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言葉は心の使い
対面で語らう際に、人は相手の➀会話の内容②声③表情や視線から、それぞれの割合でメッセージを受け取るか。心理学者メラビアンが実験によって明らかにした、有名な法則がある
▼結果は➀7%② 38% ③ 55% 。ただ、「話の内容に意味がない」わけではない。この法則は「➀②③の表れ方が矛盾していた場合、人は②③を最優先して判断する」ことを示したものだ。例えば口で「感動した」と言いながら、妻ら誘う名態度をしていたら。ひとは声や表情から本音を汲み取る
▼「目は口ほどに物を言う」し、「言葉は心の使い」ともいう。「声は人なり」とも。言葉と声と表情、その全てが同じ心で貫かれた時に、発する言葉は言葉以上の力を持って相手に届く
▼釈尊は「対話の名手」と呼ばれた。その言動が、万人を「我が如く等しくして異なること無からしめん」 ( 法華経 ) とする心に貫かれていたゆえに、多くの人の心を動かしたに違いない。仏がこの世に出現した目的は、「人の振る舞い」を示すことであったと御書に仰せだ(新 1597 ・全 1174 )
▼友の幸福や平和への願いを伝えることに遠慮はいらない。話の巧拙でもない。「ただ心こそ大切なれ」(新 1623 ・全 1192 )である。
2022.5.16
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