堅子の部屋。

堅子の部屋。

不妊症2



治療から遠ざかって、早、2年以上立つ?かなぁ?
忘れてるくらいの時間が経っちゃったのかな?とも思う。


治療の痛みは忘れてる。
忘れられないのは、8年半前、 出血とともに去っていた命。
その命のかけらを掻き出したときのあの痛み・・・
あの痛みは忘れられない・・・。


心の痛みは、消し去ってる。
消えた命を永遠に思うこと、それは、次の命が授からないから。
と、そんな教えを受けたことがあるから。
でも、ふっと、思うことはある。


「あのとき、あの命がこの世に下りてきていたら、7歳かぁ。」と・・・。

きっと、生活、変わっていただろうなぁ・・・とも。
でも、思っていても仕方ない。
変わってないんだから。




治療を、再開しようかなって、 少し前に思ったことがある。

そのきっかけは、
相方の透析中の血圧低下で、
意識不明になったのを聞いたとき。


「相方のことを血の繋がった子に話してあげたい」と。

ただ、この想い、相方には、伝えぬまま、
あたしの心の中にしまい込んでる。
口にしてしまうと、
実行に移さないと行けなくなるかもって、不安に駆られるから。




不妊治療はいろんな方法がある。
あたしが行ったのは、
「タイミング療法」 「AIH(人工授精):5回」この2個。
薬も飲んだし、注射もしてた。もちろん内診も。


AIHの5回目が上手く行かなかったときに、
Dr.から、IVF(体外受精)を、進められた。
その時、気持ちの中で、
「100%ならするんだけどなぁ」と。
100%の治療があるならば、
不妊症と呼ばれている人は、こぞってそこへすがるだろう・・・と。

人には、色々な想いがある。


あたしは、IVFは、とどまろうって、思った。
自分の身体の負担、相方への治療の痛みの愚痴を言うことで、
相方の心の負担を考えたときに、
「出来ないな。」と。


そして、今に至る。


ジムに行き出して、体調は良くなってる。
が、ここのところさぼりがちなので、
また、順調じゃないので、
ちゃんと、身体を整えないとな。。。と、
感じてる日々です。


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