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『Japanese Poem-かな短歌-』
2003年度の詩
雨だれさん
ポトッ ポトッ ポトッ
あまだれが やねにおちる
そらのうえから だれかか よんでいる
だれかが やってきたのかな
ポトッ ポトッ ポトッ
げんきでいるかい げんきかい
そらのうえから だれかが はなしかける
もうすぐ かえるからね
ポトッ ポトッ ポトッ
にしぞらが あかるくなってきた 2002・11・1
図書館
としょかんができた
やっとできた ウレピー(古い!)
いっぱい ひとがやってきた
こどもも おとなも おじいちゃんも
ほんをかりに やってくる
3がいだての もだんなビルだ
コンサートをひらく ホールもあるよ
としょしつもある (あたりまえか)
みんながつかって ともだちたくさん
できるといいね
ちいさなまちに としょかんが できた
モダンで きれいな としょかん 2002・11・2
海辺
うみべを あるく
あしあとが のこる
ふりむかないで あるく
ザクッ ザクッ ザクッ
うみべを あるく
あしあとが のこる
まっすぐ まえをむいて
ザクッ ザクッ ザクッ
とおくから しろいなみ
おおきななみが やってくる
あるいても あるいても
きえていく あしあと
ふりむいても だれもいない
あしあとは きえていく
それでも ぼくは いま
まっすぐ あるく
ザクッ ザクッ ザクッ 2002・11・7
あるひ
かていかの じかんに
かのじょと いっしょに カレーをつくった
はじめて かのじょと はなした
じかんが とてもはやく すぎた
ブルーの Gパンと
しろいセーターが まぶしかった
ほそいゆびが うごくたびに
むねが ドキドキした
しょうねんは こいをしているのを しった
アニメのふでばこが まぶしかった
くちびるが うごくたびに
むねが ドキドキなった
つぎのひ かのじょは
おとこのこと にこにこ
わらいながら はなしていた
たのしそうだった ふりかえって
チラッと えがおを みせた
しょうねんは かえりみち
けんめいに じてんしゃを こいでいた
うちについて つくえにすわると
しばらくして なみだが
ポロポロ ノートのうえに おちた
2002・11・9
宇宙
このまっさおな そらにあるもの
みえるのは くも
そのむこうは なんだろう
つぎつぎに ながれるくもに さえぎられる
ほらほら ごらん みえるだろう
くもまから あの あおいそら
このよるの おおぞらに あるもの
みえるのは くも
そのむこうはなんだろう
つぎつぎに ながれるくもに さえぎられる
ほらほら ごらん みえるだろう
くもまから いっぱいの ほし
ゆめのなかで おおぞらへ ゆこう
ほしいっぱいの おおぞらへ
あたたかい ふとんのなかで
2002・11・13
鷲
わしが ゆうゆうと とんでいる
はねを ひろげたまま じっとして
するどいめは まえを じっとにらみ
するどいつめは えものをにがさない
わしが ゆうゆうと とんでいる
すいへいに おおきく はねをひろげ
するどいめは ことりたちを よせつけない
するどいくちばしは えものを くだく
ピリッと はりつめたくうきが ときをきざむ
つめたいうみを いっそう つめたくする
しろいなみが きしにむかって はしる
そして わしは するどいまなざしで
つめたい かぜをうけ みらいを
じっと みつめている
2002・11・15
12月
ビルのむこうに くもがゆく
しろいくも くろいくも
つめたいかぜにのって
すずめが はとが とびまわる
もうすぐ しわす
もうすぐ クリスマス
もうすぐ ふゆやすみ
もうすぐ おしょうがつ
くるまは いそがしく はしる
ひとは いそがしく はたらく
くもは いそがしく うごいていく
ぼくも いっしょうけんめい あそぶ
2002・11・27
こねこ
ボクは
うまれたばかりの ねこさ
ミャー ミャー ミャー
ボク なにも わかんないんだーい
おしえてくれよ ボクどうしたら いいんだい
ボクは
うまれたばかりの ねこさ
ミャー ミャー ミャー
ボク ミルク ほしいよーん
あったかい こたつ ほしいよーん
ママ-! パパ-! おしえてくれよーん
ボク どうしたら いいんだよーん
はやく おとなに なりたいよーん
ミャー ミャー ミャー 2002・12・6
happy
すきな ひとが いるって うれしいこと
すかれてる ひとが いるって うれしいこと
あいしてる ひとが いるって しあわせなこと
あいされてる ひとが いるって しあわせなこと
おんなのこ おとこのこ
おとうさん おかあさん
むすこ むすめ
ともだち こいびと
ことば ひとつで
おこない ひとつで
ボクを happyに してくれる
happyにし happyにしてくれる
そんな ボクで ありたい
2002・12・8
陽の光
つぎから つぎへと くもがかわる
きたから みなみへ うつっていく
ほそながいくも ふっくらしたくも
そして ときどき くもまから あおいそら
つぎから つぎへと くもがかわる
きたから みなみへ いつまでも
くろいくも しろいくも
そして ときどき くもまから ひのひかり
ぼくは なぜいま ここに いるんだろう
かぎられたときに いま どうして?
