ちょあ★ちょあ★ゴンイル

friends

■詳細■

全2回
日本放送・・TBS/MBC　2002年2月
出演―深田恭子　ウォンビン　矢田亜希子　イ・ドンゴン

■あらすじ■

浅井智子（深田恭子）は、職場の先輩・山岸裕子（矢田亜希子）に誘われて、二泊三日の香港ツアーにやってきた。
しかし、着いて早々、裕子は香港に住んでいる彼氏の元へ。

一人置き去りにされた智子は無防備に町を歩いていてひったくりにあってしまう。
やっと捕まえ警察に突き出した犯人は、人違いの韓国人青年だった。

智子とキムジフン（ウォンビン）の出会いは、そんな『最悪』なものだった・・・

■コメント■

ドラマが好きで
以前はフツーに日本のドラマ
今はどっぷり韓国のドラマ漬けなのですが
こんなに繰り返して観た作品は　他にないです
どんなに気に入っても　観ても２回くらいかな
これは何回観ただろう…
それほど　私のツボに入るものでした

智子とジフンのラブストーリー
せつなくて　甘くて　２夜連続　時間にして４時間
とても丁寧に　二人の心理が描かれています

お互いに　最悪の出会いながら　すぐに惹かれる何かを感じとり
大切なヒトと気付く
すれ違いながらも、ソウルでやっと再会できたシーンはとても素敵でした
「逢えてよかったね」って　心から思いました

軍隊にまだ行っていないジフンが　やっとの思いで日本に行き
約束どおり智子と会えるとおもいきや　坂巻（←あえて呼び捨て（笑））が余計なこと言って
会わずにそっと韓国へ帰るところは　どんなに悲しく苦しいだろうとせつなくなりました

そのままジフンは２年間軍隊に入り、智子も前向きに彼との別れを納得するのですが
その明るい笑顔がまた悲しみを思わせる…

２年が経ち、ジフンは兵役を終え　智子は旅行会社に再就職して韓国でバスガイドをします
街中で再会できたのは　運命ですよね
このまま幸せが続けば…と願っていても、今度は　日韓の親子関係の違いが二人に立ちふさがります
閉鎖的な安東（アンドン）の保守的な父親
映画監督をめざす一人息子のジフンが夢を追うことは難しい
その上、息子の彼女が日本人
「やめないなら縁を切る」と言われて悩んでいるのに
「夢をあきらめるなんておかしいよ！」と智子に言われて　イライラするジフンの気持ちもわかります
だけど「なんでソウルに来たんだ！！」という言葉を智子に投げつけるのは酷すぎる
自分がいなければ　もう少しジフンもがんばれるかもしれないと
帰国を決意する智子
それを知ったジフンが空港へ走ります
一足遅く　飛行機は発ってしまうのですが
そのときのウォンビンの表情は役者としての力をみせてくれます
なんともいえない　悲しみと後悔とくやしさとせつなさと…
このカオをみて　すごい役者だなぁ…とホントに思いました

ラストはすこーし安易かもと思いましたが（笑）
別れて１年後、ジフンは夢をつかみとり　お父さんにも認めてもらい
日本へと智子を迎えに行くわけです
とてもロマンチックな終わり方でした

このドラマで韓国の日常を知りました
学生の頃　多少の歴史的な日韓の関係を学びましたが
それは教科書用の内容であり
実際の　韓国のヒト達が　どんな生活をし、どんな考えを持ち
どんな環境の中にいるのか　そんなのは全然知るわけもなく
私的には　かなりのショックがありました

兵役義務があり　２年もの長い間、家族や友達や愛するヒトと離れて厳しい世界にいなくてはならないこと
兵役を終えなければ一人前とは言えず、外国へ行くのでさえもとても難しいこと
親子の結びつきが　日本の何倍も強いということ

兵役に関しては　私はすばらしいことだと思います
実際やっている韓国の男のヒトは　なかなか積極的にはなれない義務だとは思いますが
そこから得るものは　かなりあるんでしょうね
帰ってきたヒトは　顔つきが違うように思えます
ここのとこ　あいついで韓国の俳優さんたちが兵役についていて
さびしい感がありますが
ひとつでも多くのことを学んで帰ってきてほしいです

ジャンル別一覧