meiのあったかほ~む

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テツ

ある雨のザーザー降る夜半も夜半、午前3時である。

デザイナーの○名ちゃんは、ど残業の連続でボロボロになって自宅前の路地でタクシーを降りました。

傘をさし、タクシーが過ぎ去ったあとで、なんだか?視線を感じたのである。
辺りを見渡すと、暗闇に2つのピカッと光るものを見つけた。
一瞬『げっ!』っと思ったが、もうすでに遅かった。。。

近所の家から脱走し暇を持て余していたシベリアンハスキーのテツが、大好きな○名ちゃんを発見したのである。
テツは大喜び!!
走り寄るや、彼女にジャレついて来たのである。
じゃれるといっても背伸びしたら150cmはゆうに超える大型犬だ!

その日彼女はおニューの真っ白なコートを着ていたのだった。
『テツっ!やめて!テツーーーーー!!』って振払っても、遊んでもらっていると思ってよけいにジャレつき、やっとの思いで自宅に駆け込み、『おがぁざぁ~~ん!!!』っと叫び、夜中に何ごとかと出て来たお母さんは、彼女をみて腰を抜かしたそうだ。
『っどどどうしたの!』の問いに
『テツがぁ、、、テツがぁ。。。』と泣きじゃくり、
見るも無惨に、
彼女の真っ白なコートはテツの肉球スタンプだらけだったのだった。。。
泣きじゃくる彼女に、お母さんは、

『でも。。。テツじゃねぇ~。。。弁償しろって言えないねぇ~。。。』

っと、彼女をなだめたのだった。とても良いお母さんである。

本人には本当に悲しかった話なのに、皆に話すと大笑いされてしまう可愛そうだが、愉かいな話なのである。

ごめんね!○名ちゃん (^^;)。。。

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