和姫☆MANIA☆

和姫☆MANIA☆

★初体験★


女の子にとって、初めての人って、とっても、思い入れがあるし、

絶対に忘れらない人でもあると思います。


16歳の頃、好きで好きでたまらない子がいました。

その子は、同じ年でしたが、たぶん、年上の彼女がいました。

でも、和姫は、処女を捧げるのは、その子しかいない…

って自分で、勝手に決めていました。


ある時、思いがけず、そのチャンスがやってきたので、

自分からお願いして、してもらいました。

最高に、嬉しくて、忘れられない思い出となりました。


でも、それは、それで、たった一夜の思い出として、

お互いそれぞれの道を歩んでいきました。


月日が経ち、たまたま、誕生日が近かった二人は、教習所で再会しました。


待ち時間や、バスの中のささいな会話が楽しくて、

初めての人が、自分の中で、今でも好きな大きな存在だと気づいて

ときめきの教習所通いとなりました。


そして、仮免許試験の当日も、待合室で、その子の姿を探す自分がおりました。

そこへ、その子と年上の彼女らしき人が、いつもと違うペアのスーツ姿で、

ビッシっと決めて入ってきました。

友達と話していた二人は、教習所の中でも、ひときわ輝いてみえました。

ジーンズ姿の自分が、やけに幼く見えて・・・


こみ上げるものを、必死で押さえながら、試験をしましたが、

見事に落ちました・・・


試験に落ちた事も追い打ちをかけ、自転車での帰り道、

我慢できずに、声を出して泣きました。。。

かすんで前が見えないまま、人に気づかれたくなくて、

自転車を思いっきり漕ぎました。

大粒の涙が、いつまでも止まらず、走っている和姫の自転車の後ろには、

二本の涙でできた、河が流れていたでしょう。。。


その時かすんで見えない遠くの空に誓ったのです。


「絶対にもっと、いい女になってやる~~」 って・・・


卒業後、化粧品会社に就職をした和姫は、

恋をし、美しさを磨き、いい女を目指したのでした。


それからまた、一年後位に、たまたまその子と偶然に出会ったのです。

その子は、本当に昔のままでした。

そして、とうとうその子から、 「付き合って欲しい~♪」

って言ってもらうことが出来たのです。

「やった~~♪」

自分自身、すご~く満足感は、あったのだけれど、

不思議とその時、和姫は、その子にあまり、ときめかなかったのです。


そして、一人の大人の女として、優しく… 「NO~♪」

が言えたんじゃないかと思ってます。



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