（豚骨 その２８）
○ 「とんこつラーメン」（セイコーマート）北海道のコンビニエンスストアといえばセイコーマート。あらゆる自社ブランド製品を出しておりカップ麺も充実したラインナップとなっています。
そんな中、北海道というより九州の味と言っても過言ではないとんこつラーメンを開発しました。どのような味わいになっているのか食べるのがとても楽しみです。
お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りがうっすらと漂ってくるとともにニンニクと紅ショウガの混ざった香りもしてきましたね。
早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっており、ニンニクと生姜のエキスが良い感じで効いているので美味しくいただくことができます。
具は天かす、キクラゲ、紅ショウガ、ゴマ、長ネギの５種類。天かすはスープにコクというのを加える存在となったおり、紅ショウガは良いアクセントとなっています。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、このタイプとしては麺のコシがまあまあといった感じで、ゴマに紅ショウガと一緒にいただくとさらに美味しいです。
正統派の豚骨スープと豚骨といえばこの具材といった豚骨ラーメンの基本が揃っている一品。たかがコンビニとは思えないしっかりとした美味しさとなっています。
○ 「石神秀幸が唸った名店 東京杉並 誠屋 豚骨醤油拉麺」（とかち麺工房）
ＴＶチャンピオンラーメン王選手権で２連覇となった石神秀幸氏が唸ったラーメンをカップ麺にしてしまったシリーズから東京杉並 誠屋 豚骨醤油拉麺の登場です。
余計なうんちくが書いてないカップと蓋から「とにかく食べてみろ」といったメッセージが伝わってくるような感じがします。自信のある味わいを楽しめそうですね。
お湯を入れて４分、硬めが好みの場合は３分なのですが、普通の味が知りたいので標準の４分にしました。蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成です。
早速、スープを一口いただきます。ちょうど良い感じの脂が入っているといった口当たりとなっており、豚骨と和風だしのエキスがしっかりと染みこんでいる味わいです。
具はチャーシュー、ホウレンソウの２種類となっており、噛むほどに味わい深いタイプのチャーシューで、ホウレンソウは柔らかい食感が何とも良い感じですね。
麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、標準の４分という戻し時間でも充分な麺のコシというのを楽しめるとともに、滑らかな舌触りとスープとの絡みも楽しめます。
濃厚な豚骨にプラスされた和風だしと醤油の絶妙なバランスを楽しむことができる一品。最後まで冷めることのないスープも美味しいと思わせる一つですね。
○ 「究麺 魚介豚骨醤油」（明星）
独自の製法を用いて食感を突きつめた麺としてお馴染みとなっている究麺（きわめん）なのですが、さらにモチモチ食感となって魚介豚骨醤油で登場しました。
新もちもち食感と魚介だしが香る濃厚な味わいということですが、かなり完成度の高かった究麺の美味しい麺がどのように進化したのかというのがとても楽しみです。
お湯を入れて５分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜてから最後にふりかけをかければ完成。ふりかけをかけた瞬間にとても良い香りがします。
早速、スープを一口いただきます。とろみを感じるくらいの濃厚な豚骨エキスが染みこんでいるスープは魚介の風味も楽しめるものとなっており美味しくいただけます。
具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類となっており、チャーシューは噛むほどに美味しいタイプなのですが結構ジューシーな味わいを楽しむことができます。
麺はノンフライで太めのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとかなりモチモチとした食感を楽しむことができ、スープと鰹節がよく絡むのでとても美味しいです。
濃厚で風味のあるスープとともにいただくモチモチ感満点の麺がとても心に残る一品。究められた麺とともにスープも頑張っているなといった印象が強いですね。
○ 「スーパーカップ 黒マー油豚骨ラーメン」（エースコック）
美味しくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップシリーズから熊本ラーメンを思わせるような黒マー油豚骨ラーメンの登場です。
焦がしニンニク油が香ばしいコクのある濃厚スープ！！といったことが蓋に書いてありました。ニンニクと黒マー油の最高のコラボがスーパーカップでも実現しました。
