若者言葉と方言・2


方言ではないんですが、低い若者の言葉には変ななまりがあります。共通するのは、全ての言葉の(当然間延びした)語尾が「え」に収束する事です。例えば・・・

「ましぇましぇ~?」
我々の言う、「もしもし」です。特にチャンネエが携帯に向かってよく叫んでいます。

「まじぇ~?」
書くと「まじ?」ですが、彼らはこう言ってます。

「超ウケるぇ~」
まず、「超ウケる」とは、大して面白くないけど間が持たないので笑っておくよ、という意味です。上述のように、「い」の母音は「え」に収束し易いのですが、「う」まで「え」に収束させるのが彼らの特徴です。

「しぇ~んじぇらんな~ぇ」
お前こそ信じられない、と思います。

「ざけんなや~ぇ」
書くと「ふざけんなよ~」ですが、この方が格好良いと思っているのか、単に言い易いだけかは不明です。どっちでも良いですが。


大体、口の締まりが悪いのでしょうね。ダラッと口元が開きっ放しで舌も垂れ気味なので「え」の音が一番発し易いのです。服装同様、何かダラッとしている事が心地良いというか、キチッとしている事が照れくさいのか、心理としてはそんな所だと思います。多感な彼らの世代の行動様式が、大人には理解できないのはいつの時代も同じですが、他の人間に実害を加えなければ、まあ何をやっても良いです。

平成15年3月31日

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