旦那さんの思い
2009年7月23日の日記より
何をどう書けばいいのかわからなかったので
中々日記に書けずにいました。
今はもう全て受け入れているし、旦那さんの気持ちもわかったのですが
うまく書けるかわからないので
記録として書いておきます。
流産 の悲しみや辛さは
身を持って感じる女性と違って
男の人はどう思っているのか、どう感じているのか
私の心の余裕がなくて、まったく理解できない時期がありました。
赤ちゃんが授かった時
喜んでいた私の横で旦那さんはちょっと違っていました。
私の身体のことだけを心配していました。
母子共に危険な状態になることや流・早産の危険性や
他にも色々とリスクを話してくれているドクターの言葉と
精神科のお薬をいきなりやめた私を見て
旦那さんは赤ちゃんを授かった喜びよりも
私の心身を心配していたのです。
だから私は
すごく悲しかった・・・
怒りににた感情にもなりました・・・
ママとパパを選んで宿ってくれた赤ちゃんに
とても失礼だと思ったし
私を心配してくれる気持ちは嬉しかったけれど
それ以上に、心から喜んでくれない旦那さんのことが
憎らしくさえ感じてしまっていました。
私は、勇気を出して
「私の体のことなんかより
赤ちゃんの命を喜んで欲しいよ。
赤ちゃんの命を一番に大事に思って欲しいよ・・」
と言ってしまっていました。
でも
旦那さんは
長い沈黙の後に
「まだ生まれていない命より
kazuminのほうが大事だから・・
俺は。。
kazuminにはずっと元気で生きて欲しい。
薬も突然やめて、心ももつのかどうかも検討がつかないし
出産までに身体がもつのかとか
出産時に身体がもつのかとか
もし、死んだりしたらと思うと
手放しで喜べない。。。」
と搾り出すように言った言葉さえ
私は、
「なんで？？？
なんでそんなこと言うの！！？」
と理解できませんでした。
生まれていない命って何？？？
生まれた方が優先で
生まれてなかったらどうでもいいの？？？
なんだか私は、急にやめた安定剤や抗不安薬のせいか
それともホルモンのバランスの急激な変化に
情緒不安定だったのかもしれないです。
今考えると、旦那さんの心配も不安も当たり前のことで
手放しで喜べないっていう正直な気持ちを言ってくれたことに
感謝しなければいけなかったんだなって・・・
始めから「 流産の確立５０％ 」と言われていて
覚悟は決めていたはずなのに
やっぱり出血が始まると
どうしようもない不安と恐怖心でいっぱいでした。
でも、旦那さんは家事を手伝い、私を気遣っているだけで
お腹の赤ちゃんのことを心配してくれない！！と
被害妄想的になることもあって
涙が止まらないときもありました。
前向きにいよう、明るく笑顔でいよう！！
そう思って乗り越えたけれど
流産が確定した時は
赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになって
何故か、旦那さんに
「○ーくんが、赤ちゃんのことを喜んでくれないから
だから赤ちゃんがっかりして
空に帰っちゃったんだよ！！
○ーくんのせいだよ！！」
と怒鳴ってしまいました。。。
旦那さんは黙ったまま、私のそばに何時間も座っていました。
どんなに傷ついただろう・・
どんなに悲しかっただろう・・・
それに気づけるのは、何日もたってから・・・
旦那さんは、なかなか気持ちを言葉にしてくれないから
私は、何日も思いやりを持つことも
ひどい事を言ったことを謝ることもできないでいました。
流産して、最初の検診のとき
旦那さんが看護士長さんに挨拶をしに行っていました。
「色々ありがとうございました」
私が妊娠してから出血したり色々不安な時
旦那さんは病院に電話して、看護士長さんに何度もアドバイスをもらったそうです。
母乳が止まらなくなったときも
電話して色々聞いてくれたりしました。
旦那さんは、
赤ちゃんのことを喜べなかったんじゃなくて
私のことが心配で心配で仕方なかっただけだったと
看護士長さんから話も聞きました。
赤ちゃんがもう、お腹にいないとわかった瞬間は
私は私で精一杯で何もわからずにいたけれど
旦那さんも悲しみでいっぱいだったのに
私を心配してくれていた旦那さん。
涙を一滴も流さずにいた旦那さん。
でも、看護士長さんと話しているとき
涙を何回もぬぐっていました。
