（豚骨 その３３）
○ 「バリカタ細麺 とんこつ」（明星）１分で、かためが旨い！というフレーズでお馴染みとなっているバリカタ細麺シリーズ。豚骨ベースで様々な種類が出ていたのですが、原点に戻ってとんこつの登場です。
３分という時間に慣れてしまっているので戻し時間の１分というのは驚異の時間なのですが、短い時間なのにしっかりと美味しさを楽しめるというのが素晴らしいです。
お湯を入れて１分、蓋を開けてから調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。普通にしていると感じないのですが鼻を近づけると豚骨の食欲をそそる香りがしてきました。
早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっていますが、豚骨エキスをしっかりと味わうことができ、１分という戻し時間なので熱々スープです。
具は豚肉、キクラゲ、ゴマ、長ネギの４種類。豚肉はベーコンのように風味があるので美味しくいただけ、キクラゲはシャキシャキとした食感を楽しむことができます。
麺はノーマルタイプで豚骨スープによく合う細めのストレート麺となっており、サクサクとした歯切れの良さに加えて喉ごしの良さというのも楽しむことができます。
しつこくない豚骨スープと硬めの細麺を美味しくいただくことができる一品。たった１分という時間で美味しさを楽しめるので忙しい人にはお薦めの一杯です。
○ 「熊本ラーメン 黒マー油入りとんこつ」（エースコック）
熊本の豚骨ラーメンといえば風味豊かな黒マー油入りを思い出させるのですが、そんなラーメンを手軽に味わえるようなカップ麺が登場しました。
その名も熊本ラーメン黒マー油入りとんこつということでそのまんまなのですが、かえってシンプルなネーミングの方が良い味を楽しめそうな気がしてきましたね。
お湯を入れて３分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。黒マー油のまろやかな香りとともに、ニンニクの思いっきり食欲をそそる香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に黒マー油とニンニクの風味が広がってくるといった感じで、スッキリとした豚骨スープもなかなか良い味わいです。
具はキクラゲ、ニンニク、長ネギの３種類となっており、コリコリとした食感のキクラゲの味わいも良いのですが、風味の決め手となっているニンニクも良い感じです。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りと程良いモチモチ感というのを感じることができ、スープとの絡みの良さも楽しむことができます。
黒マー油とニンニクのとても良い香りとともに味わいのある豚骨スープを美味しくいただけるような一品。脂っぽさが無くしつこくないので後味もスッキリとしています。
○ 「バリカタ細麺 しょうゆ豚骨」（明星）
１分で、かためが旨い！というフレーズでお馴染みとなっているバリカタ細麺シリーズ。以前に熱々しょうゆ豚骨というのが出ていたのですが、今回は熱々無しです。
３分という時間に慣れてしまっているので戻し時間の１分というのは驚異の時間なのですが、短い時間なのにしっかりと美味しさを楽しめるというのが素晴らしいです。
お湯を入れて１分、蓋を開けてから調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけても気になるような豚骨の臭みは無いのでより一層美味しくいただけそうです。
まずは、スープを一口いただきます。熱々無しとなっても普通よりも熱めのスープとなっており、豚骨エキスに醤油が入ったことによって味わい深くなっていますね。
具は豚肉、メンマ、タマネギ、長ネギの４種類となっており、豚肉の味わいとメンマの食感も良いのですが、ローストされたタマネギがスープにいい影響を与えています。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。豚骨ラーメンによく合う細麺となっていますが、しっかりとした麺のコシの強さを楽しむことができ、スープもよく絡んでくれます。
熱々で味わいのあるスープとコシのある細麺のコラボを楽しむことができる一品。たった１分でたしかな美味しさが保証されている数少ない一杯となっています。
○ 「ご当地最前線 新横浜とんこつ醤油ラーメン」（エースコック）
ご当地ラーメンの新しい定番となる味わいを手軽に楽しめるということでお馴染みとなっているご当地最前線シリーズから横浜のとんこつ醤油ラーメンが登場しました。
豚骨を炊き出した濃厚な旨みのスープに醤油だれと鶏油をブレンドしパンチのある味わいに仕上げたとのことです。豚骨と鶏油を合わせた味わいとはどんな感じなのか。
