6.出来事-不満なこと



【1月29日・30日の日記より】
夕方、保育園に迎えに行くとTact(2歳7ヶ月)の先生が深刻そうにこう言った。「今日、たっくん、お友達と二人で○○ちゃんのおむつを脱がせてお尻をひっかいたんです...」
そしてTactに言う。「ちゃんとママにもうしませんって言いなさい。」そして、「○○ちゃんのお迎えの時にも【ごめんね】ってちゃんと言えました。」
人が嫌がることを無理矢理するのは絶対に許されないことだ。でも、2歳児がこういうことをするのって、本人の中では遊びだったんじゃないのかなあ。
その場とその子のお迎えと私のお迎えと。3回も同じことで叱られなければいけないのだろうか...
「イヤって言うことをしちゃいけないね。」とその場でTactに言った。それは常日頃、怒鳴りつけてでも私が子供達に躾けようとしている唯一のことなのだ。でもなんだか心の中がもやもやしている。Kentuckyは二人とも細かい傷を負うことが多いけれど、誰にやられたかなんて詮索しないし、ましてやその子の親に謝られたこともないぞ...お迎えに行って、その子に謝られたこともないぞ。
やっぱり女の子のパンツ(オムツだったけど)を脱がしたら重罪なんだろうか...うーん。

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コメントを下さった方々、特にあえて厳しい意見を寄せて下さった方本当にありがとうございます。友達なんだと思いました。「人の嫌がる事」をしても「遊びだったのでは」と書いたのは無神経でした。ごめんなさい。

昨日は長々と連載物を書いてから、追記した為、長さ制限を超えてしまい、削除を重ねたらあの文章になりました。
私が書きたかったのは、
「子供の叱り方」と「保護者連絡の一貫した対応」の2点です。

「悪い事」の中身を保護者に連絡して、家庭でも同じように躾けるべきだと日頃から考え、園にもお願いしています。今回は、本人を前にして「悪い事」を私に報告し、再度子供に謝らせるのが疑問でした。
現場に居合わせず、状況も子供の心の動きもわからずに、叱るのは難しいです。というのも「パンツ(オムツ)を脱がせた」という行為が、Tactの性差から来る好奇心や嫌がらせ、悪ふざけからではないという判断もあるからです。

Tactは乳児(4月1日に0~1歳の子供)クラスにおり、夏の間は毎日、裸でプールに入っています。トイレトレーニング中の子供は、決まった時間に保育室で下着まで脱ぎ、下半身裸でトイレに行きます。自分で排泄意思を伝えられる子も同じです。一方で、「友達」という感覚が身につきつつある子供達、特に女の子は他の子の世話を焼くのが好きです。本人の意思逆らってでも「お手伝い」したがることがよくあります。トイレに行く子のパンツを脱がすなんてことも日常茶飯事です。Tact自身も「自分で」という主張も虚しくお友達に「手伝われて」しまったことが何度もあります。もちろん、「○○ちゃんは自分でするよ。お手伝いしないでね。」とその場で先生が声を指導してくれますが、上の子の時には私自身随分戸惑いました。

こういう事情で小さい女の子の心の傷は「恥かしいことをされた」というのではないかもしれないと思ったのです。でも、小さくても「恥かしい」と思って傷ついたかもしれないので、Tactに「二度としてはいけないよ。そんなことされると○○ちゃんはすごく悲しいんだよ。そんなことして面白がるのはいけないことだよ。」と教えました。

上に書いたように「こんなことをしたので家庭でも注意して下さい」という話は素直に受け取りました。先生にも「ご迷惑をおかけしました。」とお詫びしました。
ただ、やはりその場に居合わせなかった、相手の子の親の前で本人に謝らせるという指導は、どうなのでしょう...

Tactが積み木を投げつけられ、目のすぐ下に3週間も消えない痣ができた時も。Kentが先生の投げ出していた足につまづきドアに激突して唇を切り腫れ上がらせた時も。
噛まれた後がくっきりと残っている手足についても。
病院に一応連れて行って下さい、と言われた怪我は、思い出せるだけで5回はあります。どのケースも、喧嘩の怪我ではなく、たまたまそういうことをしてしまう時期の子が相手でした。
でも一度も相手の子をわざわざ呼んで謝らせたことなどないし、そうして欲しいとも私は思いません。また、相手があっての怪我についても常に「お友達」という抽象名詞を使い、特定の子供を指すことはしません。
(多分、病院に担ぎ込むようなケースでは別なのでしょうが。)
目を離した先生の不注意は確かに感じることはあります。それでも先生がベストを尽くして下さっていることは信頼していますし、ある程度のトラブルは年齢の異なる様々な子供達の発達度の違いから起こることなので、「うちの子になんてことを!」と相手の子供を非難したことはありません。(大きな怪我をした時には先生には相手の子の保護者に話して指導を依頼したかを確認しましたが...)

「悪い事」をした現場と、相手の子の親の前と、私の前と。3回も叱られて謝ったTactには「事の重大さ」はよくわかったことと思います。二度としないでしょう。
でも、相手が子供でも大人でも、一度きちんと謝ったことを後から蒸し返してまた謝らせるというのは私は嫌いです。

そして、トラブルが起きた時に、「【お友達】にやられてしまいました。目が行き届かず申し訳ありません」と言ったり、当事者の親同士を巻き込むような連絡の仕方をしたりといった一貫性のなさに不信感を感じました。

ごめんなさい、なんだかモヤモヤして話がグルグルと回ってしまいました...そしてまた何度も削除...うまく書けません。

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【1月11日の日記より】
Kentuckyは半分保育園の先生方に育ててもらっている子供達だ。特にKentは10ヶ月から2歳11ヶ月でTactの産休に入るまで、朝7時半から夜7時までを保育園で過ごす生活をしていたので、オムツもはずしてもらったし、箸も使えるようにしてもらったしで先生方には本当に感謝している。
中でも毎日先生方が忙しい合間を縫って記入して下さる連絡帳のコメントは、我が子の様子が生き生きと伝わって来る貴重な育児記録だ。そして体調に問題があるときも極め細やかに連絡してくれるし、遊びの時間に怪我をした場合にはどんなに小さいものでもとても恐縮して連絡してくれる。だから私はいつも言ってきた。
「多少の怪我はどこにいてもするものですから、そんなに気にしないで下さい。」


Kentが年中になってから、迎えに行った時に 「どうしたの?」 とつい声をかけるような怪我をしたのは4回目である。Kentは親の欲目があるにしても「優しい子」「手のかからない子」と言われる子で、友達との喧嘩で怪我をすることは乳児の時を除いてまったくない。だいたい、扉に手をはさんだとか、勢い良く走っていてお友達が転んでおもちゃをぶつけてしまったとかが怪我の理由だ。


しばらく前のある日。Kentは、 「これでは食事をするのに痛いだろうなあ」 と思うくらい下唇が切れて腫れていた。


「あのね、○○先生が足出して座ってたの。Kent気がつかなくて走ってたらつまづいて転んでドアにぶつかったの。」
「それは痛かったね。でも先生は大丈夫だったの?」-「うん」
という会話をしている間、夕方の当番の先生が心配気に立っている。
「申し訳ありません。Kentに聞いた通りだと思うのですが担任からは何も引き継いでいなくて...かばんにお手紙が入っているかと思うのですが...」
かばんの中を確認するが先生からのメモなど入っていない。
これですでに4回目。


実は、この保育園、私立の認可保育園である。元々幼稚園であったところを保育園不足で市が頼みこんで保育園になったという設立経緯があって、園児の半分以上が実は専業主婦のいる家庭の子供だ。彼ら「一般児」とKentuckyのような「措置児」は保育時間と保育料が異なり、同じ学年でもクラスが違う。このような事情のせいか、保育参観は平日だし、始業式だの終業式だのは半日になってしまう。(これらはあらかじめ決められた日までに連絡すれば、措置児は預かってもらえるが。)そのほかに給食の出ない日もあるし、創立記念日のほか、市制記念日も休み。
一度、区役所で担当者にこれらについて話したことはあるのだが、設立経緯のせいか歯切れが悪い。
で、昨年一大決心をして保育園の保護者会の会長を務めた。
自分の不満の裏側にある園の事情も知りたいし、イベントの運営を通して、我が子が長い時間を過ごす環境がより楽しくなればいいと願った。そして下心として先生方とのパイプは太くなるから相談もしやすいと思っていた。(が、結局価値観の違う母親集団を仕切るのはとても荷が重く、いつも胃が痛い思いをしていた。)


思い切って私と同じ年の副園長に話してみた。
【Kentが今年度怪我をしているのはもう4回目だが一度も園からの連絡はもらっていません。この程度の怪我は本人の不注意もあるし、多かれ少なかれするものなので、先生が悪いなんてちっとも思っていません。でも、何があったのかを話すのは、本人から親というのが年中児からの園の方針なのでしょうか。】と。
彼は私の話を聞いてとても驚いていた。そんなことは決してなく、 小さな怪我であっても、保育時間中に起きたことは報告するのが筋だ と言ってくれた。


「何日に何があります」というのもいつもKentの口から聞く。我が子の能力を過小評価するつもりはないが、本当に正しく連絡してくれているのか不安は残る。今週の火曜日は昼過ぎからお遊戯会の衣装の説明会だったのだが、これは会議がはずせず欠席した。何が話されたのかも連絡はなかった。(昨日かばんに入ってたけど。)


親は子供の様子を常に気にしている。
長い時間を園でできるだけ楽しく過ごし、友達との関係や先生に叱られることをも通して社会性を身につけて欲しいと願っている。
Kentが乳幼児と呼ばれた時期に担任して下さった先生方は、この親の気持ちをとても良く理解して汲んで下さっていたと思う。今の担任の先生をKentは大好きだし、私も一生懸命指導して下さっているとも思うのだ。
でも、担任の先生の仕事は、子供との関係だけがすべてではないと思うのだ。大人なんだから自分の責任で保護者に連絡すべきことはきっちりして欲しいと切に思う。
...期待しすぎだろうか...




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