みんなのハッピー、まず自分から ~ ライフコーチ さりー★kaneshigeの長野田舎あそび

進路選択とコーチング



今考えれば、大学だって奨学金という制度もあるし、大学に行きたければ、いったん就職してから社会人入学という手もあっただろう。

でも、当時は、そういうことに真剣に相談に乗ってくれる大人がいなかった。
私に「本当はどうしたいの?」と聞いてくれる人がいなかった。

親の、とくに母親の思いとしては、地元で就職して欲しかったに違いない。
私には見せなかったけど、母はずいぶんと泣いたのだ聞いた。
私が上京する日、あまりにもあっさりと、その日のうちにまるで帰ってくるかのようにあっさりと送り出した母と、あっさりと出て行く私自身に、電車の中でひとり寂しいものを感じたのを覚えている。
今思えば、それは母の意地だったのか?


そんな母も、言い出したら、自分でなんとか方法を考えてしまい、行動に移す私の性格を先の校長先生呼び出し事件でも体験しているので、何も言わなかった。

大学には行かないからと、高校3年の夏休み明けに、真っ黒に日焼けして出てくる生徒、しかもバイトの件で、校長に直談判するような生徒に、何を言ってもムダと思ったのか、真剣に関わってもらった覚えがない。

今思えば、担任や進路相談の先生が、もう少し私の本音の部分を引き出してくれていたらと思う。
本音のところを相談できる環境であったらと思う。

今思えば、私は、本当は大学に行きたかったのだと思う。受験で自分の力を試すこともやってみたかった。

新聞配達しながら専門学校に行くくらいなら、大学だって十分に行けたはずだ。
なぜ、そういう発想にはならなかったのか、今となっては疑問。
就職はしたくない。そんなところからしか、思い浮かばなかったのだろう。

こんなところも、教師がコーチ的なかかわりをしてくれたら・・・という想いにつながる。
学校の先生にコーチングを知ってもらいたいと思う、ひとつの理由でもある。



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