4.父の病気



父は咳が多くなり痰をはいたりしていた。
血痰もしていたようで、ある日病院にいった。
行ったのか経緯がどうなのか記憶はない。

私が覚えているのは、母親が病院から帰ってきて
「お父さん、癌なんだって・・・」
その場で泣いた。
ショックだった。
肺癌だった。しかも末期

結局手術なしで、放射線あてたりしていたのかな。
悲しいことに全然記憶にない。
全然かかわっていなかったことに後悔している。

明石の成人病センターにも入院した。
肺癌のくせにこっそりタバコを吸っていた。

本当はもっといたわってあげたらヨカッタ。
やさしくしてあげたらヨカッタ。
そのときの私は、全然そんなことわからず怒らせたり
していたな。

高校に入学して商業科にはいりパソコンがほしいと
おねだりしたら勉強に必要なら、父は買ったらいいといってくれた。
ドライヤーも欲しいといったら父は買ったらいいといってくれた。
貧乏だったから、とても嬉しかった。

父はその夏が終わる頃、他界した。
病院のベッドで。。。

死ぬ前に、食欲が戻り元気になるんじゃないかなと思った。
父の足は薬の副作用か、大根のようにパンパンに腫れていた。
横になって寝るには苦しいから座って寝ていた。

死ぬその日、母は病院に泊まっていて、夜父が
「今は苦しくないから、おまえ横になって寝ろ」

それが最後の言葉だった。
9/1午前3:45父は逝った。

苦しかったかな。
寂しかったかな?
家に帰りたかったかな?

連絡がはいり、病院に父の友人が車で迎えに来てくれて、病院に
かけつけたら、父は抜け殻の肉体だけ残っていた。
看護婦さんが処置するたね父を横にしたりしていたのを見て
「からだ」ってただ単なる魂の入れ物のように感じた。

待っている間、病院のベランダからみた朝焼けが心に残る。

父はちゃんと人生を満足に過ごせたんだろうか。
自分らしく生きれたかな。

私は後悔だらけ、もっと父との時間を大事に過ごせたらよかった。








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