ヘナヘナライター 生態日記

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加藤美保

加藤美保

2004.05.19
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私が初めて海外旅行を経験したのは、今から17年前の中国旅行だった。天安門事件が起こる1年前の中国は、まだ開放政策が軌道に乗る前で、「バリバリの共産圏」という状態。中国語はおろか英語もさほど話せない、海外旅行未経験の22歳の女の子が、なぜ、フリーで中国旅行を敢行したのかと問われれば、それはひとえに『地球の歩き方』(ダイヤモンド社)に原因があったと言っておこう(笑)。


当時、フリーで旅行する場合は、主な情報源は『地球の歩き方』であり、海外にいる日本のフリー旅行者の多くは、このイエローバイブルを手にしていたらしい。

15年前の台湾旅行でも、私は『地球の歩き方』を手にして、台湾という島を歩き回った。しかし、今回ITによる情報収集が可能になり、旅行前に『地球の歩き方』を熟読しなくても、旅行プランを立てることが可能だった。こんなことは初体験。今回の旅行ではイエローバイブルは必要ないかな・・と思ったものの、今での習慣からなんとなく『地球の歩き方 台湾』を購入した。私にとってこの本は、実利があるかないかというより、ほとんど海外旅行の「お守り」のような存在なのかもしれない。
しかし、実際に旅行が始まってみると、このイエローバイブルは17年前と同じように役に立った。
この本の特徴は、台北の街ひとつとってもエリアごとに詳細な地図が掲載されているところにある。その他、主要観光地の地図がほとんど網羅されている。たとえば、ウェブサイトでは花蓮の地図を見つけることができなかったが、『地球の歩き方』には、花蓮はおろか、もっとマイナーな観光地、「蘇おく」の地図さえ載っていた。
フリー旅行において地図は不可欠なもの。当然、地図は現地で調達可能だけれど(実際花蓮で地図は調達したが)、なんとなく、日本語表示の地図が事前にひとつあると安心できたりするものだ。しかも、「蘇おく」のようなマイナー観光地だと、旅行者用の手軽な地図など売っていないケースも多い。
それから、台湾鉄道の時刻表が巻末に載っていたのも便利だった。もちろん、細かい時刻表示などは掲載されたものとは変わっていたが、実は電車の時刻表なんて大幅に変更されないことが多いので、停車駅などを巻末の時刻表と照らし合わせて確認しながら旅行することができたのだった。

旅行には、ノートパソコンを持参しなかったので、ウェブサイト情報は、日本にいるときに収集したものしか使えないが、書籍の場合、出発前に読んでいなくても、その都度、書籍を読み直して情報を収集することができる。当たり前だが、書籍は鞄に入れることもできる。



正直、この本を購入するときは、1640円という価格が「高い」と感じた。ウェブサイトなら、無料で情報が収集できるからだ。実際は先ほど書いたように、この本を持ってきてよかったと思うことが多かったのだが。

帰国後、ボロボロになった『地球の歩き方』を手にすれば、旅行中の思い出がいろいろ蘇ってくる。これも書籍の付加価値のひとつなのではないかと思う。

手にして確認できることや、ともに時間を過ごせること。

私って、かなりのアナログ人間なのかもしれない。






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Last updated  2006.03.25 20:31:01
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私も最後は  
「やっぱり紙媒体がいちばん!」というあたりに帰結しますね。

資料から原稿起こすのには、紙でなくて何が役に立つでしょう?
複数資料を見比べるのも紙がいちばん!

もちろん読むのも紙が安心できる~~!
超アナログ人間です。 (2004.05.20 12:17:08)

アナログ仲間ですね!  
加藤美保  さん


いつも日記は楽しみに拝読させていただいております。『グロテスク』に関する書評は、楽天日記だけでも、いろいろな方が書いていて、それぞれ視点が違ったりして面白いですね。私もぜひ一度読んでみたい作品です。

本を持ってめくる感じとか、そういう体感的なことって、実は大切だったりしますよねー。
と、アナログ人間の呟き。
電子ブックというのがありますが、まだ実物は見たことがありません。
どういう感じなんでしょうーねー。 (2004.05.20 15:33:05)

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