相方の今に至るまでの大元の発症は、
小腸の潰瘍。
『クローン病』というモノから始まっている。
※クローン病とは・・・
炎症性腸疾患で、主に場所は腸ですが口から肛門までの消化管の全てに炎症が発生する可能性があります。今のところ原因不明の厄介な病気です。10代後半から20代前半の若者にかかりやすいようです。先進国に多くみられ、日本も最近、増加しています。食生活の欧米化が増加の一因になっているようです。具体的な症状は下痢、腹痛、肛門部病変、下血、狭窄、穿孔、膿瘍、発熱。
彼が、24歳の時の事。
まだ、あたしは、彼のことを、全く知らないとき。
ここに来ることを決める前に、彼の口から、
そのときの壮絶な事聞かされ、
なぜか胸が苦しくなり、あたし自身が号泣した。
その壮絶な事とは・・・、
下血が始まる。
が、その後、仕事の忙しさから、その状態を放置。
ある日突然の、腹部の激痛。
トイレに駆け込んだら、いつもより激しい下血をもよおす。
貧血状態に陥り、座った状態から、
立ち上がることが出来ず、
人に助けて貰い、このままではいけないと思い、医者へ行く。
近くの町医者では、対処出来ないと言うことで、
総合病院へそのまま転院。
その場でも、立っていることが出来ず、
車椅子に乗り、簡単な検査をする。
夜間だったこと、状態も状態だったこともあり、
その日は、そのまま入院。
一晩開け、本格的な検査開始。
極度の貧血状態、腸からの出血反応が認められて、
点滴、輸血など繰り返す。
その後、安定してきたと思っていたところに、
急激な血圧低下、意識レベルが下がる。
そのまま、夜間に緊急手術をし、一命を取り留める。
(沢山の人の血液を必要としたので、
彼の会社の人が駆けつけてくれたそうです。)
小腸から出血していて、
処置出来ないくらいの潰瘍が出来ていて、
小腸の3分の2切除する。
(※今でもホルマリン漬けで大学病院に保存してあるらしい)
そのまま数ヶ月入院する。