第六番札所 壷阪山 南法華寺(壷阪山)



宗派 真言宗豊山派
本尊 十一面千手観世音菩薩
開基 弁基上人
創建 大宝3年(703年)
所在地 奈良県高取町

 この寺は標高400メートルの山腹に有りますが、昔は京都、奈良から吉野山に行く一番の近道として大勢の人が通っていたそうです。
今は寺の駐車場までバスで行けますし、駐車場から境内まで10分ほどで行けます。

 仁王門をくぐって境内に入り一番に目につくのが建物の外壁に多くの彫刻を施した石作りの大石堂で、これはインドで作られ様々な仏陀の姿が彫られています。

 本堂へ続く石段を登ると、釈迦の一生を10の場面に彫られた長い石のレリーフが有ります。
これらはこの寺がインドに対して行っている福祉活動に対して、インド政府から送られたものだそうです。

 本堂は興福寺の南円堂と同じ八角の円形のお堂です。
この寺は本堂と礼拝堂が離れていて渡り廊下を通って行きます。
本尊の観音様の顔はなんとなくインドの仏様の顔つきのように見えました。

 本堂から向かいの山に石作りの観音像が見え、この像もインドから送られたものだそうで、高さ約20メートル有りデカン高原の花崗岩でできているそうです。

 この寺は浄瑠璃の「壷阪霊験記」で有名になったそうですが、境内では菊花やクコ、桑の葉などを煎じた慈眼茶の接待が有り、目や胃腸、美容に効くと土産に買って帰る人が多いそうです。
境内に目薬の木というのが有ったように思います。
サワイチ目薬、め煎餅が有名な土産だそうです。

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