乾いた心を癒す音

乾いた心を癒す音

大石氏の日常 2



「本当に委員長はすごいよね。反対意見言ってた人とかも納得できるようにみんなの意見キレーに纏め上げちゃうんだもん。」

「そんな事ないよ。みんなが前向きに考えたからうまくまとまったんだよ。」
「・・・そう、みんながまとまろうとすれば・・・。」

そう言って同じ言葉を繰り返したあと、手をとめ、なぜか彼らしくもなく顔を曇らせため息を吐いた。

「どうしたの?」
「いや、何でもない・・・。」

彼が遠く窓の外グラウンドのテニスコートに目を泳がせたのを副委員長は知らない・・・。

fin

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