PR
Keyword Search
Freepage List
生と死と————永劫に生死流転する無常なる生命。しかし、その深奥に常住不変の大法を覚知した一人の聖者がいた。釈尊である。菩提樹の下、暁の明星がきらめくなか、生命の心理を開悟した彼は、苦悩する民衆の救済に決然と立ち上がった。
その胸中の泉からほとばしる清冽なる智水は、仏法の源流となってインドの大地を潤していった。釈尊の教えは、月光のごとく心の暗夜を照らして東南アジア各地へと広がり、北は中央アジアからシルクロードを通って、中国、韓国・朝鮮半島を経て日本へと達した。
彼の教えの精髄は法華経として示されるが、末法の五濁の闇に釈尊仏法が滅せんとする時、日本に日蓮大聖人出現。法華経に説かれた、宇宙と生命に内在する根本の法こそ、南妙法蓮華経であることを明らかにされた。そして、その大法を、御本仏の大生命を、末法の一切衆生のために、御本尊として御図顕されたのである。
「日蓮がたましひ(魂)をすみ(墨)そめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意はは法華経なり日蓮が・たましひは南妙法蓮華経に・すぎたるはなし」(御書
1124
頁)
【新・人間革命「源流」 54 】聖教新聞 2016.11.4
Calendar
Comments