(味噌 その26~50)

○ 「東京市ヶ谷 名店の味 くるり みそらぁめん」(とかち麺工房)


 東京には数多くの名店があると言われていますが、今回は市ヶ谷の名店の味ということで、麺処くるりのみそらぁめんが店主の監修によりカップ麺となりました。

 とろみのあるまろやかな濃厚スープといったことが書いてありました。ラーメン激戦区と言われている東京で支持されているスープの味わいとはどのような感じなのか。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて特製スープを入れ、先に入れてある粉末スープもすべて溶けきるまでしっかりとかき混ぜてから、最後にレトルト具材を乗せれば完成です。

 早速、スープを一口いただきます。舌の上での存在感がよく解るくらいにとろみがあるとともにラードの風味とピリッとした辛さで、濃厚な味噌の旨みを楽しめますね。

 具は豚肉、モヤシ、ニラ、長ネギの4種類となっており、豚肉はレトルトということでとろけるような食感とジューシーな味わいで、ニラはスープによく合う風味です。

 麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、平型で太めということで喉越しの良さを楽しむことができ、さらに滑らかな舌触りで、スープもしっかりと絡んでくれます。

 濃厚でとろみがあって味噌とラードの風味を十二分に堪能することができるスープが魅力的な一品。濃くても次から次へと飲みたくなるような美味しさとなっています。



















○ 「太麺堂々 芳醇味噌 新しくなったスープ」(日清)


 太いは旨いということで太麺戦国時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズの芳醇味噌なのですが、今回はスープをリニューアルして登場してくれました。

 麺で勝負するというコンセプトの太麺堂々がスープのバージョンアップにも手を付けました。今までよりも数段上を行く味わいというのはどんな感じなのか楽しみですね。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。芳醇な味噌の良い香りがしてきて食欲をそそられました。

 早速、スープを一口いただきます。意外とサッパリとした口当たりでピリッとした辛さと味噌の旨みというのを楽しむことができ、魚介の風味というのも感じられます。

 具は挽肉、ニンジン、キャベツ、コーン、長ネギの5種類となっており、挽肉は塩胡椒で味付けされた豚肉で、キャベツとコーンは味噌によく合う甘さとなっています。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、太麺堂々ということで喉越しの良い太さでモチモチとした食感と表面の柔らかさが絶妙な感じで合わさっています。

 豚の旨みと魚介の風味がほど良く合わさっていてピリッとした辛さを楽しめるスープと太麺のコラボを心地よく堪能することができる一品。進化したというのが解ります。




















○ 「こだわりの麺 みそらーめん」(サンフーズ)


 ドンキで1つ65円で購入してきた製造者ではなく販売者がサンフーズといった謎のカップ麺です。サンフーズを調べてもよく解らないし、おそらく外国製なのかなと。

 そのような感じなのですが、素材から製法までこだわった麺づくりといったことが書いてあります。本当にそうなのかといった疑問が頭をかすめる不思議な存在ですね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。味噌の風味というより何か薬の臭いといった感じで、カップ麺のみそ味が誕生した初期の頃を思いだしました。

 早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりで香りと同じように薬のような味わいがするとともに、後味の塩気がかなり強いといった印象が残りました。

 具はコーン、ワカメ、モヤシ、長ネギの4種類となっており、ワカメは風の良さがしっかりと伝わり、モヤシはシャキッとした食感があり、コーンは甘めとなっています。

 麺はスナック麺タイプとなっており、素材はともかくどんな製法にこだわったのかが伝わってこなく、どちらかというと懐かしさを感じさせてくれる風味と味わいです。

 味噌の風味の良さを感じさせない不思議なスープと懐かしい麺の組み合わせが印象的な一品。値段も値段なので仕方がないなと思うくらいの味わいとなっていました。



















○ 「ラーメンの底力 太ちぢれ麺と濃厚みそ」(明星)


 生麺に近い食感と味わいのある本格的な麺とその麺に一番最適なスープを表現していることでお馴染みとなっているラーメンの底力から太ちぢれ麺と濃厚みその登場です。

 味噌ラーメンといえば太くてちぢれている麺というのが一般的となっていますが、カップ麺になるとどうしても麺が中途半端です。しかし、今回は期待が出来そうですね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。芳醇だと解る味噌の良い香りがしてくるとともに野菜の甘そうな香りもしました。