2002・12・13
波
かぜだ つよい かぜだ
はまの きぎは じっと たえている
ちぎれそうな えだは ひめいを あげる
ひゅう ひゅう ひゅうと
そして なみが すなはまへ おしよせる
しろいなみが つぎから つぎへと やってくる
ボクに むかって やってくる
さあ もっとつよく むかっておいで
しっかり うけとめて あげよう
しっかり だいてあげよう
だから なくなよ
あすは きっと いいひに なるだろう
きっと いいひに 2002・12・1
かくれんぼ
じぶんが ほんとうに いっしょうけんめい
いきていたら きっと
すきなひとに めぐりあえるよ
あなたの ほんとうの すがたを
すきになる ひとに
じぶんが ほんとうに いっしょうけんめい
いきていたら きっと
あいするひとに めぐりあえるよ
あなたの ほんとうの すがたを
あいする ひとに
いっしょうけんめい すきになって
そして さって
いっしょうけんめい あいして
そして さっていく
そんな あなたを けっして わすれない
2002・12・19
思い出よ
2002ねんよ さようなら
あれもあった これもあった
すべてが とおくへ
さっていく
2002ねんよ さようなら
たくさんの おもいでを
たくさんの よろこびを
ありがとう
いつか また よみがえる
かこの おもいで
よろこびも かなしみも
ありがとう
またいつか よみがえるだろう
2002ねんよ さようなら 2002・12・31
重荷
わたしは こいしてた
わたしは あいしてた
こころのなかで ゆっくり そだった
わたしだけの こい
わたしだけの あい
こころのなかで どんどん
そだっていく このおもい
わたしだけの こい
わたしだけの あい
こんな おもいを うちあけたら
こんな こいを うちあけたら
こんな あいを うちあけたら
きっと あなたは おもにに なるだろう
すこし こちらを むいてくれるだけで いい
すこし いっしょに いられるだけで いい
すこし はなしが できるだけで いい
ただ いつも しぜんに むきあえれば いい
わたしの こころのなかの あなた 2003・1・3
夜の雪
きたかぜが ふく つめたい
ゆきが おちてきた パラパラ おとがする
さむい さむい
ボクは ストーブに あたる
ゆきが いっぱい おちてくる
うっすらと ゆきが つもる
さむい さむい
ボクは ストーブに あたる
かぜが やんだ ぼたゆきだ
くらい そらから どんどん おちてくる
あたたかい ゆきだ
ボクは ゆっくり てを さしだした
あしたは どれだけ つもるだろう
2003・1・6
さびしくて
きょうは とっても さびしい よる
きょうは とっても かなしい よる
きょうは とっても なきたい よる
さびしくて かなしくて なきたいよる
そんなよるは ゆっくり おんがくを きく
そんなよるは ゆっくり トラさんを みる
そんなよるは ゆっくり おさけを のむ
さびしくて かなしくて なきたいよる
いちねんに なんどかはある さびしい よる
いちねんに なんどかはある かなしい よる
いちねんに なんどかはある なきたいよる
