皐月の日。

皐月の日。

ひとさらい。(極ヴィル)







―――――とりあえず。


この状況をどう説明していいか わからない。













「・・・何で俺はこんな所に居るんだ・・・」










とにかく俺にどうしろと。























「気にするなもこたん。ちゃんと僕も人の姿になっているだろう」


やはりこいつか、こいつが俺をここまで連れてきたのか。


「というかもこたんって呼ぶな。というか何故俺がこんなことになっているんだ」

「あぁ、それはもこたんが落ちていたからだな」

落ちていたから。そんなことはありえない。

俺の昨日のすけじゅーる、とやらを見てみればわかることだ。





朝・・・13時におきる。ご飯(ハニートーストといちごジュース)をたべる。

昼・・・昼寝。それから起きてぼーっとジャックとクレイスと一緒にすごす。おやつは和菓子+角砂糖10粒入りのコーヒー牛乳。

夜・・・夕食(クレイスの作ったオムライス+デザートにショートケーキとわたがしと角砂糖6個入りの紅茶)






・・・この通り、まったく外へは出ていない。





「甘党だな、ヴィル。ここまでくると胃が気持ち悪いぞ」


「心の中を読むな!それと甘党で悪かったなっ・・・!!」


あぁもう、何故ここにいるかが全然分かんないじゃないか!

神様仏様、俺は何でこうなっているんですか。

しかも。


「何でこんな風に縛ってあるんだこの野郎・・・」


なんというか、これは。

えろ、しばり、という奴か。



しかも丁寧にベッドの片隅に縛ってある。




「言葉遣いが悪い。それだとジャックとクレイスに嫌われる」


「いまさっきの話題をスルーするな!・・・っあ~・・・頭が痛い・・・」


「じゃあ僕が介抱してやろう」


ぞくり、と背筋がたった。

それだけはごめんだ。


「あ、頭が痛いのはすぐに治った。大丈夫だ」

「・・・チッ、 じゃあ可愛いもこたんにジュースを持ってきてあげよう」


何だチッ て。 やはり変な事をする気が満々だったんじゃないか。

・・・それに、ジュースも危険な気がする。

以前、たしかその中に薬が・・・。



「それも遠慮しておく。というか・・・そのまえに帰らせてくれ」


この状態から早く抜け出したい。


「あぁ、それは大丈夫だ。家畜並みには扱ってやる」


輝かしい、にっこり笑顔。

一瞬騙されそうになる。


「あぁそうか・・・て家畜か!!!全然大丈夫じゃないだろう!」


「最低ランクは物だから安心しろ」


「安心できるかァァァァア!!!阿呆ーーー!!」



家畜が大丈夫て。

物ってどんな扱いだ。


まぁ・・・疑問点は沢山残るが、気にしないようにしよう。うん。そうだ。



「・・・なぁ、極卒」

「なんだもこたん」


・・・一応むかつくが、「もこたん」はスルーしておく。


「いつになったら帰してくれる」

「あぁそうだ。夕飯を作ってこよう」


間髪を入れずに極卒がぽん、と手を合わせた。

・・・またスルーか・・・!!




「まぁ、いつかはお前には迎えが来るからな。ジャックとクレイスが気づき次第迎えに来るだろう」


夕飯を作る、といったはずなのに極卒は何故かまだそこにいた。

ようやくまともに話を聞いてくれるのか。


「・・・気づかなかったらどうなるんだ」

「奴隷として扱ってやろう」


そう言う極卒の目は笑顔がきらきらしている。

ジャック、クレイス、早く迎えに来てくれ。

これはやばいサインだ。



「・・・さぁ、来る前にどんなプレイをしてやろうか」

「いきなりそんな話か! それよりも・・・俺は腹が減ったんだが」


ぐきゅるるる。我ながら恥ずかしい音だ。


「そうだな・・・奴隷食とはどんな食事かを調べるか」

極卒は人差し指を立てて俺を見下ろす。


・・・奴隷食なんて食うか!


「お、俺は奴隷じゃないっ!」

「立派な奴隷にしてやろう。プライドがずたずたになる時・・・あぁ、楽しみだ」


非常に楽しそうに笑う極卒にはらわたが煮えくり返りそうになる。


「ふざけるな!この変態!!サドっ!」


自分でもあつくなっているのが分かる。

しかし、極卒はそんな態度をする俺に対し。


「その表情がやはり堪らないな。いたぶりたくなる表情だ」


そんな事を素で言ってくる。


・・・あぁ、やっぱり俺は頭が痛いよ・・・。




「あぁ・・・もう、良い。食べない」


「そうか。ではお前の目の前で食べてやろう」



俺の、めのまえで・・・


目に涙がたまるのが分かった。



「やはり、そのゆがんでいる表情が堪らない」











―――――そういう目の前の奴はやはり、笑顔だった。



























ジャック、クレイス・・・。

















































早く迎えに来てくれっ・・・・・・!!(泣)

















************************
久々に極ヴィルです。 度佐渡極卒君いえあ。
どうしてもヴィルさまは苛めたくなります。うずうず。

あぁいう強気っぽい人って苛めがいがあると思うのは自分だけですか。

あ、極卒くんも同士ですね(^^)苛めたいなぁ・・・!


あとこれは、リクとは別物です。

リクはまた後で書きますねー。



ではでは、ここまで読んでくださった方、ありがとうございましたー!



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: