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2018.08.10
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カテゴリ: 音楽





その関係で、クラシックのコンサートでよくドビュッシーの曲が演奏されている。

先日のN響アワーでもドビュッシーを特集していた。
曲目は、「ピアノと管弦楽のための幻想曲」、「牧神の午後への前奏曲」、交響詩「海」、弦楽四重奏曲。
番組冒頭でN響のコンサートマスター篠崎史紀ことMAROさんがいいことを言っていた。
「ドビュッシーの時代は、写真や録音技術が発明され、これまでの絵画や音楽のよりどころが根底から覆された。そんな中ドビュッシーは、既存の長・短音階ではない新しい旋法や、自由な和声法による曲作りをした。ひとつひとつの楽器が楽譜の音を奏でると、それが見事なアンサンブルとなり1つの曲になっていく。」・・・確かそんなことを話していた。なるほどな。印象派の絵画のように、部分を見ると点描にしか見えないが、それを一歩下がって全体を見通すと、見る者の胸を打つ風景画に変わる。それを音楽の世界で実践したわけだ。だから彼は「印象派音楽」と呼ばれるようになったんだな。

「牧神の午後への前奏曲」と交響詩「海」は知っていたので、さほどの感慨はなかったが、 「ピアノと管弦楽のための幻想曲」と 弦楽四重奏曲は、それぞれ面白かった。

のピアニストは、ジャン・エフラム・バウゼ。カジュアルな黒い上着で登場。風貌からしてクラシック奏者というよりジャズマン。ドビュッシー20代の頃の曲だ。後の「牧神の・・・」や交響詩「海」に比べると、古典的な色彩が残っている感じがするが、第3楽章のジョージ・ガーシュインと東洋音階を足して2で割ったようなメロディーが印象的。ドビュッシーならではの色彩感覚にあふれるの曲の萌芽を感じさせた。

弦楽四重奏曲も初めて耳にする曲だった。不協和音、ピチカート奏法、各楽器のソロ・・・など演出が多彩な曲だ。聴いていて飽きない魅力がある。しかもとても力強い曲だ。たったの4人で奏でているとは思えないようなパワフルさを感じる。
演奏していたアキロン・クァルテットがまた魅力的だった。(上掲写真)2016年に開催されたボルドー国際弦楽四重奏コンクールで優勝した女性4人組だ。外見のかっこよさとミスマッチ感のある力強い演奏が印象的だった。学生時代からの仲良し4人組だけあって息がピッタリ合っている。いい演奏を聴かせてもらった。

最近は、たまにブルックナーやマーラー、ショスタコーヴィチの交響曲を聴くぐらいでドビュッシーなんてとんと聴いていなかったが、聴いてみると、ジャズや現代音楽を聴いているような味わいがあった。たまにはドビュッシーもいいな。アキロン・クァルテットもナマで聴いてみたいな。

最後に一句。  「  蝉時雨  ドビュッシーの不協和音  」







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最終更新日  2018.08.10 09:27:50
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