そんなよるは きみをゆめみて ねよう 2003・1・11
青い海
とおくに しろいけむりが たちのぼり
もやが かかったように
いえなみが かすんでいる
そのうえは こんなにも ひろいそら
そのうえは こんなにも あおいそら
そのあおさを うつす うみのあお
おもむくがまま ふねを うかべ
すいめんに しらなみを はしらせる
そのなかは こんなにも とうめいな みず
そのなかは こんなにも つめたい みず
そのなかに いきる いきものたち
すなの なかで かいそうの かげで
いわと いわの あいだで
ひっしに いきている
この とうめいな みずの なかで
2003・1・17
小さな波紋
よるの ほどうに
こつぶの あめが ふっている
すこし みずたまりが できる
ちいさな はもんが できる
はもんは どんどん ひろがっていく
あっちにも こっちにも
いちめんに もようが できる
はもんの おはなばたけ
つぎのあさ ひが のぼる
みずたまりは きえて
なにも なかった ように
おもいで だけが のこる
ちいさな ちいさな はもんの おもいで 2003・1・26
柳の木の下で
おとこのこが おんなのこに こいをした
おとこのこが はなしをすると にこにこわらった
おとこのこは とても うれしかった
おとこのこは おとなになった
おんなのこも おとなになった
おんなのこは とおいまちへ ひっこしていった
おとこのこは おんなのこを さがしに たびへでた
ながいたびのあと ついに おんなのこを みつけた
おんなのこは ゆうめいな ダンサーに なっていた
おとこのこは おんなのこと あった
しかし すこし むかしのはなしを しただけだった
おとこのこは ふるさとへ かえった
しばらくして また たびにでた
あるまちで かのじょが おかねもちの むすこと
けっこんした といううわさを みみにした
もう おとこのこは ふるさとへは かえらなかった
そのまま ずっと たびを つづけるのだった
あるまちの かわのほとりに やなぎのきが あった
とても つかれていたので きのしたで ねむった
つぎのあさ とおりがかった ひとが
やなぎの きのしたで
よごれた ふくをきた おとこのひとが
しんでいるのを みつけた 2003・1・29
春の声
どんより くもった あさのそら
バケツの みずも こおってる
すみれの はっぱも さむそうだ
かぜも ないけど てをこすり
ゆのみの ゆげが あたたかい
はるを さがしに でかけよう
ちかくの こうえん みにいこう
はとが いっぱい むれている
はるさん どこだ へんじして
からすさん すずめさん へんじして
はるさん はやく きておくれ
くもが ちぎれて あおぞらが
みえて あかるく なってきた
こどもの かおにも ひがあたり
きゅうに にこにこ わらいだす
まぶしい たいよう かおだして
こうえん いっきに わらいごえ 2003・2・4
春の声2
ちっちゃな くつの おとこのこ
チョコチョコ チョコチョコ あるきだす
こちらを ちょっと ふりむいて
かあさん にこにこ わらってる
ぶらんこ のった おんなのこ
かおの よくにた おんなのこ
いっしょに のって ふたごかな?
