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●喉頭炎● ・症状 発熱やせきなどの風邪症候群の症状から始まり、次第に 声がかすれ てきて、ケーンケーン という犬の遠吠えのようなこの病気特有の 乾いたせき をします。 炎症がひどくなると、呼吸が速くなり息を吸うときにゼイゼイ苦しそうな感じになります。 日中はなんでもないのに夜中に急にこのような症状になり、2~3日この状態が続くと だんだん呼吸がしづらくなって顔色が紫色になると危険です。 ・治療方法 症状の進み方が速く、急に悪化することもあるので、特有のせきが出た時はすぐに受診しましょう。 治療はステロイド剤を注射したり、血管を収縮させる薬を吸入して炎症を鎮めます。 呼吸困難になった時は、入院して酸素吸入をしたり、気管を切開して粘膜の腫れをとります。
●急性気管支炎● ・症状 風邪症候群に引き続きかかることが多く、ウイルスが気管支で炎症を起こしたものです。 38度以上の高熱 が続き、 激しいせき が特徴で、初めはコンコンという乾いたせきをしますが だんだん咽頭に分泌物がたまり、ゴホンという湿ったせきへと変わります。 分泌物をせきやたんで出そうとしますが、赤ちゃんは自分で出すことができないので たんがからんだ ゼロゼロ音 が息を吐く時に出てくることも。 ・治療方法 たんが出ず苦しそうな時は、たんを出させる薬や気管支を広げる薬が処方されます。 せきがひどくて食欲がないときは、無理に食べさせる必要はありませんが、水分補給は こまめに行いましょう。
●肺炎● ・症状 ウイルスや細菌が灰に感染し起こります。 感染の原因によって症状が異なりますが、主な症状は 発熱、顔色が悪い、ぐったりして元気がない などの全身症状と せき、たん、胸の痛み、呼吸困難 といった呼吸器の症状になります。 ・治療方法 原因を特定したうえで、病原菌に合った治療を行います。 家庭では安静がいちばん。せきを和らげる為に保温や加湿を行い、少量ずつ水分を与えます。
●細菌性肺炎● ・症状 肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、溶連菌などが原因で起こり、重症になりやすい肺炎です。 風邪の症状から、 高熱 が続き 脈拍や呼吸が速く なり、 苦しそうな息 をします。 唇やつめが紫色 になり元気がなくなります。 嘔吐 や 下痢 を併発したり、肺に膿がたまる膿胸などの合併症を起こすこともあります。 ・治療方法 ほとんどの場合入院して、原因である細菌に効く抗生物質を投与します。 呼吸困難になっている場合は酸素吸入、水分が口からとれない時は点滴も行います。 膿胸では胸腔内に管を入れて、膿を出すこともあります。
●マイコプラズマ肺炎● ・症状 細菌とウイルスの中間のような性格を持つマイコプラズマという微生物が原因です。 たんがからんだようなせきが長引く のが特徴です。 ・治療方法 入院治療をすることもありますが、症状が軽い場合、抗生物質を飲みながら外来治療する ケースもあります。
●クラミジア肺炎● ・症状 クラミジアという微生物が原因で、出産時の産道感染によって起こります。 せきの為におっぱいやミルクが飲めなかったり、 ひどい目やに が出ることもあります。 ・治療方法 ただちに抗生物質を使って治療します。 おっぱいやミルクが飲めない時は点滴で水分を補います。
●嚥下(えんげ)性肺炎● ・症状 吐いたものが戻ったり、びっくりして息を飲んだ拍子に食べ物が気管支に入ってしまい、 肺まで炎症を起こしたものです。 風邪の症状がないのに、急にせき込む、せきがなかなか止まらない、せきが止まったと 思ったのに4~5日たってもっとひどいせきが出てくる ことがあります。 ・治療方法 X線検査をして異物の入っている場所を見つけ、内視鏡を使って異物を取り除いた後、 抗生物質を使います。
