。たぶんヤツは何がなんだかわかってない表情。

後で聞くとやっぱり

「心臓って言われても何がなにやらわからんかった。

それよりもおまえの腹丸出しのほうが気になった」

ですって。きいぃーーっ!!なんですってぇーーーっ!!

さらに夫は

「いつ頃性別は分かるんでしょうかね?」

と質問し、

「そんなもん、どっちでもええんじゃっ!無事生まれてくればどっちでもええ話じゃっ!」

とじいさん先生に叱られていた(笑)


そして血液検査の結果を聞き、先生に転院を申し出ました。

転院のあれこれ理由を考えた結果、「実家から近いので○×病院へ転院します」

・・・って、よく言ったもんだよな。

近いもなにも、私の家も実家も野戦病院も○×病院もぜ~んぶ半径2km以内なんです(笑)

だけど先生は快く承諾してくださり、紹介状を書いてくださいました。

そして、

「次、○×病院へ検診に行く日は事前に私のことろへ電話しなさい。

あなたのことあちらの先生に電話しておくから。よろしくお願いしておくからね

頑張っていい子を産んでくださいよ」

とまでおっしゃってくださった(涙)

みんないろいろ言うけど(特に夫は一喝いれられたんで)、

いい先生だな~って思いました。

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