悲惨な出産(2)


看護師さんが 7~8人は居て・・

「楽な体制でいてイイよ」と言われ分娩台にすわってみたり あっち向いたりこっち向いたり いよいよ痛みもピーク!というころに分娩台に横になりました。
監視装置をつけ モニターからは “ドッドッドッド”と二つの心音。
『うわ~~いよいよだ~~』と少々緊張気味の私。
すると、今度はモニターから “ヒック ヒック”の音。
お腹の左側にいる子が シャックリをはじめたのです
看護師さんも「この子 余裕だね」と笑っていました

そして間もなく先ほどの当直の先生が入ってこられ
分娩台に足をかけ 準備万端!!
いざ 出陣!!と、意気込んで出産に臨みました

まずは 一人目。
お兄ちゃんを一度出産していたので案の定スルリと
楽に出てきてくれました。
大きな産声をあげて 予定通りの女の子

      平成15年3月15日 37週0日
      午前1時41分
      体重  1986g
      なっちゃん(女)     の誕生です

『よーし。まだまだいける!次も頑張るぞ~』
そうして下を見ると 先生が赤ちゃんの位置を確かめるため
エコーをお腹の上でグルグル。そのグルグルの時間がやけに長い
私も看護師みんなもジッとモニターをみつめている
しばらくして誰かが
「横?」とポツリ
『なに?横って何?』

一人目がでてスペースが空いてしまったために
今まで頭を下にしていた二人目のベビーちゃんが横向きになってしまったのです・・

と、次の瞬間・・・
先生が下から手を入れてお腹をかきまわすようにしたのです《内回転術》
これには もうビックリ!というか もう言葉に表せないくらいの痛み!!!
『イッタ~~~~~イ』
叫びながら体を動かそうとするので片足ずつを
二人ずつの看護師に押さえつけられました
そして、次はお腹の上に手をあてて押すような感じ《外回転術》
これもまた痛いのなんのって!
「お腹の赤ちゃんも頑張ってるからお母さんも頑張って」
って言われても もう死にそうなくらいでした
しばらく続いた後 きわめつけに看護師が分娩台に足をかけて
自分の体重をかけながら思いっきりお腹を押しました
私は意識が朦朧として『もう やめて~~』という思いでした

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