ケタケタ ケタケタ わらってる
とうさん かあさん わらってる
ジーパン はいて うれしそう
とうさん かあさん こどもたち
はるが そこまで やってきた
こうえんの あちこち きこえる わらいごえ
きのえだ ニョキニョキ あおぞらに
むかって のびて きのめ だす
ちょっぴり あおい きのめ だす
まだまだ ほおは つめたいなあ
それでも すずめは まいあがり
チッチ チッチと ないている
はるは そこまで やってきた 2003・2・9
早春
もう はるは やってきた
きっと やって きている
オーイ そうだよね すずめさん
うれしいな さむい ふゆとは さよならだ
もう はるは やってきた
きっと やって きている
こんなにも あかるい あおいそら
うれしいな さむい ふゆとは さよならだ
うめの つぼみも ふくらんで
ちいさい はなを つけている
もうすぐ つくしも でるころだ
もうすぐ いっぱい つくしんぼ
かごに いっぱい とりにいこう
あおぞら いっぱい ひかりも いっぱい
せに うけて 2003・2・14
2月の雨
しとしとと あめがふる
きのうまでの はれた そらも
いまは はいいろの なかに
かくされている
しとしとと あめがふる
きのうまでの かぜの つめたさも
いまは あまおとの なかに
ゆるんでいる
ひたひたと はしる くるま
ひたすらに こぐ じてんしゃ
ろめんは ただ だまったまま
はれるのを まっている 2003・2・24
こねこ
とびまわり とびまわり
ながい ひもに とびかかる
するどい まなこ ひからせて
おしりを ふって とびかかる
とびまわる とびまわる
ながい ひもに とびかかる
するどい つめを くいこませ
みみを うしろに おったてて
ひょうの ごとく
とらの ごとく
ライオンの ごとく
ちから いっぱい はをたてる
ボクのて いっぱい きずだらけ
そのてを こねこは なめている 2003・2・27
春の嵐
あめがふる
しとしとと あめがふる
しずかな へやに じっとしている
あめは ボクを とじこめる
かぜがふく
ヒューヒューと かぜがふく
しずかな へやで じっとしている
かぜは ボクを とじこめる
ボクは パッと のびがしたい
ボクは パッと あそびたい
あめさん もっと ふってくれ
かぜさん もっと ふいてくれ
あめの かみさま あきるまで
かぜの かみさま あきるまで
そしたら きっと
はれた おおぞら やってくる
そしたら きっと
あったか おひさま やってくる 2003・3・7
春一番
かぜが ふく
ふいて ふいて ふきまくる
ふうそく 20メートル
くもが どんどん ふきとばされる
かぜが やんできた
くもは もう ほとんど なくなった
あおぞらだけが ひろがって
ゆうひが ゆっくり おちてゆく
しずかに くれゆく にしのそら
うすべにいろに そまってく
やがて しろく そして はいいろに
それでも うっすら ミルクブルー
・・・・・・・・・・・・・・・
あさが ゆっくり やってくる
ひがしのそらが あけてきた
ゆうべの にしぞら やってきた
やっぱり ちきゅうは まるいんだ 2003・3・10
ごみ処理場
ごみは ふしぎなもの
もやせば なくなってしまう
すてれば こころのどこかに のこる
あのごみは どこへ いったのだろう
ごみは ふしぎなもの
もやせば なくなってしまう
さがせば ひとつひとつ かすかな おもいで
でも いつか きえてゆく おもいで
ごみの なかから ときのダイヤモンドを みつけて
よみがえる いっさつの ほん
よみがえる いっこの とけい
よみがえる あのひ あのとき
つぎから つぎへと おもいでが つながっていく
はるか とおい とおい わすれられぬ おもいで
2003・3・14
土筆が売られていた
あさ まだ8じはん
スーパーのまえで おばちゃんたちが よびかける
「いらっしゃい! いらっしゃい!」
じもとの のうかの おばちゃんたちが
はたけで できた やさいを うっている
「やすいですよ! やすいですよ!」
「うちで つけた たくあんですよ」
だいこんが ある
ほうれんそうや ねぎが ある
じゃがいも きゃべつに にんじんも ある
まちの ひとたち よってくる
あ! つくしも うっている
たんぼの あぜみちに はえている つくし
せすじを ピッと のばし
ひそかに むらがっている つくし
スーパーの まえで かたすみに
そっと そっと うられていた 2003・3・19
港の朝
みなとの あさは しずかに はじまろうとしている
はいいろの くもが みなとぜんたいに たれこめて