●先天性喘鳴● ・症状 生まれつき咽頭部分が狭かったり、やわらかい為に息を吸うたびに ゼロゼロ と音がして 呼吸困難を起こすこともあります。 一般に3ヶ月~6ヶ月ごろにゼロゼロがひどくなりますが、6ヶ月~1歳ごろには自然と治ります。 ・治療方法 生後6ヶ月ごろ、咽頭軟骨と呼ばれる部分がしっかりしてくると自然と治ります。 音が気になり呼吸が苦しいのではと思われますが、おっぱいやミルクが飲め元気であれば問題ありません。 ただし、気管がピタっとくっついてしまう気管軟化症の場合や咽頭におできができている時は 手術することもあります。
●ぜんそく様気管支炎● ・症状 風邪が長引いて、 せき だけが残ってしまい、 呼吸のたびにゼロゼロ、ヒューヒュー という 音がします。他の症状は消えたのにゼロゼロだけが続きますが呼吸困難になることはありません。 ・治療方法 せきがひどく、たんが出ない時はたんを取り除く去痰剤と気管支拡張剤が処方される事があります。 この病気は体質によることも多いので、日ごろから外気浴や外遊びをして、皮膚と粘膜を鍛えましょう。
●気管支ぜんそく● ・症状 アレルギー体質の子がアレルギーを起こす物質を吸い込むと、気管支の粘膜が腫れたり、気管支が 収縮して気道が狭くなるために 呼吸が苦しく なります。 アレルゲンはほこりやダニなどで、それに加え気象条件や過労、ストレスといった発作を誘う 要因によって起こります。 発作は せき で始まり、息を吐き出すことが十分に出来ず ゼーゼー、ヒューヒュー といった音がします。 ・治療方法 検査によってアレルゲンを特定し取り除くことが一つの方法です。 発作を起こさないようにするインタールという薬や発作を抑える気管支拡張剤、ステロイド剤が ありますが医師の指示で使ってください。
●百日ぜき● ・症状 百日ぜき菌の感染によって起こります。人から人を介して菌がうつり感染力の強い病気です。 風邪に似た症状のせきが出て、どんどんひどくなりますが熱は出ません。 風邪のようなせきが1~2週間続いた後、一度出始めた せきがコンコンと10回~20回くらい たて続けに出てくる のが特徴です。 ・治療方法 早期に発見すれば抗生物質を使って比較的早く治ります。せきの発作は1日2~10回程度。 特徴的なせきなので早期発見に努めましょう。
●結核● ・症状 結核患者から出るせきやくしゃみによって結核菌に感染することで起こります。 赤ちゃん・子供がかかる結核は大人と異なり、 細菌性髄膜炎 や 粟粒結核 などになることもあり 命を落としたり、治っても後遺症を残す可能性が高い危険な病気です。 赤ちゃん・子供の結核は発熱や食欲がない、体重減少などの症状が見られ、せきで始まることは ほとんどありません。 ・治療方法 結核と診断された時点で入院し、すぐに治療を開始します。早期発見すれば、薬物療法で ほとんど治るので、早目に発見することが大切です。
●風邪症候群● ・症状 主な症状は 発熱・鼻水・せき の3つで 下痢・嘔吐 を伴う事もあります。 熱は38度から39度、ときには40度になることもあります。 赤ちゃんは鼻詰まりでおっぱいやミルクを十分に飲めなかったり、熱の為に不機嫌になります。 子供は食欲がなくなりよく眠れなかったり不機嫌になります。 軽い症状は1週間ぐらいで治りますが、炎症が他に進むと 中耳炎 や 肺炎 などの合併症を引き起こす こともあります。 ・治療方法 高熱には解熱剤、ひどいせきにはせき止めを使うといったように、つらい症状を和らげながら 体力を温存して快適に過ごさせてあげます。 発熱すると体から多くの水分が奪われます。水分が奪われると熱が下がりにくくなるので 湯冷まし、麦茶などをこまめに飲ませます。