お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨の香りよりも鶏油の香りの方が強いといった感じでスープの見た目は濃厚そうです。
早速、そのスープを一口いただきます。香り同様に口に含んだ瞬間に鶏油の風味が広がってくるといった感じで、その後に豚骨エキスの味わいを楽しむことができます。
具は豚肉、ホウレンソウ、長ネギの３種類となっており、豚肉は醤油ベースの味付けがされていて噛むほどに美味しく、ホウレンソウは柔らかな食感がなかなか良いです。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとまあまあの麺のコシの強さというのを楽しめ、鶏油の風味と豚骨エキスがよく絡むので美味しいです。
鶏油の風味の良さと濃厚な豚骨エキスを絶妙な醤油の味わいとともに楽しめるような一品。高い食文化のある横浜の一杯として間違いのない美味しさだと思いました。
○ 「全国麺めぐり 京都 豚骨 しょうゆラーメン」（寿がきや）
地域を代表するご当地ラーメンを手軽に味わうことができる全国麺めぐりシリーズから、屋台で生まれた伝統の味を再現した京都豚骨しょうゆラーメンの登場です。
京都料理といえば素材の味を活かした控え目な味付けというイメージがあるのですが、ラーメンは全く逆で濃厚スープとなっていますが、仕上がりの高さはどんな感じか。
お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜ、あと乗せかやくを入れて軽くかき混ぜれば完成。豚骨と長ネギの混ざったいい香りが漂ってきました。
まずはスープを一口いただきます。程良い脂っこさとなっており、口一杯に豚骨エキスが広がってくるような味わいで、濃いのにとても飲みやすいスープとなっています。
具はチャーシュー、メンマ、唐辛子、長ネギの４種類。チャーシューは噛むほどに味わい深くなるタイプで、長ネギはあと乗せなので風味の良さというのを楽しめます。
麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチ感というのを楽しめるとともに、豚骨エキスがしっかりと絡むので美味しくいただけます。
濃厚な豚骨スープと風味の良い長ネギのコラボを心地良く楽しむことができる一品。とにかく、スープの濃さと味わいは絶妙と言っても過言ではないくらいに旨いです。
○ 「札幌有名店の味 五丈原 とんこつしょうゆ味」（とかち麺工房）
北海道三大ご当地ラーメンの一つであり、ラーメン激戦区でもある札幌。その中でも人気のあるラーメン店としてお馴染みの五丈原の一杯がカップ麺となりました。
札幌といえば味噌ラーメンなのですが、そのような常識をひっくり返すほどの豚骨醤油ラーメンで勝負してきました。そんな美味しさを再現出来ているのか楽しみです。
お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜてからレトルト具材を入れ、最後に焼き海苔を載せたら完成。本格豚骨風味に海苔の香りが加わりました。
まずはスープを一口いただきます。思ったよりもスッキリとした口当たりとなっており、濃厚な豚骨エキスと一緒にゴマのちょっとした風味を感じることができますね。
具はチャーシュー、メンマ、焼き海苔、長ネギの４種類となっており、チャーシューはレトルトということでとてもジューシーな味わいで焼き海苔の風味も良い感じです。
麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと喉ごしの良さを楽しむことができ、コクのあるスープもよく絡むのでとても美味しくいただくことができます。
コクがあるのに飲みやすい豚骨スープとしっかりとしたコシのある麺を味わうことが出来る一品。人気ラーメン店の一杯を手軽に楽しむことができる一杯となっています。
○ 「濃厚 街めん 和歌山 濃厚豚骨しょうゆ」（サンヨー食品）
ご当地ラーメンをはじめとした濃厚麺料理を堪能することが出来ることでお馴染みとなりつつある濃厚街めんシリーズから和歌山の濃厚豚骨しょうゆが登場しました。
豚骨と鶏ガラをベースにして醤油で味付けしたスープが基本の和歌山ラーメン。そのスープと合わせていただく細麺も特長の一つということですが、どんな味わいなのか。
お湯を入れて３分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りとともに醤油の良い香りがしてきて、食欲をそそられるといった感じです。
早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に豚骨エキスが広がってくるような感じで少しとろみがあるような舌触りとなっており、醤油加減もちょうど良いです。