かがくこうじょうの えんとつの けむりは
みなみへ すいへいに ながれている
うみは しずかに しらなみを たて
がんぺきは つりびとが いとを たれている
みなとの あさは はいいろに つつまれて
くるまが あわただしく ではいりしている
みわたすかぎり あたらしい くるまが とまっている
がんぺきでは ふねが おおきなくちを あけている
けいびしゃ けいびいんも あちこちに いききしている
おおがたトラックが けたたましく はいってきた
とおくの コンビナートも もやに つつまれて
いまにも あめが ふりそうだ 2003・3・22
欲望
しにたい ひとがいる
じゃあ すべての よくぼうを
すててみたら どうだろう
たべる よくぼう
ねる よくぼう
あそぶ よくぼう
よくぼうという よくぼうを
ぜんぶ すててみたら
しにたい よくぼうも
なくなる かもね
わたしは たべたい
わたしは あそびたい
わたしは こいしたい
わたしは あいしあいたい
わたしは そらを みたい
わたしは うみを みたい
わたしは えいがを みたい
わたしは やきゅうを みたい
だから
どんなに つらくても
どんなに かなしくても
どんなに まずしくても
みえを すて
じそんしんを すて
はたらいて
まじめに いっしょうけんめい
いきていきたい 2003・3・30
さくらの木
さくらが すっかり ちっちゃった
きのうの あめで ちっちゃった
きのうの かぜで ちっちゃった
きのえだ だけが のびている
あんなに たくさん さいたのに
あんなに たくさんの ひとたちが
たべて のんで たのしんだ
だけど いまは ひっそりと
なにも いわずに たっている
さくらさん さくらさん
らいねんも きっと くるからね
きっと それまで まっててね
やくそくだよね ほんとだよ
みんなと あえる らいねんも
さくらが すっかり ちっちゃった
きのえだ だけが のびている 2003・4・9
時間と空間
あめがふる すごい ふりかただ
ザーザーと おとが する
ボクは へやで じっとしている
ねこは ゆりいすで きもちよさそうに
ねている
へやは しずかに ときを きざんでいる
ボクは あめの おとを きいている
ときおり くるまが みずを はねる
ときおり オートバイの ばくおんが
とおりすぎる
ボクは なにも かんがえないで
この にちようびの しずけさを かんじている
この くうはくの じかんを
あまおとの むこうにある みえない
くうかんを
やみに つつまれた じかんと くうかんを
じっと めをとじて かんじている
2003・4・20
バラ
あかい バラ
しろい バラ
きいろい バラ
バラが いっぱい さいている
かおりも いちめん ひろがって
どんより くもった そらのした
しずんだ こころを なごませる
あさの しずかな はじまりに
ことりも ないて おおぞらへ
あさの こうえんの はじまりは
くもった そらの はいいろの
それでも ばらは ピンクいろ
あかと しろとが まじりあい
ピンクの バラは みみもとで
「あなたが すきよ」
と、ささやいた
どんより くもった あさのそら
バラが いっぱい さいていた
かおりも いちめん ひろがって
ゆったりと
からだが おもい
なんとなく ゆううつだ
てんきの せいかな
たのしいことが ないからかな
あたまが おもい
なんとなく ゆううつだ
すいみんの せいかな
しごとが むずかしいからかな
ちょっと からだを やすめよう
ちょっと あたまを やすめよう
そして ちょっと たのしもう
とくいな りょうりを つくってみよう
おいしい コーヒーを たててみよう
めをとじて おんがくを きこう
そして すきなひとの ゆめを みよう
しずかに しずかに そして
・・・・・・・・・・・ ゆったりと
セーラー服
おなじ がっこうの セーラーふく
いきおいよく じてんしゃで はしってゆく
くつの かかとを ふむのでもなく
ピアスや マスカラを するのでもなく
あのときと おなじ くつをはいて
あさの ほどうを はしってゆく
あのとき どんなにか あのすんだひとみに
こころを うごかされた ことだろう
あの そぼくな なんの かざりけもない
セーラーふくに まっしろな しろいゆびに
めのまえをゆく おんなのこ のように
わたしも 30ぷんを かけて
まいにち おなじみちを ただひたすらに
かけていた つめえりの ふくをきて
あのそぼくな おんなのこ のように
あんなにも とおかった みちのりを
ただ だまって はしっていた 2003・5・29
新しい時代
なぜか こころが おもい
なぜだろう?
