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加藤美保

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2003.12.06
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カテゴリ: 時事ネタ
数日前、芳林堂書店の池袋本店が閉店するという話を「東京犬」さんの日記で読んだ。
少し驚いた。いや、結構驚いたかもしれない。

芳林堂池袋本店の営業は、年内12月31日までということだ。

私が、23歳から27歳まで努めていた出版社は、当時、池袋にあった。そういう事情もあって、芳林堂書店とそれから西武デパートのリブロは、私の行きつけの書店だった。私が出版社の編集者として働いていた頃は、パソコンを置いている中小の出版社はまだ少なく、ワープロが主流で、それゆえ、ITなど利用したこともないという編集者は少なくなかった。だから、当時、私達が資料探しをするときは、書店か図書館と相場は決まっていた。
調べ物があるときは芳林堂というのが、私のお決まりコースで、社内のスケジュールボードに、「取材→芳林堂」とか、「お昼→芳林堂」とか、頻繁に書いていた覚えがある。

その出版社で、私は編集とライティングのイロハを教わった。本作りの楽しさを教えてもらったのもその会社だったし、恥ずかしい表現を使うと、青春の1ページ、1ページを語るとき、その出版社を抜きには語れないところがある。
そして、そんな日々を振り返るとき、芳林堂書店のあのたたずまいが、私の脳裏に浮かぶのだ。

あの風景が失われてしまうのは、あくまでも個人的なこだわりなのだけれど、とても寂しいような気がする。

池袋といえば、「芳林堂」「蔵王」「サルビア」「南蛮」・・・わかる人にしかわかるまい(笑)








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Last updated  2006.03.25 20:52:28
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