碧海のひとりごと

碧海のひとりごと

とびひ

とびひ

伝染性膿痂疹といいます。すり傷や虫さされ、あせも、湿疹などの傷口に皮膚に化膿菌が入り込んで水ぶくれができます。
これはすぐに破けます。これをかきこわした手で、他の場所をかくと、そこにまた水ぶくれが"とびひ"します。
夏に多い病気です。普通に皮膚に住んでいる菌ですが、気温が上がると、パワーアップして毒性を発揮するのです。
暑くなればなるほど、菌は強力になります。接触によって感染します。潜伏期は2~10日です。

原因

皮膚に普段住みついているブドウ球菌という化膿するばい菌(黄色ブドウ球菌ファージ3群コアグラーゼV型)の感染です。他の菌(溶連菌)の時もあります。

治療

1.のみ薬 : 抗生剤を飲んで、体の中から化膿菌をやっつけます。指示されたとおりに最後まで飲んで下さい。(3日から7日間)
2. ぬり薬 : 抗生剤の入った軟膏を塗ります。毎日2~3回ぬって下さい。
3. 酸性水やイソジンなどの消毒液 : 塗り薬を使う前に使うと効果的です。
※ぬり薬だけではなかなか直りません。必ず抗生剤を飲んで治しましょう。
※最近のとびひはなかなか治らなくなりました。抗生物質が効きにくくなっているのです。適切な抗生剤をのみ、軟膏を塗り、皮膚のケアをきちんと続けてください。中途半端に治療をやめてしまうと、また再発します。
※鼻の穴の内側にこの菌はたくさんいて、そこから病気が始まることが多いのです。
鼻の内側に小さな傷を見つけたら要注意ですね

家庭で気をつけること

1.お風呂 : シャワーで石けんを使って体のよごれを洗い流し、その後軟膏を塗って下さい。
2. 手を洗う : 皮膚や爪の中にたくさん菌がいますので、爪を短く切って、手や爪を石けんでよく洗いましょう。
3.プール : とびひがかわいてかたまるまでは入らないようにしましょう。
4.保育園、幼稚園 : ひどい場合は休まなければならないこともありますが、軽い場合はカットバン等でおおってゆけばよいでしょう。
こんな時はもう一度診察を

1. 熱が出たとき
2.小さな別の発疹のようなものが出てきたとき。
3. 2日以上たっても水ぶくれが増えるとき
4. 顔や体が赤くはれてきたとき

長男が3歳の時にひどいとびひになりました。私が切迫流産で入院中の事です。退院してきたら、とびひになってました。
全身に広がって、病院でびっくりされました。
薬を塗って包帯をぐるぐる巻きにして、内服薬も飲んでました。
私といえば、まだ安静にしてなければいけなかったのですが、炎天下のなか5日間毎日皮膚科に連れて行きました。
思い出しても苦い思い出です。
主人曰く「ただの虫さされだから、そのうち治ると思った」ですって(-゛-メ) ヒクヒク。
とびひはあっという間にひろがります。
放ったらかしでは治りません。
注意しましようね。
design* yuippie


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