お湯を入れて３分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。黒マー油特有の香りとニンニクの食欲をそそる香りが一緒になって誘惑してくるような感じです。
早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に豚骨特有の風味と黒マー油の甘さというのを楽しめるといった感じで味の濃さも絶妙といって間違いありません。
具はチャーシュー、キクラゲ、ニンニク、長ネギの４種類となっており、チャーシューは噛むほどに味わい深く、刻んであるニンニクは風味の良さを演出していますね。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、スーパーカップでお馴染みの３Ｄ麺を採用しているので麺のモチモチ感とスープの相性の良さを楽しむことができます。
豚骨と黒マー油とニンニクを合わせた正統派の美味しさを楽しむことができる一品。このタイプとしてはスッキリとしているので黒マー油が初めてでも大丈夫です。
○ 「つるっとワンタン麺 コク豚骨」（マルちゃん）
つるっとしたワンタンの食感を楽しむことができるとともにバリエーション豊かなスープでお馴染みとなっているつるっとワンタン麺シリーズからコク豚骨の登場です。
以前にただの「豚骨」というのをいただきましたが、今回いただくのはバージョンアップした「コク豚骨」ということです。コクがアップしたスープはどんな味わいか。
お湯を入れて３分、蓋を開けて粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な豚骨スープの香りが漂ってきて食欲をそそられるといった感じです。
早速、スープを一口いただきます。思っていたよりもクリーミーな舌触りで、豚骨エキスというのも楽しむことができ、塩加減とニンニク風味も絶妙となっています。
具はワンタン、キクラゲ、ゴマ、長ネギの４種類。目玉のワンタンは文字通りつるっとしているので滑らかな舌触りを楽しむことができ、ゴマはスープによく合いますね。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、モチモチとした食感があるとともにスープやゴマや長ネギとよく絡むのでとても美味しくいただくことができます。
タップリと入ったつるつるワンタンとコクのある豚骨スープとのコラボを楽しむことができる一品。コクのあるスープは間違いなくバージョンアップされていました。
○ 「スープが旨い！ 黒マー油 豚骨ラーメン」（エースコック）
文字通りスープの美味しさで勝負をするスープが旨い！シリーズから熊本ラーメンを思わせるような黒マー油豚骨ラーメンの登場です。
揚げにんにくの風味豊かな豚骨スープといったことが蓋に書いてありました。コクのある豚骨エキスと揚げにんにくの相性の良さは格別なので食べる前から楽しみです。
お湯を入れて２分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから調味油を入れて軽くかき混ぜれば完成。ニンニクと黒マー油の混ざった良い香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。サッパリとしているようでコッテリとした感じのある口当たりで、ニンニクの風味が効いていて素直に美味しいと思えます。
具は天かす、キクラゲ、ニンニク、ゴマ、長ネギの５種類。中でも、天かすとニンニクはスープにとって欠かせない風味の良さとコク深さを演出してくれています。
麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、細くてコシがしっかりとしているのでコクのあるスープによく絡むとともに喉ごしの良さも楽しめるといった感じです。
ニンニクと黒マー油の風味が豊かな中で豚骨エキスの美味しさを楽しむことができる一品。スープも美味しいのですが豚骨ラーメンならではの細麺も美味しかったです。
○ 「激めん 塩とんこつワンタンメン 魚介だし」（マルちゃん）
今やタカアンドトシのＣＭでお馴染みとなっていて、東日本限定販売となっているマルちゃんの激めんシリーズから塩とんこつワンタンメン魚介だしの登場です。
一瞬、前から存在しているようで存在していなかったのが激めんの豚骨スープ。美味しいワンタンと一緒にいただくと美味しいだろうなと楽しみにしていましたよ。
お湯を入れて３分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨と魚介とそして長ネギが混ざったとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。
早速、スープを一口いただきます。舌の上で転がるようなクリーミーさがあるとともに、魚介の風味と甘さが豚骨スープにピッタリといった感じになっています。
具はワンタン、挽肉、ナルト、長ネギの４種類となっており、目玉のワンタンはつるっとした食感と中味の味わいを楽しむことができ、挽肉も良い味わいですね。
