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変わった形の建物(7)
変わった形の建物(7)
材料によって建築の規模や構造が決まって来るのは構造力学的な理由からだ。だから、より強度で高品質な資材が求められる。H型鋼が開発されるまではラチスやトラスを取り入れた柱や梁が使われていたし、橋梁ではプレート・ガーダーという工法で鋼板を利用していた。プレート・ガーダーは今でも用いられているが、新しい接続方法はリベットから工場溶接とハイテンション・ボルト(高張力鋼ボルト)に代わって工事がスピード・アップした。今では実施されなくなったリベット工事は観ていて面白いものだった。小学生の頃、校舎が木造からSRC造に代わって建て替えられている時に、リベット工事を観たことがあった。勿論、専門的な事は分からないから工事内容の名前も何をやっているのかも分からないまま眺めていただけだったが、兎に角面白くて毎日眺めていた。
橋梁のリベット。今も全国に、このようなリベットが多く観られる。
リベットは現場の窯で真っ赤に熱せられたものを長いハサミで挟んで、ゴルフのスイングのようにして投げられる。受け手は、梁や柱にまたがってメガフォンを逆さにしたようなジョウゴでそれを受ける。受け手よりも投げ手の方が難しいと言う事を知ったのは大人になってからだ。下手に投げてしまうと火の玉のようなリベットが他の処に落ちて危ないし、可燃物でもあれば火事になる。当然ながら身体に当たれば大怪我もする。数十メートルも投げられたリベットが弧を描いて受け手のジョウゴに入ると、受け手はそれを取り出し、梁と柱の接合部のプレートにはめ込んでコンプレッサー・ドリルでダダダ・・・と大きな音を立てて打ち込む。だから昔の工事現場はうるさかった。
上野駅からの眺望。奇抜であれば観てもらえるという発想だろうか。
リベット(鉄)は熱い内に打ち込まれるから当然ながら変形し、ナットに代わる突起が反対側にも出来、しっかりとプレートに食い込む。そういう作業を繰り返し繰り返し行われ、鉄骨が組みあがって行くのだ。そんな小学生の頃の印象があったので、建築家を目指し建築界に入って、初めて工事現場で同じものを観たいと想ったものの駄目だった。時が移り、ハイテンション・ボルトになっていたのだ。監督に訊くと「それは昔の工法だ。古い事をよく知っているな」と言われた。古いついでに言うなら、その建設現場で松杭工事をやっていた。電柱のような松杭を基礎の支持層まで打ち込んで地盤の支持力を上げる作業だが、場所によっては二本継ぎにして打ち込んでいた。ところが、松杭工事は当時、末期の頃になっていて、それに代わるコンクリート杭に変わりつつあったのだ。
日本の悪風景の一つに選出されたマンション。頭でっかちが嫌われたらしい。
たまたま昨年の小学校の建て替え工事現場で松杭が地中に残っていて、昔、初めて工事現場に出た頃の松杭工事を懐かしく想い出した。ちなみにその建て替え現場では松杭は腐らずに残っていた。常水面下では松は腐らないのだ。しかし、引き抜くのに苦労した。だから今もそのまま松杭が残っている建物は多い筈だ。新耐震基準になって耐震補強で済ませられる建物と建て替えせざるを得ない建物とに分かれるので松杭が残る可能性はあと10年ぐらいは続くだろう。生徒数が減って統廃合になれば、もっと早くなる。ボクの通った小学校も中学校も100年以上続いた学校だったが時代の流れで生徒数が激減し、統廃合され、新しく建て替わってしまった。だから街の様相は大きく変わり故郷のイメージが変わってしまった。
ドイツのねじれたマンション。ひねりのスタイルは最近の流行りのようだ。
つまり「変わった形の建物」よりも街の景観そのものが変わってしまい、熱心に保存運動でもしない限り、風景は時代と共に変わって行くと想わねばならない。更には小さな家々は地上げされ、大きくまとまったマンションやオフィスビルに変わって行き、その殆どは平凡な形をした建物ばかりになる。尤も、奇抜な建物は郊外か広大な広場に建てられ、一般的には都市部では経済効率から敷地の有効利用が優先され箱状態のものが多くなる。だから海外の都市に観るような箱型の建物が整然と並ぶ街並みになって、人々は壁やウインドウばかりを観るだけになってしまう。それが街の風景だと割り切れば、変わった形の建物は街から離れた場所か郊外にあるものになってしまいそうだ。
世界遺産の一つ、イタリーの街アルベロベッロの住宅(屋根瓦に石を載せたメルヘンチックな家々)。
街の表情は様々な形の建物があってこそ個性があって良いという意見もあれば、いや、壁やウインドウのレイアウトやディスプレイで街の表情を出すべきという意見もある。建物が高層化すればするほど後者の傾向は強くなって行くだろう。しかし、古い街並みは出来るだけ保存したいと想うのが大方の人々の気持ちだ。世界遺産に登録されるような街はそれが文化であり土地の人々のアイデンティティーでもあるからだ。どうせなら人々が美しいと想ったりロマンチックな気持ちになれる街並みが望ましいのだが、経済効率も無視できないから、ほどほどの処で手を打って観光客が再び訪れたくなる街並みになれば理想だ。そして、其処に上手く溶け込む事が出来るなら「変わった形の建物」でも許されるのではないだろうか。
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