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2018.12.27
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カテゴリ: 音楽





会場のNHKホールに通じるケヤキ通りは、イルミネーションを見に集まった群衆で大混雑。その人波をかき分けて入場。26日なのにロビーにはクリスマス・ツリーが残っていた。そして上掲写真のN響PRパネルも。オランダのコンセルトヘボウ・ホールだ。去年のN響ヨーロッパ公演の際に撮影したもの。風格があるなあ。NHKホールとは雲泥の差だ。

今年タクトを振るのはポーランド出身のマレク・ヤノフスキ。全く知らない指揮者だ。
去年はゆったりテンポのクリストフ・エッシェンバッハ。おととしはブロムシュテットで、その前の年はパーヴォ・ヤルヴィ。どちらもアップ・テンポだが抑揚、起伏のあるメリハリのある第9だった。

さて今年のしめくくりのベートーヴェンは如何に?
初体験のマレク・ヤノフスキがゆっくりとステージに登場。そして静かに棒を振り下ろす。しかしその静かなアクションとは裏腹に超高速テンポ!これまでに聴いたことのない速さだ。そのテンポにN響がしっかりと食らいついていく。 さすがN響!あっぱれ! 演奏会というより、格闘技戦を観戦しているような気分だ。

その超高速テンポは第1楽章だけにとどまらず、第2楽章も、そして、当日配られたパンフレットのヤノフスキへのインタビューにあったこの曲の最も重要な第3楽章(緩徐楽章)も、そして合唱の入る最終楽章までぶれることなく一貫していた。

私の時計では、演奏時間は63分だった。これまで聴いてきたどれよりも短い第9だった。やや素っ気なさも感じたが、こんな演奏もあるんだと思わせる新鮮さがあった。4人の歌手もよかったし、合唱の東京オペラシンガーズが圧倒的な声量で素晴らしかった。


最終楽章途中でビオラ奏者の1人が途中で楽器を持って席を立ち袖に消え戻って来ないというハプニングがあったのだ。 団員が途中でいなくなるコンサートは初めてだった。 何があったのだろう?楽器の故障?体調不良?これだけ大人数の休憩なしの生演奏なのだからこうしたアクシデントもあって当然ではあるよね。ソロ歌手やコンサートマスターではなかったのが不幸中の幸いだったと言えるかも。

そんなこんなで今年の第9演奏会は終了。
でも聴き納めではないのだ。大晦日に上野の東京文化会館小ホールでベートーベンの弦楽四重奏曲9曲の連続演奏会に行くのだ!ヤノフスキもパンフの中で、「ベートーベンは交響曲以外に目を向けると、晩年の弦楽四重奏曲に重要な価値がある。」と言ってたぞ。う~む、楽しみだ。

最後に一句。  「  年の暮れ  超高速の  第九かな  」





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最終更新日  2018.12.27 12:21:14
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