皐月の日。

皐月の日。

無題。(マスカイ ヤンデレ狂気もの注意



あぁ、いとおしくて死んでしまいそう。


ぼくはマスターに愛されている。

マスターは『カイト、カイト』って、ずっと名前を呼んでくれる。

大好きな声で呼んでくれる。

低い、低音。

あぁ、愛しい。ぼくはいとおしくていとおしくていとおしくて死んでしまう。

「ますたー」

この言葉に僕のどれだけが含まれているか、知っています?

「ますたー、ますたー」

名前を呼ぶとぎゅってしてきてくれる。

あぁ、でも、痛いよマスター。そんなにぎゅってしないで。

痛いよ、ねぇ、マスター。きいてます?

「ますたー」

ねえ、名前よんで。

ねえ、ますたー。ますたー。

「カイト、」

なんでそんな顔するの?

ぼくはあなたが好き。好き。

そんな顔しないでよ、ますたー。

「大好き」

「カイト」

「あいしてます」

近くで、一番近くであなたとこれだけそばに居られる。

ますたー。幸せです、ますたー。

「あいしています」

「俺は、」

「あいしています」


そしたらまたマスターがぼくをぎゅってしてきた。

ねぇ、くるしいよ?くるしいはずだよ。

・・・でもくるしくなんてないです。だってぼくは機械だから。

ただ、そうされると喋れないだけだよ。


あぁ、首がしまってゆく。

いとおしいその『マスター』で、ぼくがしまってゆく。

いとおしい、いとおしい、全部、全部全部。

もっとぼくを締めてください。

笑顔で、ねぇ、

ぼくをもっと、強く、・・・・・・


あぁ、意識がぼんやりする。

だいすき、マスター。

僕はあなたがだいすきです。

マスターは優しいからぼくにこんな事をする。

やさしいマスター。辛いこと、いっぱいあったんですよね?


「ますたー」


ぼくの世界にはあなたしかいない。

あなたはぼくをこの世界に閉じ込めています。

なんて幸せ。ぼくは幸せなんだろう。

あなたをひとりじめできるこの世界が、ぼくはいとおしい。


「なまえ、呼んでください」


笑顔で、ねぇ、ぼくもわらうから。


「僕の名前を、」















                                                    ――――――(例えば其れは、狂気にも似た、)




*****************************
マスカイ。狂気に囚われているのはどっちでしょうか?
脳内でこんなマスカイもありかな、と。
依存して、依存されて、依存して。
そこから抜け出せない二人っていうのが凄く好きです。





2008.6.2

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