いやなことが おおいからだろうか
しごと おかね ふうふ おやこ
なぜか こころが おもい
なぜだろう?
いやなことが おおいからだろうか
けんか いじめ じさつ テロ
なにか あたらしい じだいが
うまれる のだろうか
なにか あたらしい ぶんかが
うまれる のだろうか
あたらしい じだいは どんな
じだいに なる のだろうか 2003・6・12
ダイヤモンドを欲しがらないで
ダイヤモンドを ほしがらないで
ダイヤモンドは きみが みがいて
つくるもの
そんな きみ そのものが ダイヤモンドさ
あいを ほしがらないで
あいは きみが あいして
つくるもの
そんな きみ そのものが あいさ
あいは つかむもの じゃなくて
かんじる ものさ
2003・6・14
わからない
あめが まどに したたり おちる
そこから みえるものは
みずけむりを たてて はしる くるま
どこの だれだか わからない
くるまには こころが ない
いきものでないのに うごく このふしぎな
こうぶつ
ちきゅうも うごいている
くるまも どこへゆくのか わからない
いつか とまるであろう くるま
ぼくの しんぞうも うごいている
ぼくの いしに かかわらず
うごいている
ぼくの こころも うごいている
でも どこへ ゆくのか わからない 2003・7・1
少年A
まだ なにも わからない 12さい
なのに おもいにもつを せおって
いきて いかねば ならない
だれが こんな 4さいのこを
あやめるなんて そうぞうできたろう
おやだって がっこうだって
だれが しょうねんの こころの
やみを りかいできたろう
きょうだいだって ともだちだって
なにかが おかしい
なにかが うしなわれている
こころを みたすもの それは なに?
2003・7・10
素直になろう
かなしい とき うれしい とき
はなせる おぁあさんがが いると いいね
はなせる おとうさんが いるといいね
はなせる きょうだいが いると いいね
いなかったら どうするの?
ともだちが いると いいね。
ともだち たくさん つくって ウフフッ!
おかあさんを たいせつにして
おとうさんを たいせつにして
きょうだいを たいせつにして
じぶんに すなおになって
ひとに やさしくなって
ともだちを たいせつにして
そして じぶんに やさしく なろう
2003・7・16
おかあさん
あいすること
あいされること
いまある わたしは
あなたの おかげ
はるがきて
なつがきて
あなたは せかいを みる
どんな せかいが みえる?
やがて あきが きて
あなたは さびしい かおを する
でも あなたが どんな かおを しても
わたしは あなたが すき
わたしを じっと みつめる あなたの かお
そらを みつめる あなたの せなか
あなたの みらいの すべてが
あたたかい ひかりに まもられますように 2003・8・18
精一杯愛して
もう いつ おわっても いい
そんなことが いえる じんせいで
ありたい
せいいっぱい どりょくして
せいいっぱい たたかって
せいいっぱい あいして
そして
みらいに むかって
ぜんりょくを つくして
ひとの ために
あいする ひとの ために
そして じぶんの ために
たとえ あす いのちが おわろうと
いま
ぜんりょくを つくしたい
あなたの ために そして
わたしの ために 2003・8・24
愛されたいって思わないで
あいされたいって おもわないで ください
あいするだけで じゅうぶん
たった わずかな じんせい
あいされるより あいする すばらしさを
あいされたいって おもわないで ください
あいするだけで じゅうぶん
あいするものの いる よろこび
こころに あいを かんじる よろこび
あいは じぶんが つくるもの
あいは じぶんが かんじるもの
あいして あいして そして うまれる
かけがえのない みじかい じんせいの
いちばん たいせつな もの 『あい』 200…
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(2026-09-27 09:49:21)
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(2026-10-01 12:41:28)
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