 早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に味噌の風味が広がるとともに舌の感触で解るくらいに濃厚な味わいとなっており、ピリッとした辛さもあります。

 具は挽肉、キャベツ、ニンジン、モヤシ、キクラゲ、コーン、ゴマ、長ネギの8種類といった豪華なものとなっており、特にモヤシの風味と食感は味噌によく合います。

 麺はノンフライで平型で太めのちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りだけではなく芯の強さとモチモチ感を楽しむことができ、小麦本来の美味しさも伝わってきます。

 濃厚で風味豊かな味噌味スープと食感と味わいが心地良い麺の相性の良さを堪能することが出来る一品。味噌ラーメンとはこうあるべきと解るような一杯になっています。



















○ 「ご当地のれん街 札幌みそ」(サンヨー食品)


 ご当地ラーメンが根付いている地域ののれん街で食べられるような一杯を再現しているご当地のれん街から北海道の三大ラーメンの一つである札幌みその登場です。

 芳醇な北海道醸造みそ(北海道醸造みそ60%使用)に豚骨ダシを合わせたまろやか仕立てのスープといったことが書いてありましたので本格的な味に期待してみます。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。懐かしい即席味噌ラーメンの香りのようなものに加えて甘そうな香りもしてくるといった仕上がりになってます。

 早速、スープを一口いただきます。香りの即席っぽさとは違ってコク深さと甘さと風味の良さを感じることができ、ピリッとした辛さがあるのも美味しさに繋がってます。

 具は豚肉、キャベツ、コーン、ニンジン、長ネギの5種類となっており、豚肉はハムを柔らかくしたような味わいで、コーンは少し甘くてニンジンの硬さが良い食感です。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、細めで柔らかな感じとなっていますが、味噌の風味が染みこんだような味わいとなっているので美味しくいただけます。

 唐辛子の辛さと味噌の甘さが絶妙な味わいとなっているスープと柔らか細麺のコラボを楽しむことができる一品。実際に食べてみると解るといった美味しさになってます。



















○ 「凄麺 特濃味噌らぁめん」(ヤマダイ)


 本格的なスープと一緒にいただく食感と味わいが本物に近い麺ということでお馴染みとなっている凄麺シリーズから濃厚を超越したスープの特濃味噌らぁめんの登場です。

 濃厚を超越したザラどろ系スープ!!というキーワードだけなのでどのようなスープになっているのか想像できませんが、凄麺シリーズなのでかなり期待してしまいます。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから粉末スープを入れてよくかき混ぜ、最後に液体スープを入れてさらにかき混ぜれば完成。味噌の良い風味がしますね。

 早速、スープを一口いただきます。口に含むとその存在が解るくらいにとろみがあるとともに、ポークエキスの味わいと味噌とゴマの風味が口一杯に広がる感じがします。

 具は挽肉、ニンニクの芽、モヤシ、コーンの4種類となっており、挽肉は濃いめの味付けとなっており、ニンニクの芽は風味が控えめなのがかえってスープに合います。

 麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、つるっとした舌触りがあるとともにしっかりとしたコシの強さというのがあり、濃厚スープがよく絡むので美味しいです。

 味噌の風味と旨みと出汁の美味しさがビッチリと詰まった濃厚スープと食感がとても良い麺のコラボを堪能することができる一品。濃厚のレベルはかなりのものです。





















○ 「スゴブト ~濃厚味噌味~」(マルちゃん)


 細いのにコシの強さでお馴染みとなっているハリガネとともに麺好きを楽しませてくれる極太でコシの強い麺のスゴブトシリーズから濃厚味噌味の登場です。

 豚骨をベースにした濃厚味噌スープに、コシの強いスゴブト麺がよく絡む!といったことが書いてあります。味噌に太麺がよく合うのは常識なので間違いないでしょう。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。味噌の風味はそれほどでもないので具材のキャベツの香りが良く解るといった感じになってます。

 早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっており、口に含むと味噌の風味がよく解るとともにピリッとした辛さがあるので美味しくいただけます。

