空国風街

空国風街

弐


 もうすぐハロウィーン。
『明日はハロウィーンだね、ジャック』
『ジャックコッチヘ早く・・・』
オバケになった人達がボクを呼ぶ。明日はハロウィーン。リンリン。。。と鈴の音とともに、黒い猫と真っ黒で綺麗なマジョがボクの元へ。そして跪いて、
『あぁ。。。ジャック、愛しいジャック、待ってる、明日の夜・・・』
ジャックノオハカデ、マッテル、マッテル。
「ジャック、起きなさい!ハロウィーンの朝よ。」
いつも通り、カルディエ姉さんがボクを起こしに来る。ただ違うのが真っ黒い
ワンピースを着ていること。夢のマジョさんの方が綺麗だと思う。ボクは
フッ、と夢での約束の場所を思い出した。マッテル、ジャックノオハカ。
 ボクノオハカ。ハロウィーン。ボクハジャック。
キーンと流れてきたモノ。初めて抱いた人を殺したいという衝動。気づいた時には近くにあった花瓶で姉さんの頭を思いっきり殴っていた。ガシャンと割れる音。グシャッと何か壊れる音。気づいた時には手は真っ赤。綺麗な綺麗な
赤い果汁。

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