皐月の日。

皐月の日。

ぼくとキミとの出会い物語。(神+?くん)



―――――これは、たった一つのぼくの話。

そう、あの人と出会うまでの。




     *     *     *




ぼくは、たったひとり、宇宙の中から生まれた。

そして、たったひとり、宇宙をさまよっていた。




中にはぼくと親しく話してくれた人もいた。

でも、ぼくと『いのち』の長さが全然違って、すぐにいなくなってしまった。




―――――ぼくは、ひとりだった。


いくら、だれかが側にいてくれても。




だって、すぐに、きえてしまう。







・・・あぁ、なんなんだろうこの世界は!


なんて、なんて不条理なんだろう!!





『こんな世界なんて、きえちゃえ!!!!!』






ただぼくがそう願うと、あたりが真っ白になって。


本当に全部、きえちゃったんだ。





ああぁ、こんなこと、願わなかったらよかったのに。


ぼくは、そう心から思った。












でも、その世界が消えてからすぐに、また新しい『セカイ』ができた。


そのセカイも、僕のことをおいてけぼりにした。



あぁ、まただ。


また、駄目なセカイにきちゃったんだ。






また、きえてしまえばいいのに。

















そう願いたくないのに、また願ってしまった。










     *     *     *








―――――世界は、ぼくによってどんどん壊されていった。


ぼくは、どの世界でも一人だった。




だれも、この孤独を癒せないとぼくは思った。











そして、また世界は壊れていった。





















――――あぁ、もう、こんなものいらないや。


ずっと、ぼくはひとりなんだから。





















『あーあ・・・またここも気に入られなかったのか・・・』








はっとうしろを振り向くと、一人のヒトがいた。


・・・どうしてここにいるんだろう。


ここにはぼくしか存在できないはずなのに。







『それは俺が神だからだよ・・・だからお前とおんなじ』








おんなじ?


なら、なんでもっとはやくぼくのところにきてくれなかったの?







『それはだな、ここがあまりにも広すぎるからだよ・・・ったく、俺が作った世界だってーのに・・・いつも壊す奴がいるからって、ずっと探してたんだぜ?』






そう言って、彼はにっとわらった。


・・・あぁ、そうなんだ。


ぼく、ひとりにならなくてすむんだ・・・。






でも、こんなぼくの側に、彼はきっといてなどくれない。



だって、彼の世界を壊してしまっているのはぼくなのだから。







『そんな事はねーよ。だって・・・俺はお前とおんなじって言ったろ?死ねねーの。だったらちょっとでも、一緒に孤独を満たしたいって、思うだろ?』








・・・え、じゃあ、いっしょなの?





ぼくと、いっしょにいてくれるの・・・?

















『あぁ、勿論だ・・・な、一緒に面白い世界、作ろうぜ?』






































そう言った彼の顔は、笑顔できらきらしていた。




その顔をしたまま、彼は僕に手を差し伸べてきた。




































『な、俺と一緒に行こうぜ?・・・ニエンテ』






























―――――ぼくは、その手におずおずと触れた。



とても、あたたかかった。































                      『あぁ、このために僕はうまれてきたんだ。』





















・・・そう思ったぼくは、もう、ひとりじゃなかった。



















































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はじめてのニエンテの?くんです。
久々の更新・・・!久々にイメージがぐんぐん(?)と沸いてきたので、思わず勢いで書いてしまいました。

ちなみにニエンテの子は、?くんじゃ呼びづらいので、『ニエンテくん』と呼んでいます。
いや、本当に神様とニエンテくん、二人とも か わ い い で す よ ね ! ! ^^


ではでは、ここまで読んで下さった方、本当にどうもありがとうございました!



次はちゃんと暗殺組織で更新がしたいです。










2007.12.14


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