旅行2日目

4月30日(金) 旅行2日目

AM9:00 ホテル発。タシケント市内観光。
ホテルウズベキスタン(外観のみ)
ティムール広場
ブロードウェイ(サイールゴフ通り)
ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場
アブドゥールハシム・メドレセ
PM11:00 市内レストランで昼食(バイキング)
PM12:30 タシケント発
PM18:00 サマルカンドのホテル着
 ウズベキスタン初日です。
 さすがメリディアン。ホテルの朝食(バイキング)は、バラエティに富んでいておいしかったです。
 何よりも気に入ったのが、ヨーグルト! 濃くって、懐かしい、ヨーグルト本来の味がするというか。
 そのヨーグルトに、手作りジャム(これが沢山の種類有るんです)を入れて食べると、本当に幸せ気分。
 フルーツポンチのようなものが有ったので、それも食べてみたのですが、そしたら生フルーツのカットだったんです。
 乾いた土地は果物がおいしいって、本当ですね。
 チーズもナチュラルな味で、私の好みでした。

 朝食後、少しだけバスに乗り、まずはウズベキスタンホテルの前で下車。ロシア時代、ウズベキスタンで一番のホテルだったそうです。



 写真からも判るとおり、とにかく大きくて、威圧感ありました。
 ここからは徒歩観光。すぐ前のティムール広場へ。
 途中、パンを売っている屋台があったりして、生活が垣間見える。



 緑の多い綺麗な公園で、真ん中には現在のウズベキスタンの象徴、ティムール像が建っていました。



 ロシア時代には、レーニンだかスターリンの像が建っていたということです。

 ここで写真を撮っていると、遠巻きにする女子大生? の一段が、こちらを見て、なにやらひそひそ話しています。
 「まだ外国人が珍しいんだろうか」と思っていると、彼女たち、突然私の友人に近づいてきて、ゼスチャーで「いっしょに写真を撮りましょう!」と誘ってきたのです。
 びっくりしながらも、私も混じり、彼女たちのカメラでパチリ。その後、添乗員さんにお願いして、私たちのカメラでもパチリ。
 この後何度もこういう事があるのですが、どうやらウズベキスタンの人たちは、外国人と写真を撮ることが好きらしいのです。
 外国人と写真を撮りたいのか、ただ通りすがりの人と写真を撮りたいのか、はっきりとしないのですが、とにかく何度と無く、現地の人たちと写真を撮りました。そのほとんどが、現地の人から誘われてのものだったのだからすごいですよねぇ。
 私たちにとっても、とてもいい思い出になる出来事でした。ウズベクの皆さん、ありがとう!

 唐突な国際交流写真撮影会が終わると、ツアーはティムール広場からブロードウェイ(サイールゴフ通り)へ。



 夜は学生でごったがえす、「タシケントの渋谷」(ガイドさん談)という事ですが、朝早かったせいか、とても閑散としていました。
 途中、こんな看板が有ったりして。



 インターネットカフェの看板です。ネットも携帯電話も、首都では普及しているみたいですね。

 ブロードウェイから道を外れると、本屋が建ち並ぶ一角がありました。



 こちらの本屋は露天営業で、新本、古本どちらも売っているそうです。
 日本語の本も置いてありましたよ(笑)
 そして何故か、本を置いてある段ボールに日本語がマジックで書かれていたりして。
 日本から送られた古本の入っていた箱を、そのまま使い回しているんでしょうかね?

 本屋街を抜けると、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場です。

ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場


 1947年に完成した劇場。


 この建物は、第二次大戦で抑留された旧日本兵2000人も強制労働で建造工事に参加した建物。
街のほとんどの建物が倒壊した地震の際にも、この建物だけは倒れなかったということで、ウズベキスタンの人たちは日本人の仕事を高く評価しているとのことでした。
また、ガイドさんの話によると、工事に参加した旧日本兵に、ウズベク人は冬の服や食料を与えたりもしていたということです。


