乾いた心を癒す音

乾いた心を癒す音

四重奏ゲーム 5


…だとよ、ダイアン。よろしく頼むぜ。なんといっても恩人の頼みだ。
…安心しろよ。もう心配いらねえハズだ。」
ダイアナからの返答があったわけでは無いが、何かを感じたのか、ケリーが確信的に口を開いた。


…と同時に会場内に審査終了の放送が入る。
それを聞いた店内の客達も一斉に席を立ち会場に向かい始める。


「お、やっと結果が発表されるみたいだ。」

「それじゃあ私たちは失礼させてもらうとしよう。
行くぞ、海賊。」

ジャスミンは、言うと同時に席を立ち、ケリーを促す。

「ああ。じゃあな天使、金色狼。」
「なんだ最後まで見ていかないのか。」

少し意外そうに口を開いたリィに
「ああ、私たちは他の生徒の作品を見てもいないし、いても意味が無い。」
とジャスミンが言葉を返した。

「そうかもな。」


二人はリィからルウへと目線を変え話しかけた。
「じゃあな。珍しいものがあったらまた呼んでくれ。」

「月天使に見事なドレスだったって伝えといてくれよ。」
「うん。」

そう言って流れに逆らい会場外へと歩きだした二人を見送って、ルウとリィは多くの人の流れにのって会場へと戻っていった。



会場が結果にわくのはもうすぐである…。

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