皐月の日。

皐月の日。

黒ジャクヴィル文 の 予定。




「俺は、ヴィルが好きなんだよ!」






――――いきなりだった。不意打ち。


まさか、黒に、こんなことを言われるなんて。





「だから、俺とっ・・・!!」







     *     *     *




「・・・はぁ・・・」


まさか、奴にあんなことを言われるだなんて。




『俺は、ヴィルが好きなんだよ!』




赤面しながらそれを伝えるか? 私の部下が。

あいつが・・・クレイスが。


「はぁ・・・」


何故私がこんなにもやもやしなくてはならない。

あいつのことで。

たかが・・・部下のことで。


「私にどうしろと言うんだ・・・」


悩んでいると、後ろから声が聞こえた。

あの、よく聞いている元気な声が。



「あーにーさーまっ!」




ぎゅ、と後ろから抱き付いてきたのは、私の弟・・・コルター。

一緒に仕事を始めたのは良いが、最近・・・仕事場でのスキンシップが過ぎる気がする。


「コル、仕事場では慎めと言っただろう?」

「いいんじゃないの?別に。だって今、ここには僕とあにさましか居ないし」

「そういうことじゃない。最近、お前はな・・・」

「あーあー、わかってる。でも、僕だってもう14歳だよ?一人前って認めてくれたっていいでしょ?」


そしてさらにコルは、ぎゅっと強く私を抱きしめてくる。

嬉しそうな声を出して、任務が終わった事を示す、血を付けて。


・・・本当は、コルを私の仕事に巻き込みたくは無かったのだがな・・・。


だが、それは本人の意思なのだから、しかたがないのかも知れないが。



「それで、あにさまは何を悩んでたの?」

「・・・何も」

「嘘。だって、それは悩んでいる顔だから」


いつも悩んでいるときはそういう顔をしているよ? とコルが私に言う。

・・・不覚だな。そんなに私がわかりやすいだなんて。

















































































































































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