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陰陽五行(3)

陰陽五行(3)

 さて、いよいよ自分の選んだカードの性質を知りたい人も居るだろうから順に説明しておこう。但し、単純にそれが的中すると想うのは早計である。何故なら、人間は総ての五行の要素を持っているものだから一番強い元素が表面に出易いだけで、時として逆の性質も出る場合もあると言う事を認識しておかなければカードに振り回される事になる。弱い筈の性格が現れるというのは星廻りに依ると言う事である。つまり五行星は毎年順番通りに巡って来るから自分に都合の良い星廻りもあればその逆もあるからである。今年は庚寅(かのえとら)の歳だから陽金(プラス)の寅が作用する歳廻りである。つまり金のカードを引いた人については良い意味にも悪い意味にも自分の運勢が強く成る時である。

1.五行(水)1.五行(水)
1.五行の水のカード。

 亦、金から生まれる水の星の人にとっても、バックアップされる歳となる訳である。逆に金を生む土の星の人にとってはエネルギーを浪費させられる歳と言う事になる。火の星の人も金を溶かすエネルギーを取られる歳になり、木の星の人は金に傷付けられる(加工される)歳とする。勿論、それぞれの星の強弱で逆の見方も出来る訳で、例えば、金の星の強い人は強過ぎる歳になるから自我を抑えるようにしないと人が離れて行く事になる。強い水の星の人にもそれは言える。木の強い星の人の場合は金の歳は自分を加工(教育)してくれる良い歳と見る事が出来、逆に木の弱い星の人の場合は痛めつけられる歳とするから病気に注意する。

2.五行(木)2.五行(木)
2.五行の木のカード。

 火の強い星の人の場合、無駄なエネルギーを漏してくれるので良いと見るが火の弱い人の場合はエネルギーを吸い取られる歳となる。土の星の強い人の場合は今年は余分なエネルギーを漏してくれて良いが、弱い人は自分が弱められるから注意して養生する事である。つまり、五行の次の位置は前の五行から生まれ、自分は自分のひとつ前の五行から生まれ出たという約束事がある。しかし、ひとつ飛ばすとその五行を傷つける(それを剋するという)から、全部の五行は平等に成助され剋される関係にある。バランスの良い星の配列になっている人が世の中のリーダーになり悪い配列の人はうだつが上がらない人生となる。

3.五行(火)3.五行(火)
3.五行の火のカード。

 しかし、何もかも平均的に揃って居る人よりもキラリと光る星を持っている人の方が出世し偉人と呼ばれる人が多い。それはどの五行についても言える事で、木火土金水のどれでも同じである。個々に説明して行けば、先ず水(黒)は知性の星と見る。水は何処にでも浸透して行くから探究心が強いとするのだろう。それに命の元だから総てにかかわり合いを持つ。陽の水は壬とし流れる大河のような水を言い、水の陰は癸とし沼のような溜まった水を言う。木は生命が芽を出し成長する様を言い、陽の木は甲で真っ直ぐ伸びる大木を指す。木の陰は乙とし曲がりくねった木とする。火は燃え盛る陽火を丙とし、それに反し、ジワジワと炭火がいこるようなのを陰の火、丁とする。

4.五行(土 )4.五行(土)
4.五行の土のカード。

 土は陽を戊とし土手やダムのような大きな水の支えになるものを指し、陰の土は己とし器などの土を指す。金は今年の干支にあるように庚を陽とし、辛を陰金とする。かつて中国で辛亥革命というのがあった。干支は60年に一度巡って来る。それぞれの星は、五行の元素の陽と陰で見極めれば大体の性も分かって来る。陰は女性に、陽は男性に向くとされたのは昔の時代だから仕方が無い。女性で陽星の人は大体が男勝りである。男性で陰星の人は一般に大人しいが陰険である。だから悪いという事にはならない。何故なら理知的と見る事も出来るからである。自分の星を生む星を印星と言い、それが多くある人は母の縁が強く頭の良い人が多いが、我がままである。長短持ち合わせるものである。

5.五行(金 )5.五行(金)
5.五行の金のカード。

 自分の星を比肩もしくは劫財と呼び、陽星から陽星を、若しくは陰星から陰星を見た場合を比肩、陽星から陰星を、若しくは陰星から陽星を見た場合を劫財と呼ぶ。比肩は自分自身を指し、劫財は兄弟と見る。次の星を食神もしくは傷官と呼ぶ。食糧や人づきあいの星である。その次の星は財星で女性や妻や財産を指す。その次の星を官星とし男や仕事を指す。そして五番目の星を印星とし自分を生み出す母と見て一周するのである。それら星の配列は各個人が必ず生まれ日から見た年月日時の干支の分の七つ分を持っているから「おぎゃあ」と言って生まれ出た瞬間から七つの星(人や環境や物)に影響される事となる。人間は一人では生きて行けないからである。(つづく)

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