悲しいのは私だけじゃない。
わかっていなかったのは私のほうでした。
自分が悲劇のヒロインみたいな気持ちでいて
心配してくれいることさえも拒んでいたなんて・・
その後、私たちは色々話しました。
旦那さんは全てわかっていました。
私が私を心配する旦那さんをよくない感情を持っていたことも。
つづく。
2009年7月27日の日記より
私が 妊娠 して・・・
そして 流産 にいたるまでの
私たち夫婦の心の葛藤と
理解までの記録です。
前回の「 旦那さんの思い 」の続きです。
妊娠が判明したとたん、出血が始まり
切迫流産 となり
７週と３日で、お空に帰った赤ちゃん。
旦那さんは、食事や洗濯、買い物など子供たちと協力して
全てやってくれました。
流産確定した日に、
ひどいことを言って怒鳴った時も
３６５日お休みのない旦那さんが
仕事も行かずにずっと私のそばにいてくれました。
もう、お腹の中に赤ちゃんがいないのならと
抗うつ薬(デプロメール）や抗不安薬（デパス）
睡眠導入剤（レンドルミン）を飲んだらって
旦那さんがベットの私に持ってきてくれたとき
直に「ありがとう」と言えてから
私は、旦那さんの気持ちを理解しようと思えるようになりました。
それまでは、
妊娠を喜んでくれずに私ばかり心配している旦那さんに
なんとも言えない気持ちでいたし
旦那さんに対してひどい暴言を吐いたりもしてしまったけど
・・・・・・
もし
万が一
私が死んだりしたら
三姉妹や旦那さんは・・・
どんな気持ちになるのかと
やっと想像できるようにもなりました。
馬鹿ですよね・・・
もう諦めていた赤ちゃんに恵まれて
きっと嬉しすぎて正気を失っていたのかもしれないです。。。
どうしても
どうしても、
旦那さんに男の子を産んであげたかったという気持ちを
私の心の中から消えることがなかったんです。
結婚前に
子供ができたら・・という話をしていたとき
男の子が生まれる話ししかしていなかった旦那さん。
息子と野球やサッカーをしたいとか
釣りに行きたいとか
それはそれは嬉しそうに話していたのを
何年たっても、ずっとずっと忘れられなかった・・・
三女を妊娠した時、
男の子だったらいいねって私が言ったら
「どっちでも健康ならいいよ^^」
って言っていたけど
これが最後かなって思っていた私は
男の子だったら旦那さん、夢が叶うな～って密かに思っていたし。。。
前回流産した時から、
諦めていた私だったけど
今回、妊娠がわかったときは
「神様からのプレゼントかも！！」って舞い上がってしまったのかもしれない・・
私が三女を妊娠したときは３５歳。
その時には一言も言われなかった「ハイリスク妊娠」という言葉に
旦那さんは、喜びよりも
驚きと不安の方が大きかったのだと思います。
赤ちゃんの供養 をしに行く３日前くらいに
やっと旦那さんが話してくれたのは
「一緒に心から喜んであげれなくてごめんね。」
その一言に全てが詰まっていると思いました。
私の暴言について私が謝った時も
「悲しみを吐き出す相手は俺しかいないって思っているから
そんなこと気にしていないから^^」 って。。
ほんの数週間だけど
私たちの大切な愛おしいわが子・・。
小さな小さな命が
私たち夫婦にくれたものはとても大きい。。。
というか・・
私を育ててくれた気がする。
「生まれてこれなかったけど
たくさんの親孝行をしてくれたね。」
そういう旦那さんの
心配と不安と辛さと悲しみを全て飲み込みながら
私を支えてくれた旦那さんの言葉を
私は本当に嬉しく思いました。。。
天国の赤ちゃん、２人とも
仲良く遊んでいてくれて
私たち家族を笑顔で見ていてくれると思います^^
辛かったし悲しかったし
今でも涙が出ることもあるけれど
家族の愛と、旦那さんとの絆を大事に生きて行きたいと思います。
長々と最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
４５歳にもなっていつまでも未熟な自分に気づかせてもらったことを
どうしても記録しておきたいと思って
情けない内容ですが書いておきましたm(_ _"m)ペコリ
何日かかけて少しづつ書いているので文章的におかしい部分もあるかもしれません
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