↑日本語で捕虜が工事に参加したことが書かれた石碑が、
壁に埋められていました



 説明を聞き、写真を撮っていると、横の通りにパトカーが。
 なんだかかわいらしいミニパトなので、思わず写真撮ってしまいました。



 でも、パトカーとか警察官とか、写真撮って良かったのかしら?
 (ウズベキスタンは、撮影不可の場所がいくつか有ります)
 ま、怒られなかったから、良しとしよう(笑)

 ここからまたバスに乗り、アブドゥールハシム・メドレセへ。

アブドゥールハシム・メドレセ


 19世紀の神学校。
 ロシア時代は倉庫に使われていたが、現在は修復され、中庭を囲むフジュラ(学生用の小部屋)は、民芸品の工房になっている。


↑中庭          ↑裏から見たところ


↑こんな入り口の中は部屋になっていて、それぞれ民芸品を作って売っています。
コーランを乗せる台とか、細密画を描いた小箱とか。
土産店で買うより、ここで買う方が品質がいいし安いので、絶対お勧めです!


 工房を何部屋か見学し、細かい細工に目を奪われたものの、なんとなく購入意欲がわかず、買い物は控えました。(初日だったし)
 他にもそう思った方が多かったようで、ここで買い物をしていた方は少なかったのですが、それが後にちょっとした問題を生むことになります。

 ところでこの「アブドゥールハシム・メドレセ」はナヴォイ公園の敷地内に有るのですが、その公園の中の池(プール?)で、中学生くらいの子供達が泳いでいました。
 それくらい暑かったって事です。日差しがむちゃむちゃキツイし。
 もう、本当に泳いでいる子供達が羨ましかったです。

 午前中の駆け足の見学を終えると、市内で昼食。バイキングでした。
 タシケントは朝鮮系の人も多いので、ウズベク料理と朝鮮料理、あとちょこっと西洋風な料理のバイキング。
 お茶が出たんだけど、なんていうか・・・粉末の紅茶と同じ味といえば判るでしょうか? とにかく甘かったです。
 が、暑い土地故、その甘さが心地よく感じるから不思議。
 昼食を終えると、サマルカンドへ出発です。

 ウズベキスタンでは、街から出る時、入る時に検問所があり、それを通る毎にバスが停まります。
 あとはずーっと田園風景をひた走る。
 驚いたことに、「中央アジアは乾いた土地」というイメージを覆し、街と街の間は、ずっと畑か牧草地が拡がっていました。
 車窓を見ていると、放牧している人が多く、子供達はバスに向かって手を振ってきました。
 街があり、検問を出ると畑や牧草地、そしてまた街の繰り返しです。
 のどかでいい風景でした。



 このバスの車中で、ガイドのバフさんは、ウズベキスタンの歴史について、とうとうと語り始めました。
 ネアンデルタール人から始まって、チンギスハンによる支配、ティムール帝国時代、ロシア時代・・・これだけよどみなく話せるというのは、素晴らしいことです。
 そのほかにも、ウズベクの識字率や教育制度等々、話はとどまるところを知りません。
 日本でこれだけ、自国のことを自信を持って話せる人がどれだけいるでしょう。(少なくとも、私は無理)
 自分の国に誇りを持っていて、本当に愛しているんだなと、すごく伝わってきました。

 この日はあとは、サマルカンドまで走っただけなので、観光はなかったのですが、特筆すべき事としてウズベキスタンのトイレについて、少し書いておこうと思います。
 そもそも旅行の案内が来た時、「野外でのトイレの可能性も有ります」と書かれていたので、ある程度覚悟していたのですが、私的には「中国よりずっといい」でした。
 まず、ちゃんと個室になっています。しかもかなり広い。
 そのだだっ広い個室に、縦長の穴が空いています。ボットンです。
 いちおう足を乗せるために石が敷いてありますが、濡れたら滑るだろうな。
 でも乾燥しているから、それほど悪臭もなく、虫もあまりわいておらず、許容範囲内です。
 紙は持参で。そして素晴らしいのは、どこのトイレでも、大抵手洗い場が外に有りました。
 中国トイレを経験していれば、ウズベクトイレはぜんぜんオッケーです。

 夕方にはサマルカンドに到着。
 思った以上にゆとりのある行程でした。
 明日は「青のサマルカンド」。どんな青が見られるのでしょうか。


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