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2011.03.23
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 放射性物質がホウレンソウ、牛乳、水道水から検出され、出荷規制や摂食規制などが矢継ぎ早に行われた。どうしてこうなるのか、健康に害がないなら、なぜ規制するのか。規制しておいて風評被害が起きないようにと言っても説得力はない。
 なぜ、暫定規制値で、なぜこうなるのか。結論から言うと、想定していなかったからなのだ。食品衛生法では、放射線放射食品についての規制はあっても、放射性物質により汚染された食品については、具体的な基準が無い。あるのは「人の健康を損ねる食品は違反である」という決まりだけなのだ。では、急いでその基準を作って、予防策をとれということなのだが、これがとてつもなく難しい。
 放射線物質に汚染された食品による健康被害の症例がほとんど無い。例に挙げるのもためらわれるのだが、PCB、水銀など、過去に重大事故を起こした既知の毒物であれば、ある程度の悲惨なデーターがある。しかし放射性物質に汚染された食品による健康被害の症例は、ほとんどない。原爆被害を例に挙げるまでもなく、食品汚染被害が暴露する前に、亡くなってしまう方がほとんどなのである。さらに、被害が暴露するまでには長時間を要し、動物実験さえ、その危険性からままならない。だから、あらゆる健康被害の暴露の可能性を考えて、規制をせざる得ないというのが現状なのだ。
 放射性物質は、その名のとおり物質なので、洗い流せる。だから、ホウレンソウなどの葉物は洗えばかなりの効果があり、体内に取り込むのを食い止められる。葉物の場合、検査前にどのくらい洗ったかで、検査結果は大きく異なるはずだ。だが、水や牛乳、そして、今は検出されていない根菜や魚介類になると、これはやっかいだ。だが、この汚染による発がん率の上昇や、死因の変動がわかるのは、50年後だろう。だから、今は、子供たちには食べさせないようにしよう、と言うことぐらいしか私には言えない。 





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最終更新日  2011.03.23 23:19:15
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