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2011年05月09日
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カテゴリ: アニメ
Gyao!で配信されていた「ほしのこえ」(感想は こちら )に続いて「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」を視聴しました。
雲のむこう…は視聴してから10日以上、配信終了してから一週間経つのでうろ覚えで、人物の名前も…勘違い等あると思われますがご容赦ください。


「雲のむこう、約束の場所」

南北に分断された日本。戦争の影はあちこちに見え隠れしつつも人々の暮らしに戦火が及ぶ事は少なくどこか別の世界の事の様。
工場でバイトをしながら国境の向こうに見える高い塔を目指し飛行機を作る二人の少年。
そこに同級生の少女が訪ねてくる。
少年達は少女を飛行機に乗せ塔に連れて行くと約束するが…突然姿を消す少女。

一人の少年は塔の謎の解明に携わり戦争に関わっていく。



塔と少女が物理学者であった少女の祖父を介して何らかの関連があり少女が人柱の様な存在である可能性を出しつつもその辺りはあまり詳細を語らず謎のまま。
一旦は別れた少年達が片や無為な時間を過ごし片や自ら闇に踏み込みながらも少女を取り戻すために手を取り飛行機を完成、少女との約束を果たし少女を解放する。
少女は夢の中で伝えたいと思い続けていた大切な思いを怖れていた通り失ってしまいましたが…
いつかまた全く同じではなくても同じくらい大切な思いを抱くのではないかな?

青い空にクルリと翼を回転させ推進する飛行機は綺麗でした。





「秒速5センチメートル」

第1話「桜花抄」

小学校卒業を機に東京から栃木に引っ越していった明里。来年も一緒に桜を見る約束をしたのに…
中学に入学して半年が経った頃、明里から手紙を貰い手紙をやりとりする様になった貴樹。
しかし今度は貴樹が九州に引っ越す事になり、二人の距離は益々離れる事に…
貴樹は明里に会いに行くと約束する。

約束の時間を大きく過ぎ、焦りと不安、空腹に心細さが募る貴樹。
駅で待っている筈の明里。せめてもう帰っていてくれていたら…

貴樹が明里の元へと向かう道中、悪天候にどんどん電車が遅れていくのに自分ではどうしようも出来ない事も遅れる事を明里に伝える術がないのもやきもき。
関東に疎い私にとって東京から栃木の距離感は分からないのですが、初めて乗る電車を乗り継いでいくのは中学生でも心細いですよね。
心細さを知っている明里は遅くても待っていてくれました。温かいほうじ茶と明里の作ったお弁当はこの上ないごちそう。


押さえきれない思いや積もる話。

明里が引っ越して行く時に自分の気持ちで一杯いっぱいで明里の気持ちを思いやれなかった事を貴樹は悔んでいましたが貴樹を見送った明里は多分貴樹の気持ちをちゃんと分かっていたと思う。


第2話「コスモナウト」

中学の時に転校してきた貴樹にずっと想いを寄せ続けてきた花苗。
帰りが一緒になる様に貴樹の部活が終わるのを待つ花苗。
偶然を装い誘い、カブに乗って、いつものお店で飲み物を買って一服して…花苗の家まで一緒に帰る帰り道。
でも時折誰だか知らない相手にメールを送る貴樹に切なさを感じる花苗。
波に乗れたら告げようと思う花苗だが上手く乗れない。
明日の事もわからないのに…提出期限が過ぎても進路を決めかねている花苗に教師も親もやきもきするが姉だけがそっと見守っている。
そんなある日、貴樹と行き違い一人帰る花苗。
途中で貴樹の単車を見つけ、貴樹を探す花苗。丘の上で一人メールを打つ貴樹が…
思い切って声をかけた花苗にいつもの様に優しく微笑む貴樹。
貴樹に進路について尋ねた花苗は貴樹が東京の大学を目指している事を知る。
一見迷いのない貴樹に感心する花苗だが貴樹は迷ってばかりだと…今やれることをやるだけ。
その言葉に吹っ切れる花苗はようやく波に乗る事が出来る。
今日こそ思いを告げようと思う花苗だが…
一方の貴樹は送るあてのないメールを書き綴る…

貴樹転校後。花苗とは仲が良いけれど恋人ではない。
花苗の想いを貴樹は気づいてないとは思えないのだけど…
貴樹が打つ送る宛てのないメール。
明里へのメールならば送れないわけでもあるのでしょうか?それとも?
貴樹の視線が自分とは違う所に向いている事を知っていても尚想う気持ちは止められず、一人涙を流し堪える花苗はこの恋を乗り越えたらきっと素敵な大人になる事でしょう。
孤独のまま太陽系外へとひたむきに向かう宇宙船。
花苗が想う貴樹の事でもあり、社会の海へと漕ぎ出す若者達全般の事でもある様に感じました。


第3話「秒速5センチメートル」

東京に進学し、就職した貴樹。
日々の生活に追われる中、ふとした場面であの人の姿を見る。
振り返ればきっとあの人がいる筈。
しかし無意識に貴樹が探してしまうあの人はもう…

明里もきっと色々な想いを越えて現在の幸せを掴んだと思う。
送り出してくれた両親の言葉を思えば祝福されている事が分かる。
祝福される幸せになる様積み重ねていったのかもしれない。
しかし貴樹は…
明里への想いは他の誰かでは紛らわせず、結局その人も自分自身も傷つけてしまったのでしょうね。花苗の時と同じ、心ない優しさで…
仕事も辞めてしまった様ですが…一体これからどうするんだ?当てはあるのか?
切ない想いが締めつけどうしようもない事はあるけれどでも貴樹は大人になるべきだったと思う。


今回Gyao!で配信されていた3作品どれも季節を切り取った映像と音、言葉への拘りが感じられますが3本見てどれが一番印象深いかと言えば「ほしのこえ」かもしれません。
絵は荒いのですが少女が期待や不安を抱いたままどうしようもなく駆り出され健気に訓練を受けている様子とかすぐにも伝えたい事はたくさんあるのに伝えられないもどかしさとか…少年が後を追えるだけ成長した所も良かったと思うのです。少女にあの後何があったかを想像すると辛いものはあるのですが…作品の時間も短かく、結果無駄も少なかったように思う。
三本とも大筋は誰かが誰かを待つ、それぞれの事情や結果の違いはあってもそこは何も変わっていない様に思う。
秒速…の第2話の花苗が切なくって良かった。
映像では雲のむこう…の飛行機でしょうか?
戦争が無ければエンジンを拾う事もなく飛行機を作ろうとも思わなかっただろうし作れなかっただろうけど、戦争とは関係なく3人で飛ばせたら良かったのにね。


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S-Fマガジンで新海誠さんの特集。映画は先週末から公開されているようです。





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最終更新日  2011年05月10日 00時22分01秒
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