ココ の ブログ

活性化とは?(7)

活性化とは?(7)

 車の事故は是まで数多く観て来た。勿論、偶然に出くわしたものばかりで事故直後で未だ救急車が来ていない状態だった。中には車が天地逆になっていて中の人が出られずにもがいているのもあった。こちらは反対車線だから唯観て通り過ぎるだけだった。もし、爆発炎上していたら死んでいただろうし、こちらも何等かの影響を受けたに違いない。最近では、先週のことだが、近道の一つである古い旧国道で矢張りスポーツ・タイプの車が側溝に飛び込んで前部が大破していた。村の見物人がそれを取り囲んで話をしていたからレッカー車を呼んだものの未だ来ない時だったのだろう。狭い道だから対向車とぶつかりそうになって溝に突っ込んだのだろう。勿体無い事をしたものだと素通りしながら横目で観ていた。

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 そして、今日の帰途、これは大阪と奈良の県境にある郊外の並木道の交差点で、柵を破って歩道に乗り上げている乗用車があった。警官が事故車を見ているところだったから、矢張り事故直後で野次馬も沢山居た。前の車が事故車を観ながら進むので渋滞になっていた。ボクは事故車を観るのは好きではないから早く通り過ぎたかったのに、ノロノロと進むのでもう少しの処でクラクションを鳴らすところだった。クラクションは下手に鳴らすと前がヤクザの場合、因縁をつけられるので殆どのドライバーは鳴らさないのが最近の傾向のようだ。それでもボクは何かあると直ぐにクラクションを鳴らすようにしている。無謀運転や下手糞な運転の場合に鳴らす。鳴らされた相手は自分が原因と自覚すれば注意をする。

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 自覚しない相手の場合は困る。そういう場合はヘッド・ライトを上げて点滅させる。するとようやく気が付いて注意運転をする事もある。何をしても駄目な場合は、そんな相手は相手をするだけ無駄だから何処かで追い越して思いっ切り離してしまう。タチの悪い相手だと必死になって追い掛けて来る事もあるが、だからと言ってそれでトラぶった事はない。下手に逃げるのではなく堂々と運転していれば問題は無いのだ。中には前に来て、わざとノロノロ運転をしたり車線妨害をするのも居るが、他の車が居るとそういう馬鹿な事が続かないから諦めて行ってしまう。暇人なぞ相手にしていられない。そう言えば、デパートの立体駐車場の斜路で、後ろから五月蝿くクラクションを鳴らすので何事かと停めて降りた事があった。

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 相手の車まで行くと、相手も降りて来たものの、怒鳴ってやるとそそくさと飛び乗って行ってしまった。気の弱い男で良かった。変な相手だったらと想うと後で気分が悪くなった。車を停めた時に横で妻が止めたが、頭に来ていたから出来たのだった。最近は気が長くなって其処までやらないが、車の中で怒鳴ってしまう。勿論、相手に聴こえないから効果はないのだが、それで少しは気が晴れる。横に居る妻は迷惑な事だろう。先日、運転免許の更新で、講習が始まる前にテキストの中にあるドライバー・テストをして自己採点してみると「運転は上手ですが、追い越されたりすると直ぐに対抗意識が出やすいタイプです」と出た。「成る程、未だ頭に血が上り易い癖が抜けていないな」と反省したばかりだった。

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 直ぐに反応すると言う事は、良く言えば活性化し易いタイプという解釈も出来るが、時と場合に依るから一概に良いとは限らない。しかし、鈍いよりも良いだろう。よく言う事だが、勝海舟が「身の程を知らぬ奴ほどタチの悪いものはない。己の無知を気付かず怖いもの知らずは処置のしようが無い」と言っているように、そういう馬鹿は相手にしないに限る。しかし、今の時代、政治家から学者までそういう連中が大手を振って闊歩しているから。そうも言って居られない。困ったものである。矢張り極限の事故(福島原発のメルトダウン)で関係する人間が開き直って、ずるく立ち回る連中ほど大きな顔をする時代なのだ。正直者が馬鹿を観る時代、馬鹿を観ない方法として市民が連携して立ち上がるしかない。

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 ところが、マスコミが加害者側についているから大きく報道もしないし善悪の基準も曖昧にして話をすり替えてしまう。戦前の大本営発表と何等変わらない時代になってしまっている。是は恐ろしい事である。民主主義国家だと言いながら社会主義国家になろうとしている日本は、まだまだ官僚が威張って政治家が官僚に使われているのである。それを言うと、直ぐに中国の事例を報道して、日本は其処まで酷く無いとでも言いたいのか鬼の首を取ったように報道する。そのくせ当の中国の横暴ぶりには黙ってしまうのだ。あの冷凍餃子の問題はどうなったのだろう?中国側に配慮して(何の為の配慮なのだ?)話をうやむやにしてしまっている。今の政治がそうだから皆が真似をしてしまうのである。(つづく)

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