ココ の ブログ

飾り棚の上のココ(1)

飾り棚の上のココ(1)

 飾り棚の上は室温が高いからなのか、それとも悪ふざけして見降ろすのが好きなのか、ココはこのところ退屈すると飾り棚にピョンと身軽に乗って暫く書斎を見渡している。天井すれすれで、飾り棚の上は埃が溜まっているからココの体毛モップで拭き掃除をしているようなものだ。その割には身体が汚れていないのは極たまに濡れ雑巾で拭き掃除をしているからだが、それでも毎週でもないから多少の埃は舞い落ちているだろう。週に一度の室内掃除で必ず埃に混じっているのはココの体毛である。綿くずのような塊が掃除機のフィルター下から出て来る。そう言えば以前、楽天ネットで変な業者の掃除機を買って失敗したことがあった。

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飾り棚の上のココ(1)

 失敗したと分かって急きょ、大型家電店でメーカー品を改めて買ったから今度は大丈夫なのだが、変な業者からは強硬なボクの抗議に腰砕けになったのか「これで許して下さい」とばかりに同じ製品の新品を二つも送って来たのだったが、矢張り性能が悪く、一つは梱包を開かずにココの部屋に置いたままにしている。もう一つの性能の悪いのは息子がブツブツ言いながら自室で騙し騙し使っているようだが、彼も掃除嫌いなだけに掃除機があっても無くても同じような部屋のままである。猫跨(ねこまた)でもないが、息子の部屋は、ココも外から帰って来た時にベランダから跨いで通り過ぎるだけで好んでは入らない。不味い餌と同じく猫跨の部屋とボクは称している。

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飾り棚の上のココ(2)

 飾り棚に様々なものを飾っているが、帆船(イギリス製)は以前にココが下に落として帆柱が折れてロープが切れてしまったので水糸をロープに見立てて張り直した。だからその部分だけ白っぽい。七福神(台湾製)は柘植の一刀彫だから落として割られても困るので接着剤で飾り棚に固定した。今ではそれが滑り止め落下防止柵になって帆船は落ちなくなった。その横のシェル(インドネシア製)のスタンドは今では点灯させないから飾りとして置いてあるだけである。点灯すれば南国バリの雰囲気が出る。もう一つのスタンド(エジプト製?)はラクダの皮でできていて点灯すると多彩なモザイク柄が綺麗に浮かび上がり、中東の雰囲気を出してくれる。書斎に異国情緒の雰囲気を漂わせている訳である。

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飾り棚の上のココ(3)

 その横の銅製のアンフォラ(両取っ手のついた壺花瓶・何処製か不明)は以前、妻の友人から新築祝いに貰ったものだ。一寸ばかり趣味が違うので捨てるに捨てられず一度も花を生けずに置いたままである。異国情緒としてはこれも多少は役立っていると想って飾っている。そこへココが並ぶのだから外国の物ばかりだ。ココはアメリカ製である。ペルシャ猫種とバーマン種とを掛け合わせた新種で、種が出来て40年ほどになる。日本での人気投票では6番目にランキングされているそうだ。新種だから未だ知らない人が多いのだろう。隣家のアメショウ(アメリカン・ショートヘア)は3番目だそうだから早くから日本にやって来たようだ。(つづく)

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