気まずい

2004.07.01
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ランチタイムは仕事中の息抜きの時間。

俺は上司2人と3人で昼飯に行く。
普段は普通にうまいものを食いに行くのだが、
そうじゃない目的でたまに訪れる店がある。
その店は洋食屋でメニューが豊富である。

俺  「じゃあ俺はミックスフライいきます」
上司1「それもいいねぇ。 まずそう だねぇ。じゃあ俺は鉄板焼いくわ」
ひどい かも」
上司2「俺はカツカレーいってみる」
俺  「無難なの選ぼうとしてるんじゃないですか?カツカレーに 外しよう があるんですかね」
自信満々の上司2である。
どういうことかというと、この店はまずい。
まずさを楽しみにこの店を訪れるのだ。

さて料理が運ばれてくる。
各々が自分の頼んだ料理のネタ探しの為に、もくもくと食い始める。

まず俺から。
俺  「ちょっとこれ見てくださいよ、タルタルソース。味が全くないですよ。

上司1「ほんとだ。見るからにまずそうだな。でもしゃべりすぎだな」
上司2「たしかにひどい。それと確かにしゃべりすぎだ」
すかさず鉄板焼きの上司が自分の料理を指差す。
上司1「これ肉?」
俺と上司2、爆笑である。

俺  「豚肉のつもりでしょうけど、ベーコンみたいですね。真っ黒でカリカリじゃないですか」
上司2の攻撃。
上司2「(カレーを指差して)食ってみ?」
黄色のカレーである。少し食ってみる。
俺  「甘い、ぬるい、まずい」
満足げな上司2である。
一見無難に思えたカツカレーを制した上司2がこの日の優勝だという雰囲気が漂う。
俺は結構無難に食えてしまう魚のフライを食いながら悔しい思いをしていた。
骨が入ってますよと主張してみるも、二人は首を横にふる。
上司1が何かを言いたそうである。
メニューを指差している。
1200円。
ぶっ、たかっ。
上司1の鉄板焼きはコストパフォーマンスの点で今日の一品となった。

こんなことをやっていることを店の人に知られたら、気まずい。





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Last updated  2004.07.01 19:19:54
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