皐月の日。

皐月の日。

+dark memorys(ショウソラ)












「お、ソラじゃん」



















―――――ききおぼえのある、「こえ」が聞こえた。




いやな、含みと、笑いを込めた・・・。
























「・・・・ラ・・・」

もう、いやだ・・・。

「・・・ソラ・・・だ・・・」

「こえ」が、聞きたく――――





「ソラ?どうしたんだ?」


のぞきこんでくる、ショウ。

俺は多分肩をびくり、と振るわせた。


「ソラ、何か今日は変だぞ?」



―――変、か。

たしかに、あの「こえ」を聞いたときから変なのかもしれない。



少し、前に。 また。











『久しぶりじゃんか。俺らのこと覚えてる?』

やめて。

『ソラー、忘れるはずないよなぁ?』

やめて。

『なぁ、ソラ?』

そんな何個もの同じ「こえ」で喋らないで・・・。






「やだ・・・」

ずっと響いていて。

ずっと。


「ソラ?」

心配そうにするショウの「こえ」があって。


「やだよ・・・やだ・・・」


俺、ショウのこと、大好きなのに・・・。



「ソラ?ちょ、どうし」

「やだよっ!もう、やだ・・・」





どうして、俺のことをあのひとたちは逃がしてくれないの? ・・・どうして?

どうして、なんだよ・・・。





「ソラ!!正気に・・・」

「やめろよ!!!」


やさしいよ、ショウは。 俺よりもずっと心もきれいだよ。



「もう、俺は汚いから!」



だから君が俺を映すには白くて。

しろすぎて。





「ショウは俺の、俺の汚さっ、何にもわかってないからっ!!」















『やっ、やだ、やめ・・・て・・・・』


『まだ抵抗すんのかよ!・・・おい、押さえろ!』


『・・・っやだぁっぁぁ!!!』









































・・・俺が叫ぶと、周りがしぃんと静まりかえった。


聞こえるのは、自分の中のざわざわとした「こえ」、だけ。





見ると、ショウがこっちをしろくて、綺麗な眼でみている。

・・・ごめん、ショウ・・・。


傷つけた、よな・・・?





「ごめん、ごめ・・・しょ・・・」

「ソラ?ソラ、大丈夫か・・・?」



「ごめんっ・・・!」




――――そして俺は。


またあのときのように、逃げた。




―――また、ショウが引き止めてくれていたのにもかかわらず。














はらはらと眼から涙がこぼれる。











「・・・っぅ・・・!」



眼の前には、またあの光景。




どうして良いのか、わからない。


どうすれば・・・。





 *   *   *






夜空と、夜の街を駆け抜けて。


俺はとある路地裏についた。







「・・・・っやだ・・・っぅ・・・ぁぁ・・・」




しゃがみこむと涙があふれてくる。


ショウのこと、ショウのことを思ってしまって。







「ショウ・・・」


「誰だよショウって」




嫌な声が後ろから、した。










「今一人なのかよ?お前」






































男達が、あのときの俺に無理矢理した奴らが。


その後ろには、いた。























********************
すみません、また続きます(汗)
これは設定に沿ったものを書こうと思い書いたものです~。

苛められた記憶と恐怖ってなかなかきえないものなんですよ?

ちょっとやそっとじゃ直りませんから・・・。



ちなみに次は15禁で更新する予定です。 ちょっとどきどき・・・。

精神年齢が15歳以上の方は次回を楽しみにしてやってくれると甘味は嬉しいかぎりです~!!



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