具は豚肉、カマボコ、メンマ、長ネギの４種類となっており、豚肉はベーコンのような良い味わいとなっていて、季節感を無視した花模様のカマボコは不思議な存在です。
麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、細麺というふれこみだったのですがそんなに細くないといった印象なので、ごくごく普通に美味しくいただけますね。
少しとろみのあって豚骨エキスのつまったスープを心地良くいただけるような一品。花模様のカマボコは食べ終えてから紀州の梅をイメージしたというのに気づきました。
○ 「凄麺 熟炊き豚骨 博多ラーメン 一番食品共同開発スープ」（ヤマダイ）
凝ったスープと具材に合わせた麺で本格的な美味しさを演出していることでお馴染みとなっている凄麺シリーズ。今回は熟炊き豚骨博多ラーメンの登場です。
以前にも熟炊き豚骨というのが登場したのですが、今回は九州にある一番食品と共同開発したスープを使用しているとのことです。本場九州の味を楽しめそうな感じです。
お湯を入れて２分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後に紅ショウガを入れれば完成。本格的な豚骨スープの香りが漂ってきました。
早速、スープを一口いただきます。とろみがあるというかクリーミーな舌触りとなっており、豚骨エキスをしっかりと堪能できるのに余計な臭みはないといった感じです。
具はチャーシュー、キクラゲ、ゴマ、紅ショウガ、長ネギの５種類。チャーシューは噛むほどに味わい深くなるタイプで紅ショウガはスープにピッタリの美味しさです。
麺はノンフライのストレートで細麺となっており、滑らかな舌触りと細麺とは思えないコシの良さを楽しむことができ、スープもよく絡むので美味しくいただけます。
豚骨エキスのタップリ詰まった味わい深いスープと喉ごし豊かな麺のコラボを楽しむことができる一品。現地に行くことなく本格的な豚骨ラーメンを楽しめる一杯です。
○ 「超速 チョッパヤ バリカタ麺＆とんこつ」（明星）
１分の湯戻し時間で硬めの細麺をいただくということでお馴染みとなっているのはバリカタ細麺シリーズなのですが、そのシリーズを彷彿させるカップ麺の登場です。
その名も超速チョッパヤ バリカタ麺＆とんこつということで、ネーミングの一部にシリーズのＤＮＡがしっかりと入っているのですが、雰囲気は格上の感じがしますね。
お湯を入れて１分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な豚骨スープと黒マー油の甘い香りが漂ってくるので、スープにはかなり期待が持てます。
早速、スープを一口いただきます。戻し時間１分ということで熱めのスープとなっており、本格的な九州豚骨ラーメンを思わせるような味わいを楽しむことができます。
具はチャーシュー、チンゲンサイ、タマゴ、キクラゲ、唐辛子、ゴマの６種類。味付けされたチャーシューとタマゴは美味しくいただけ、キクラゲは食感を楽しめます。
麺はややちぢれた細麺となっており、戻し時間が１分ということで硬めの仕上がりなのですが、心地良い麺のコシというのを表現できており、素直に美味しいと思います。
喉ごしの良い細麺と本格的な豚骨スープの合わせ技を心地良く楽しむことができる一品。バリカタ細麺シリーズの進化系と言っても過言ではない美味しい仕上がりでした。
○ 「白とんこつ」（日清）
サークルケーサンクスの３０周年記念としてサンクスで発売されているカップ麺の登場。色を表す一文字がネーミングに組み込まれているシリーズから白とんこつです。
白とんこつということで何が「白」なのかといいますと、白ねぎオイルが付いています。白ねぎオイルで仕上げるクリーミーでマイルドな豚骨スープとはどんな感じか。
お湯を入れて３分、蓋を開けて白ねぎオイルを入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると感じ取れるくらいの豚骨の香りがするとともに、白いスープが現れました。
早速、そのスープを一口いただきます。スッキリとした口当たりなのですが文字通りクリーミーな感じとなっており、豚骨エキスの濃厚さを楽しむことができます。
具は豚肉、メンマ、ゴマ、長ネギの４種類。豚肉はチャーシューとベーコンを足して２で割ったような味わいとなっており、メンマはとても歯応えのある美味しさです。
麺はどちらかといえばスナック麺タイプとなっており、柔らかめとなっていますがマイルドな豚骨スープがよく絡むので、最後まで美味しくいただくことができます。
濃厚な豚骨エキスが染みこんだスープをじっくりと堪能できるような一品。これでネギの風味がしっかりと出ていればさらに美味しくなったのかなと思いました。
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