麺はノーマルタイプとスナック麺タイプを足して２で割ったようなちぢれ麺となっており、柔らかいのですがスープとしっかり絡むので美味しくいただくことができます。
豚骨のクリーミーなエキスと魚介の相性の良さとともにワンタンの美味しさまで楽しめるような一品。後味のとても良いスープなのでグイグイと飲めちゃいました。
○ 「ぶ道 濃厚醤油豚骨 魚ぶし系ら～めん」（サンヨー食品）
武士の武道かと思ったら魚ぶしの「ぶ道」になっていました。それでも、雰囲気はかなり男らしさが漂っている濃厚豚骨醤油魚ぶし系ら～めんの登場です。
後がけ魚粉で豪快に食す！といったことが書いてありました。豚骨スープをそのままいただくのではなく魚粉を豪快に食す！というのがぶ道の心得のようですね。
お湯を入れて３分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨スープの香りは何処にいったのか解らないくらいに魚粉の香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。舌の上で転がるような感じがするくらいに魚粉を感じることができ、魚粉の主張が強いせいか豚骨の味わいはよく解りません。
具は豚肉、メンマ、キャベツ、長ネギの４種類となっており、味付けされた豚肉はご飯と一緒に食べてもいけちゃうような美味しさで、キャベツは甘さを楽しめます。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少し柔らかめとなっていますが魚粉が満遍なく染みこんでいるような味わいとなっているので美味しくいただけます。
とにかく、魚粉の風味と味わいがとても目立つような一品。これはこれで美味しいのですが、どんぶり型のカップでもう少しスープが多ければ豚骨も楽しめたでしょう。
○ 「激めん 醤油とんこつワンタンメン 魚介だし」（マルちゃん）
東日本限定販売でいろいろなスープや具材とワンタンのコラボを楽しめるマルちゃんの激めんシリーズから醤油とんこつワンタンメン魚介だしの登場です。
豚骨スープの味わいだけではなく、魚介だしの風味や味わいも一緒に楽しんでしまおうということでしょう。塩と醤油が同時に登場した中で今回は醤油をいただきます。
お湯を入れて３分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。香りとしては豚骨独特のものより魚介の方が強いといった感じで見た目は塩よりも濃いめです。
早速、スープを一口いただきます。見た目よりもコッテリとした感じはなく、豚骨のクリーミーさと魚介の風味が程良く混ざっているような味わいとなっています。
具はワンタン、ナルト、挽肉、長ネギの４種類。目玉のワンタンはツルツルとした舌触りで中味の具も良い味付けとなっており、ナルトはモチモチとして美味しいです。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、柔らかめとなっていますが適度なものとなっているので時間が経っても美味しくいただくことができます。
豚骨エキスと魚介の相性の良さに加えてそのスープにピッタリのワンタンがとても美味しい一品。スープや具のバランスからみてある意味贅沢な一杯だと思います。
○ 「旨い！辛い！とんこつラーメン」（明星）
旨くて辛いといったインパクト十分のカップ麺としてお馴染みとなってきた「旨い！辛い！」シリーズからとんこつでは珍しく辛味系のカップ麺が登場しました。
ラー油が効いたうま辛の濃厚スープ！といったことが書いてあるということは辛さの基本はラー油ということです。スープそのものの味わいがどんな感じか楽しみですね。
お湯を入れて５分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後にあとのせかやくをかけたら完成。ニンニクのとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。
早速、スープを一口いただきます。ラー油が軽いせいか口に含んだ瞬間にピリッとした辛さを感じることができるのですが、豚骨スープのコクも楽しむことができます。
具は挽肉、ニンニク、ニラ、ゴマ、唐辛子の５種類となっており、特にニンニクは揚げられているので香りがとても良いとともに食べても風味は格別といった感じです。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、太めなので麺のコシというのがしっかりとしており、少々の時間が経っても美味しくいただくことができます。
豚骨スープの美味しさを忘れることなく辛さを演出しているような一品。まるで一平ちゃんのように三拍子揃ってキレがある味わいとなっているのが嬉しいですね。
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