 具は豚肉、キャベツ、長ネギの3種類となっており、豚肉は歯応えがあって噛むほどに肉の味わいがしてくる感じで、キャベツはスープによく合う甘さとなっています。

 麺はスナック麺タイプを分厚くしたような感じとなっており、芯の強さは抜群でスープや具材を押しのけるような存在感があるとともに、スープもよく絡んでくれます。

 味わいのあるピリ辛味噌スープとインパクトの強い極太麺のコラボを心地よく堪能することができる一品。麺の喉越しの良さは数あるカップ麺の中でも格上といえます。



















○ 「ラ王 吉本芸人 イセエビ粉末 旨味豚コク味噌」(日清)


 完成度の高いカップ麺としてお馴染みのラ王と、よしもと「あなたの街に”住みます”プロジェクト」のコラボ企画として登場したイセエビ粉末旨味豚コク味噌です。

 ラ王に合う食材の特別賞として麒麟推薦したイセエビ粉末が選出されたとのことです。オーストラリア産のイセエビ粉末ですが風味の良さにかなりの期待をしちゃいます。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜてから、最後にイセエビ粉末を入れて軽くかき混ぜれば完成。イセエビの良い香りがします。

 早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にピリ辛で濃厚な味噌スープの味わいがしてくるとともに、イセエビの風味が口一杯に広がってくるといった感じです。

 具はチャーシュー、コーン、モヤシ、長ネギの4種類となっており、チャーシューは大きくて厚めで脂身がジューシーとなっているので、心から美味しいと思えますね。

 麺はノンフライのややちぢれ麺となっておりツルツルとした舌触りだけでなく表面の柔らかさと芯の強さを絶妙なバランスで楽しむことができ、スープともよく絡みます。

 まるでイセエビが入っている贅沢な味噌汁を思わせるような風味と味わいのあるスープがとても印象的な一品。ナンバーワンでもおかしくないくらいの旨みがあります。



















○ 「太麺堂々 芳醇味噌 新採用ハイブリッド麺」(日清)


 太麺ブームの火付け役といっても過言ではない太麺堂々シリーズも日々進化してきていますが、今度はハイブリッド麺となってさらなる美味しさを追求しています。

 もちプリッと食感。ハイブリッド麺、だから旨い。このように何かを期待させるようなことが蓋に書いてありましたが、実際に食べてみるとどんな感じなのか楽しみです。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。芳醇な味噌だと解るくらいに良い香りがしてきて食欲をそそられました。

 早速、スープを一口いただきます。適度な脂があるので滑らかな舌触りとなっており、味噌の風味の良さとちょっとした辛さを楽しめる感じで後味もスッキリしています。

 具は豚肉、キャベツ、コーン、ニンジン、長ネギの5種類。豚肉は少ししか入っていないのが寂しく、一方でキャベツはタップリと入っているので食感を堪能できます。

 麺はハイブリッド麺ということで滑らかで柔らかい表面とモチモチとした内側のコラボを楽しむことができるとともに、麺自体の良い味わいというのもよく解りますね。

 味噌の風味の良さと旨みの詰まっているスープと食感の良さを堪能することができる麺の組み合わせを楽しむことができる一品。もう少し太麺ならば最高の一杯でした。




















○ 「AKAGI 中華そば みそ味」(大黒)


 関東界隈ではよく見かけるカップ麺メーカー大黒のロングセラーといえばAKAGIの中華そばなのですが、お馴染みのしょうゆ味ではなくみそ味の登場です。

 懐かしい定番の味!!コクある味噌ラーメンといったシンプルなフレーズとデザインとなっています。凝った具材やスープも良いのですがこういうのも良いと思います。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。予想以上に本格的な味噌の良い香りがしてくるとともに彩り豊かな具材が目の前に現れました。

 早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっており、味噌の酸味と甘みが広がってくるとともに懐かしさを感じるポークエキスの味わいが良いです。

 具はキャベツ、ニンジン、コーン、長ネギの4種類ということで挽肉が無いというのが寂しいですが、見た目の彩りの良さとキャベツの食感と甘さが何とも良い感じです。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、懐かしさを感じることができる風味と食感があります。気持ち細めということですすり易いというのも特徴的ですね。

 味噌の風味と旨みに加えて油揚げ麺ならではの美味しさをしっかりと堪能することができる一品。昔から変わらないこの味わいは次世代にも残して欲しいものです。


















(味噌 その27)から先はこちらです





© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: