051008「新選組!!」撮影見学レポ 其の参


日時 2005年10月8日 16:30~18:00閉館まで 場所 NHK105スタジオ 「06’正月時代劇 新選組!!」撮影見学レポ 其の参

注意:このレポートには ネタバレが含まれて居ります 。ご了承の上ご覧下さい。








もう一度注意:
完全ネタバレです。
前回のレポを読まれた方は、程度の具合をあれで測って頂くと判断しやすいかと思います。
基本的に全てのシーンが重要である事には変わりないのですが、その中でも、物語の上でこのネタバレはとんでもなく大きいというポイント性の高いもの-----

例えば「新選組!」で云えば
トップシークレットだった最終回の最後の近藤勇の台詞とか、龍馬の死に方とか。
または、ちょっと傾向は違うけど、勝せんせや石翠兄さんの前での涙のシーン(見所の大きなシーン)について。

また、今回の「新選組!!」で描かれるであろう、皆様が気にしているあれこれ
コルクの扱いとか、こないだのNHK続編情報番組やらなんやらでちらっと映った勝っちゃんの墓の前で二つに引き裂いていたダンダラの秘密とか、市村や相馬の登場の仕方、近藤勇斬首の知らせを受けたシーン・・・etc.

などは、一切レポとして落としてません。
というか、幸か不幸かそんなシーンの撮影には遭遇して無いんでその編のネタバレの心配は無用です。
しかし、事前に知っても良いシーンとは何なのか、何が駄目なのか、というのは、あくまでもあたしの基準です。
従って、「こういう部分は知りたくなかったのに知ってしまった」という過ちを未然に防ぐ為には以下レポ全体を読まないほうが良いと思います。
どうか、この点をご承知下さいますよう重ねてお願い申し上げます。


さて、NHK105ですけども。
先週訪問時に今後の予定を聞いた際、平日唯一の見学可能日である金曜日は仕事だし、8日土曜日は日中から夜間まで予定がびっしりだったので、もう撮影見学は出来ないにゃーと思って居たのですが、日中の用事が16時には終了してしまったので、18時まで1時間くらいなら観れるぞえ、と、駆け足で渋谷へ出かけていきました。
だから、1時間と少しの撮影しか見学していません。
16時30分頃到着時点で、いやぁーーーーーーーーーーーほんま、ものごっつ、人居ましたですよ。105前。
片岡愛之助さんご贔屓の歌舞伎ファンの方もいらっしゃいましたし、土日の見学可能日は今のところこれで最終日となるのだし、で、皆必死です。

あたしはスタジオを見下ろせる隙間も見付からないし、モニターからも遠かったし、ってゆーか、既に見学通路も小錦だったら横になってじゃないと通れなかろうくらいしか残ってない状態だったので、全く足も止めずに105を通過して4Fに急ぎ、全て音声付モニターでの見学と致しました。

では、以下レポです。
台詞云々は正確なものではありません。えーと・・・前回のレポ前説をお読み下さい。毎度の通りです。





●S31 C22:トシちゃん35歳退く事を知らない男:大鳥・土方

恐らく五稜郭の中。
軍議に使っているらしい部屋。洋室に蝋燭の明かりが灯る。中央にテーブルがあり、その上に函館湾のジオラマがある。
前のシーンで大鳥に何を云われたのか、その答えに反論している土方。
椅子に座っている大鳥に詰め寄り徹底抗戦を主張する。
大鳥が呆れたように吐き捨てて立ち上がる。
「攻め続けて攻め続けて、敵にこの戦は何時までも終わらないのではないか、という恐怖を与えてやる。そうすれば勝機はある」という様な事を言い張る土方。
大鳥承諾しない。


トシちゃん35歳。
おちゃめに「ビッケ」とも云わず、ハイテンションな「アンギャー」@アンギラスも叫ばず、そんなばやいではにゃい五稜郭です。(このネタ判る人居るんだろうか・・・・)
先週に比べて更になんつーか・・・痩せて疲れた表情になってました。
御髪が断髪後今までで最高に素敵な感じ。綺麗なシルエットでした。
悲壮感など微塵も感じさせぬ「諦めの悪い顔」で、ドアップ。
でも、どうしてこの人は今こんなに徹底抗戦を主張しているのか、それも、旧幕府軍全ての運命に関わる大事な局面で、というこれまでの「新選組!」でのあれこれや史実を知っているこちらからすれば、そんな強気なトシちゃんが哀しいだけです。
だって、多分、こんな事を云っているという事は、この頃既に戦況は劣勢で・・・。


耕史君。
ずっと真剣なお顔を崩しません。
ええと、こちらも前回の相馬同様初見となった「大鳥圭介:吹越満」も、椅子に座ってじっと感情を創ってます。
満さん。あの大鳥さんの写真どおり、もじゃヒゲに総髪・髷です。
癖の強い感じが満さんの大鳥さんだナー。
インテリ故の机上の秀才というか、現場での詰めの甘さというか、だから、ぶっちゃけ頭めっさ頭良いけどちょっと指揮官としてはお間抜けなトコもあんのよ、的なメジャーイメージ(なのか?一部ではないのか?)はこのシーンでは見られません。

あたしは当初、大鳥さんと云えば今泉君の西村さんが来るかな?と、勝手に想像していたのが全くの予想違いで満さんが来て驚いたんですよ。満さんが相馬だという噂もあったんですが、なんとなくそれの方が判る気がしていたんで・・・・。
でも、小橋相馬といい、吹越大鳥といい、やっぱりセットでそのキャラクターの扮装になり、気持ちを創り、その場に立たれておられるのを見ると、納得してしまいます。流石役者です。
全体を観ていませんが、全然無問題。

元々、ドラマですから。
話の筋もキャラ立ても創り手に委ねて楽しむのが得策ってもんすよ。





●S31 C22B:トシちゃん35歳退く事を全く知らない男:大鳥・土方

S31 C22の同一シーン。
土方側(土方は背中)からの大鳥アップのアングルで、同一シーンの途中から。


さっきのシーンで土方は最初ジオラマの脇に立っていたんですが、話しながらつかつかと座っている大鳥に歩み寄って目の前に来るのです。
その、目の前に来られた大鳥の表情が判るアングルで、詰め寄られたとこから、大鳥立ち上がるさっきの最後のカットと同じ場所まで。

椅子に座りトシを見上げている大鳥さん。
「そんな策があるか。全滅する!」と云うも、「全滅はさせねえ。俺が約束する」とトシちゃんが云い張るので、「もういいっ!」と立ち上がる。





●S31 C23:トシちゃん35歳退く事をこれっぽっちも知らない男:大鳥・土方

S31C22 及び 22B (後に出てくる22A)の続き。
「もういいっ」と立ち上がる大鳥から、その後まで。
聞き分けの悪い土方にイライラしている大鳥は、俺の云う事が聞けないのか!お前は陸軍奉行並で、最早新選組の副長職ではない。ましてや俺はお前の上司の陸軍奉行だ。という主旨の事を云って咎める。
土方は総裁に直談判する、と、大鳥を突き飛ばして部屋を出て行く。
追いかける大鳥。

「土方っ。新選組では近藤勇に隠れて好き勝手やってきたらしいが、今は陸軍奉行並だ!」
「総裁にあわせろ。お前では話にならん。」
「なんだとーっ俺は陸軍奉行だっ」
「どけっ」
「あーれーーーーーー」どんがらがっしゃん。
って感じかな。

リハ中、満さん、どうも駄目駄目過ぎてNG連発。見学者大爆笑。耕史君も笑ってしまう。


#1リハ:「ひーじかーたっ。お前は陸軍奉行並だぞっ」みたいな台詞の時、よりにもよって、目の前の乱暴な陸軍奉行並が「土方」さんという名前だと云う事を忘れてしまう。
「・・・・う、あ、・・あっ。土方・・土方だ。スイマセーン」

#2リハ:「なんだとーっ俺は陸軍 ぶ ぎょー・・・d・だ・・」噛んじゃいそうなのを必死でなんとかしようとする満さんの様子に耕史君笑い出してしまう。それでも耕史君、笑いながらも土方が大鳥をどついて部屋を出て行く芝居を続けると、満さんの大鳥、あーれー、と、コミカルに倒れてしまう。
すくっと立って、「すんません」と椅子に戻る。耕史君、土方へ変異する前に満さんに笑顔。満さん苦笑。

Take 1:「ひーじかーたっ。お前はリクグンブギョytれ;q」
満さんの大鳥さん三度噛む。
どうも陸軍奉行が云いにくいらしい。no good take。

Take 2:「ひーじかーたっ。お前はリクグンブギョウナミだぞ」
満さんの大鳥さん、一歩間違えるとカタコトだ。
でも無事にこれは流して ok take。

その四へ続く(Top menuメニューから)




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