初めての入院


初めて発熱する。
検診でいつも行っていた大学病院に行くと風邪という診断だった。
薬をもらって帰るが熱は上がり続け、ミルクもほとんど飲めない状態になった。夜、ぐったりしているのが心配で、病院に電話してみるが、「水分が少しでもとれているならば、脇と足の付け根を氷で冷やして、診察時間につれてきて下さい。」と言われる。言われたとおりに冷やして様子を見るが熱は下がることもなく、ぐったりして目が充血している。布団に寝かせると泣くので、ずっと抱っこしたまま様子をみていた。夜中、心配でもう1度病院に電話するが同じ回答。目が赤いと言ったら、ちょっと反応あり。「どうしてもというなら来てください。でも、月齢が低いので解熱剤は出せないし、深夜なので検査はできないです。」と言われる。それでは行っても意味がないので、朝になるのを待って病院へ。先生が診察して血液検査をすることになる。子供だけ処置室につれていかれる。外から何人もの看護婦さんが押さえつけているのが見える。子供なので血管が細く血液をとるのが大変らしく時間がかかる。りょうはずっと声がかれるくらい大きな声で泣いていた。その数時間後検査結果が出て先生に呼ばれる。
「川崎病」の疑いがある。との診断。このまま帰すわけにはいかない病気だと言われ病棟にベットの空きを確認。空いていなかったために近くの都立病院を紹介され入院することになる。
「川崎病」?聞いたことがない。先生はだいたの説明をしてくれたはずだが、即入院するほどの病気に、頭が真っ白になってその時は何も頭に入ってこなかった。
すぐに主人の携帯に電話。主人もまた「川崎病」を知るわけもなく、ただ入院ということに驚き、早退して病院まできてくれた。そして、都立病院に入院したのだった。
川崎病は「1.高熱が続く 2.赤い発疹 3.首のリンパ腺がはれる 4.唇が赤くなる 5.目が充血 6.手のひら足のうらが赤くなり、むくむ」このうちの5つが揃うと診断されるのだが、この時点では、高熱、目の充血、唇の赤みの3つだけだったので、川崎病との診断はされなかった。
ミルクがほとんど飲めない状態だったので、点滴をすることになる。まだ4ヶ月の小さい体に点滴は痛々しくかわいそうで仕方がなかった。
小児病棟の小さいベッドでりょうを抱っこして柵によりかかって眠る日が2日続いたが、入院3日目で熱が下がる。結局、他の症状はでることがなく、川崎病の疑いという診断は変わらなかったが、他にこのような、症状が出る病気はないとのことで、軽い川崎病だったのでしょう。との診断となった。川崎病の怖いのは、心臓の後遺症。幸いなことに心臓には異常がみられなかった。2日おきに、エコーと血液検査を繰り返し入院10日目に退院することができた。その時、川崎病は原因不明な病気なので、いつ心臓に異常が見られるか分からない。1年に1回心臓の検査を必ず受けるように言われる。

都立病院
川崎病で入院していた時の写真。
この写真は熱が下がって、回復してきた頃。

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