香和会 茶道教室

香和会 茶道教室

2023年06月05日
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金沢の21世紀美術館には、茶室が三つ。
「松涛庵」と「山宇亭」と立礼席

百万石茶会は、新しくできた立礼席でしたが寄付は「松涛庵」



こちらは、加賀藩12代藩主前田斉泰により隠居所として江戸の根岸に建てたもの。
その後鎌倉へ移築し、16代前田利為により「松涛庵」と命名。
昭和54年、金沢市内の料亭に移築。
その後、金沢市に寄贈。
平成13年に今の21世紀美術館に移築。
新たに立礼席と水屋を増築とのこと。


日本の建物で5回も移築しているのは、ここだけじゃないかな。この建物は釘を一本も使ってないから何度も移築が出来たとのことです。
大切に保存して欲しい建物です。
そんな建物を寄付として、上がらせてくれました。



障子の桟などが全て弁柄で粋。
竹でできた床柱が湾曲していて面白い。
そして、脇床の棚が三角になったりしていて面白い。
正式な茶室というより、遊び心が溢れている茶室でありました。
続きに6畳があるようなのですが、そちらは閉められていました。

そして、もう一つ別棟に「山宇亭」

四畳半の茶室。
床の間の脇にもう一畳あり、お客様が多いときは太鼓張りの襖を外して席として使うことができると説明されました。

砂雪隠があるのは、珍しいですよと。


帰ってきてから雪隠について調べました。
きちんと石の名称があるのですね。

そう思って、島根県の明々庵を見直したらこちらにもきちんと砂雪隠あったもよう。
あー、知らないとはこんなにももったいないことをしているんだなと改めて思いました。





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最終更新日  2023年06月07日 07時19分42秒
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