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2005年10月03日

30日の夜、急変してそのまま逝ってしまいました。　

この１週間、輸血しても３日と持たなくて、食べ物も食べず、
輸血と点滴で延命しながら検査している状態でした。

赤血球がどんどん減っていく（壊されていく）たんぱく質もなくなっていく。
血液検査も超音波もレントゲンでも、確信するほどの原因は見つからず、
２９日の朝、ＣＴを撮る事にしました。
その前に再度、輸血をしているので、キックもなんとかもちこたえている。
私と旦那で動かないようにキックをおさえて撮りました。（と言っても動く元気もあまりなかったです。）
久しぶりにキックを抱っこ出来てうれしかった…。すごく重かったな。
キックは体の力は全くなかったけど、顔を近づけたら、ペロッと私の鼻を１回なめてくれました。

ＣＴの結果から、
「脾臓（ひぞう）」を取る手術をするか、
このまま家に連れて帰るか。
どちらにするか、と言う事でした。

すごく悩みました。このまま帰るって事は、輸血も点滴も出来ないからもって２，３日、でも家に帰してあげられる。
手術は、麻酔・手術に耐えられるか。たんぱく質が足りないから術後にキズがふさがるかどうか。感染病も。
ただ、もたもたしていられない、今輸血したばかりだから、手術するなら、再輸血して元気なうちに・・・との事。

車にもどり悩んで悩んで、悩んで手術する事に決めました。

病院にもどり、手術の準備が始まっていました。待合室から奥の状況がガラス越しにだいだい見て取れました。
担当医に呼ばれて、肝臓も悪いらしい。２人で中に入ると

院長が手術しながら、「これが脾臓で、これが肝臓、ほんとはもっとピンク色っぽいんですよ。ただ肝臓全体の色が変っちゃっている。肝臓は取れないので、脾臓だけ取っておきます。」

キックは麻酔にも手術にも耐えてくれました。
次の日に旦那が面会に行った時まで、頑張ってくれました。

旦那が面会に行った後、しばらくして急変したんだそうです。

キックは家に帰りたかったと思います、私達のわがままで手術させてしまって、
これがどうしても後悔、かわいそうで、悲しくて、どうにも出来ません。
キックに何度、謝っても悲しみが消えません。

病院にもなんの不満もありません。
最優先で全てにおいてやっていただけたと思っています。

でも、病院に行かないで家でゆっくりと最期を迎えさせてあげた方がキックは幸せだっただろうに。
そうさせてあげられなかった後悔が消えません。
どうにも悲しみから抜け出せずにいます。

でも、もし手術をしなかったら、脾臓を取れば、血液も正常になって元気になっていたかも。っていう後悔に悩んでいたでしょうね…。

楽しかった思い出を楽しく思い出せるにはもう少し時間がかかりそうですが、
どうにかこうにか乗り越えなくては。

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最終更新日 2005年10月03日 13時43分14秒
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■コメント

がんばってください。

コーギーパパさん

信頼なる菜摘さん夫妻が決めたことだからキックくんだってがんばれたし、恨んでなんかいないと思いますよ。
がんばってください。 (2005年10月03日 15時57分49秒)